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女の子に気持ち良くいじめられるM男向け官能小説公開中。

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目次と説明

M男向け以外の小説などは別ブログにて掲載中です。
『幼馴染とエロ愉しく過ごす日々』もこちらにて。 → もんすぅん


更新 2018-04-30 恋人は巨根のふたなり#後編2
お待たせしました。
これにて完結です。

たくさんの拍手・コメントありがとうございました。
>坊主さん
あまりダークな話は書いていないですね。
ファンタジー(淫魔)要素が含まれていますが、『二人まとめて飼ってあげる』に傾向が似ているのはブログに掲載している『淫靡な試練』でしょうか。
個人的な主観でありますので、なんとも言えないところではありますが。
今後に関しては、確かな予定などは何もないのですが、M男向けというジャンルの中でも、幅を広げていけたら、と思っていますので、主人公への愛情ゆえに虐める類の話以外(玩具・奴隷扱いの徹底など)も書いていこうかなと。


更新 2018-03-30 恋人は巨根のふたなり#後編1
お待たせしました。
これで完結ですと言いたかったのですが、三分割のつもりが更に長くなってしまったので四分割にしました。

たくさんの拍手・コメントありがとうございました。


更新 2018-02-20 恋人は巨根のふたなり#中編
前編/後編のつもりで書き始めたのですが、長くなってきたので三分割することにしました。
中編は兜合わせ、乳首責め、尻叩きなどの内容です。

拍手・コメントありがとうございました。


*コメントについては、ブログの更新をお返事に代えさせていただいています。

目次

■淫魔とか出てくる短編小説
淫魔に全身を舐め回されて(キス 乳首舐め フェラチオ)
前編 / 後編
淫魔でナースな幼馴染(媚薬、ナース、アナル責め)
前編 / 中編 / 後編
覗きのお仕置き、魔性の水泳部(覗き、アナル、去勢・半女体化、3人称)
前編 / 後編

■淫魔とか出て来ない短編小説
邂逅、それから(スパンキング、前立腺責め)
前編 / 中編 / 後編
恋人は巨根のふたなり(ふたなり、男が犯される側)
前編 / 中編 / 後編1 / 後編2

■催眠術とか掛けられる短編小説
後輩マネージャーの催眠術(年下の女の子、包茎化、寸止め)
前編 / 中編 / 後編
お姉さんに催眠術を掛けられて雌化(逆アナル 前立腺 メス化)
前編 / 中編 / 後編

■モンスター娘を題材にした小説
淫靡な試練(スライム娘に寄生される淫魔ハンター)
10(完結)
触手娘に突然襲われる(逆アナル 男が触手に口を犯される)
前編 / 後編
スライム娘にアナルを犯される(逆アナル 前立腺 手・オナホコキ)
前編 / 後編
スライム娘飼育記録(M要素薄め、1人称)
10前10後1112前12後最終前最終後

■長編小説
包茎再教育『マゾの刻印』(包茎男子が女子だけのクラスに編入させられ、虐められる小説)
101112131415
16171819202122/※22以降分岐しています。
 ▼松丸知奈ルート
 101112131415
 161718192021222324252627
 282930313233
 ▼戸倉真里ルート
 
 ▼高津芽衣ルート
 
 ▼宮久保若菜ルート
 
 ▼荒谷悠ルート
 
 ▼貝塚文子ルート
 1011
 ▼メス化ルート
 B1B2
 ★おまけ
 EX1EX2EX3
 EX5 A
 EX5 B
 炬燵、包茎、美少女
 包茎ゆえの恋路

SM的スポーツジム(スポーツウェアの女の子に責められる話です)
10111213(エロ無し注意)/完結

闇とシコシコr(同名の旧作を改稿したものです)
10111213141516/完
闇とシコシコ#読みきりパンツコキ(顔面騎乗 パンツコキ)

■一記事読みきり短編小説
全裸ウェイターの若者(CFNM 寝取られ M男の目線ではなく第三者目線)
スライム娘にプールで犯される(スライム 前立腺 微ホラー?)
自分より背の高い年下の子(背の高い女の子 逆ナン 膝で股間をぐりぐり)
制服に化けたミミック娘に犯される(物体に擬態した美女 本番描写あり)

 長くなって来たので分割しています。
 上記以外は『目次その2』にて。

★DL販売始めました
販売小説一覧(試し読みできます)
その1その2その3その4その5その6その7その8
ジャンル別
 学園物、学生ヒロイン
 淫魔、モンスター娘
 ファンタジー
 ふたなり
 その他

★ブラウザ視聴に関して

販売先サイト
同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite.com

★販売中の作品の番外編など
嗜虐の魔法少女シリーズ番外編
射精解禁日  前編後編

●DL販売に関するブログ
 新作情報の自動投稿の他、時々雑記。FC2ブログが閲覧出来ない時などのアナウンスもこちらにて行う予定です。

★その他、雑記や、変わったテーマの小説や、それ以外の文章など

2015/06(休止です)
2015/05(プライベートとか、どうでも良いことばかり)
2015/04(振り返って、色々と)
2015/03(反省とお知らせ)
2015/02(管理人の雑記など)
一年が経過しました(管理人の雑記)

淫語・言葉責めコレクション(女の子の台詞だけで構成された話)




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連載・掲載している小説のその後に関して(2017/04/29)

基本的に完結までをブログで掲載しますが、その後に修正・加筆などを加えた内容の文章を有料販売する事があります。
その場合もブログへの掲載は取り下げませんし、ブログを読んでいて急に課金が発生するような事はありません。

ストーリーを大きく変える様な修正・加筆などは行いませんが、新規のエッチシーンなどを加える可能性はあります。

ブログ運営に関しては、ほとんどこれまで通りのままですが「一部分が有料化する事もありますよ」と言う注意書きです。
前述の通り、ブログで始めた物語は、きちんと終幕までを掲載する予定なので「前半無料・後半有料」などと言った事はしませんので、その点はご安心ください。


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当ブログに掲載している小説の一部は「小説家になろう」「Pixiv」「novelist.jp」「暁」にも掲載しています。

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目次 その2

目次 その2です。

■淫魔に搾り取られる小説
包茎にされたい
前編 / 後編
淫魔の呪い(逆アナル多め 複数人から性的にいじめられる)
前編 / 後編
ギャル風淫魔にいじめられる包茎(包茎 童貞 ギャル レズ)
前編 / 中編 / 後編
水泳部のお仕置き(『覗きのお仕置き、魔性の水泳部』の前身です)
前編 / 中編 / 後編
怒りのペロペロ(唾液、媚薬、男がお仕置きされる系 3人称)
前編 / 後編
包茎男子と淫魔(包茎、良い匂いの女の子、エロ成分少なめ)
前編 / 後編
淫魔様の家畜(調教済みM男、包茎、射精管理)
前編 / 中編 / 後編

■一記事読みきり短編小説
脈絡もなく淫魔に襲われる話(逆アナル 前立腺 半女体化)
露出狂に遭遇した淫魔(おっさん 女体化 淫魔)

■ふたなり×M男をテーマにした小説
ふたなりM性感(フェラ アナルセックス 敬語)
前編 / 後編
ふたなりの後輩に犯される男(兜合わせ フェラ アナルセックス)
前編 / 中編 / 後編

■美少女ヒーローをテーマにした小説
プリティハンター!(女の子3人、調教、実験作)
前編 / 後編

■ジャンル未定
お菓子にされる生殖器(怒りのペロペロのリメイク 淫魔設定なし 乳首、玉舐め、フェラ 男根、精液をお菓子扱いなど)
前編 / 後編

闇とシコシコ(純愛コメディ、女の子に自慰を見せたり、一緒にしたり系)
※改稿版があるので、基本的にはそちらをどうぞ。
10【エロ無し注意】111213最終話

■体験談風M男小説
足コキいじめ、他(短編集)
全裸で散歩させられた

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恋人は巨根のふたなり#後編2

 下腹部に広がっていた甘い痺れを伴う律動が全身に広がっていく。
 体温が急激に上がっているようにも、下がっているようにも感じられる。
 身体の末端から徐々に感覚が鈍くなっていく。もちろん、股間だけは敏感なままだ。史織が肛門へ捻じ込んでいる舌の動きを鮮明に感じ取ることが出来た。
 彼女の柔らかくも弾力のある、軟体動物のような舌によって犯される内に、真也の肛門は単なる排泄器官ではなく、性感帯として覚醒していた。
 そこを執拗に責め立てられ続け、彼はいよいよ果ててしまう。
 全身が大きく、壊れてしまったかのように脈を打つ。
 彼の肉体に起こる変化を受けて、史織にも彼が絶頂を迎えようとしているのが分かった。
 声こそ出せぬ状況であったが、真也のアヌスが肉棒を挿入するに相応しい女穴に近付いていることを悦んでいるのは明らかだった。彼女は、倒錯的な官能の熱に浮かされ潤んだ瞳を細めて、好色めいていながらも、可憐さの残る淫靡な表情を浮かべていた。
 狂乱とも呼べるほどに興奮している史織の腰が、激しく上下に揺り動かされる。当然、股間から伸びる剛直が真也の口腔を強く穿つ。
 真也は亀頭が喉に触れる感覚で嘔吐いた。そこには苦痛が確かに認められるも、快感もしっかりと存在していた。
 前後から迫り来る強大な快楽によって押し潰されるようにして、真也は絶頂へと至った。
 
 頭が真っ白になり、全身がガクガクと震えて止まない。しかし、彼を散々に弄んでいた快感は急に鳴りを潜めていた。快楽はオーガズムへと収束する直前で爆発的に膨れ上がった後、別の姿へと変わっていった。
 快楽とは呼べないそれは、何かしらの名がある感覚ではなく、衝撃としかえ名状し得ないものであり、まさしく真也は絶頂へと至っているのだった。
 頭が真っ白になっている中で、とにかく“イかされてしまった”という事実だけを彼は認識していた。そこには快・不快も存在していないようだった。
 絶頂状態が延々と続く訳はなく、ややして快楽が戻ってくる。
 
 真也が果てへと至り、戻って来るまでの間も、史織は彼の肉体を責め続けていた。
 もちろん、彼が絶頂したことに気付いない訳ではない。分かった上での行為だ。
 好奇心と嗜虐心が史織を衝き動かしていた。
 対する真也にとっては、堪ったものではなかった。絶頂を経た肉体は酷く敏感になっている上、息が切れて苦しく仕方なかった。なんとか呼吸を行おうとするも、口と肉棒との僅かな隙間から、唾液と我慢汁の混じったものを吐き出すばかりになってしまっていた。
 痛ましいまでに性感に翻弄される彼の姿は、史織にとって扇情的に感じられてならなかった。
 彼女は勢い良く、彼の尻から顔を離した。
 汗と唾液の雫が、ピッと小気味良く散った。
 濡れそぼった唇から火照った吐息を一つ大きく上げた後、史織は言った。

「真也くんが可愛すぎて……私……あっ……イッちゃう……! 精液出ちゃう……!」

 先の彼と同じく、全身を小刻みに痙攣させる。
 腰から熱い物が込み上げ、陰嚢のすぐ下に位置する女陰がきゅうっと収縮するのを認めて、史織は嬌声を上げた。
 彼女の甲高い淫らな喘ぎ声が部屋に響き渡る。
 まるで耳まで犯されていくようだ――真也がそんなことを頭の片隅で考えたのと前後して、彼の口腔を塞いでいる亀頭が大きく膨らんだ。
 史織が射精へと至るのが近いことを悟り、真也は余裕が無いながらに身構えた。彼女の男性器は大きいばかりではないと、心身に刻まれていたからだ。
 
 凄まじい量の精液が、勢い良く喉に叩き付けられるであろうことを覚悟する。そこに一般的な快感は見出し難いが、口腔を生殖器代わりに犯された挙句に精を放たれることを思うと、倒錯的な悦びが湧き上がってくるのだった。
 ところが、射精が起こるよりも先に、史織が腰をベッドに沈みこませるようにして大きく引いた。
 ぬるり、と真也の口から巨根が抜き取られた。
 真也が何故? と疑問を抱いた直後、彼の鼻先で唾液と我慢汁でぬらぬらと濡れ光る肉棒が脈を打った。
 ペニスの脈動を認めてすぐに、真也は目を強く瞑った。
 史織が今日一番に淫らで激しい嬌声を上げる中で、快楽の証は放たれた。
 熱を持った精液が勢い良く真也の顔面を打った。
 彼女の濃厚な種子汁は、糊のようにべとついていた。ねっとりと頬を滴るそれは、酷い青臭さを放っていた。
 ふたなり少女の射精は一度では終わらない。二度、三度、四度……と続き、その度に一般的な男性器から一度に放たれる量の二倍近くある精液が、真也の顔に打ち付けられた。
 徐々に放たれる白濁液の量が少なくなっていった。依然としてペニスはびくびくと脈打ちながら精液の放出を続けているが、彼の顔まで届かなくなっていた。
 顔中を精液まみれにされた真也は目を瞑ったままで、声を上げた。

「うう、う……。史織……?」
 
「今、綺麗にしてあげるから、少し待っていて」

 言葉の合間に熱っぽい息を吐きながら、史織はそう答えた。
 言われた通りにじっとしていると、身体に触られる感覚があった。
 その手は、どうやら真也の身体を仰向けにさせたいらしい。彼女が意図した通りの体勢を取る。
 柔らかな物がむにゅっ、と、胸板に押し付けられた。
 吐息の音が間近に聞こえた。
 閉じた視界の暗闇に、淫蕩な顔付きで湯気の立つような吐息を漏らす史織を思い描く。ペニスがビクンッと脈を打った。
 その感覚に、真也はしばし忘れていた己の性別を思い出した。それから、先の絶頂に於いて、射精がなかったことにも気付く。
 その事実に驚き、自身の身に何が起こったのかを思考するが、すぐに史織の声によって遮られた。

「ふふっ、ザーメンまみれの真也くんも可愛いね……。綺麗にしちゃうのもったいないかも……」

 真也の羞恥を煽るための台詞ではなく、本音が漏れ出たといった風に聞こえる声音だった。
 彼女の淫らな感性から放たれた言葉は、またも真也の性の自己認知を揺るがした。
 精液で汚れた姿を可愛いと称される。その事に不快感を抱くどころか、悦びを覚えてしまっていた。
 頭がくらりと揺れるような倒錯感の中、頬を指先で撫でられた感覚を認める。それから、顔を寄せられたのを感じ取った。

「じっとしていてね」

 そう告げた後の、史織の行動は真也には想像も出来ないものだった。
 顔面に舌を這わされた。
 思わず「えっ」と声を上げたが、史織が動きを止める気配はない。
 自身のペニスから放出された白濁液を舐め取るように、彼女は舌を這わせ続ける。
 その感覚がくすぐったく、真也は小さく身を震わせる。
 次第に、顔を舐められる感覚が心地良くなってくる。下腹部でペニスがむくむくと膨らんでいった。
 粗方の精液を舐め取り終えた史織は、真也の男根を見やって微笑した。
 手を伸ばして、それを優しく握って言う。

「せっかくだから……こっちも気持ち良くしてあげるね」

「し、史織……?」

「ふふ。もう目を開けても大丈夫だよ」

 彼女の言葉を受けて、瞼を上げる。
 ぼやけた視界に映る史織の顔は、すぐ間近にあった。
 大した時間は経っていないが、随分と久しぶりに見たような錯覚に、真也は陥っていた。
 端整な彼女の顔は赤らみ汗ばんでいた。彼はしばし、女性でありながら男性器を有する恋人に見蕩れていた。
 不意に彼女が瞳を閉じた。そのまま唇を奪われる。
 たっぷりと吐き出した精液を舐め取った後の口腔には、青臭さが残っていた。少し気になったが、キスを止める程ではなかった。
 互いに突き伸ばした舌を絡ませ合い、貪るように口付けを続ける。
 ややして、二人の唇が離れ、真也の口から嬌声が上がった。
 史織の手が彼のペニスをゆっくりと扱いていた。

「真也くんのおちんちん……とっても硬くなってるね。気持ち良い?」

「あうっ、う、ううう……」

 呻くばかりの真也に対して、史織は顔をしかめた。とは言っても、本気で機嫌を損ねた様子はなく、すぐに悪戯っぽい笑みを浮かべた。
 手の動きを止める。男根を握ったまま、人差し指の腹を亀頭の先に宛がった。そのまま尿道口を擦るようにして刺激する。

「うくっ……!」

 真也の口からこれまでとは異なる種の喘ぎ声が上がった。
 尿道口への刺激も、快感には違いなかったが、あまりに鋭く、耐え難かった。腰をガクガクと震わせながら、真也は情けなく震えた声で言う。

「しっ、史織っ、こ、これ……駄目……」

「駄目……? どうして?」

「うっ、うう、す……少しキツイ……。何だか、お、おしっこがしたくなるような……感じで……」

 真也がそう言うと、史織はくすっと笑みを漏らした。
 ペニスを握り直して緩やかな手付きで扱きながら問う。

「それじゃあ、こっちの方が気持ち良いの?」

 彼女の柔らかな手の平で、亀頭のくびれを優しく撫で擦られるのは、堪らなく気持ち良かった。甘い痺れがジンジンと生じ、全身に官能的な悦びが広がっていくようだった。
 真也は快楽を認めて、史織に向かって頷いてみせた。
 彼の反応に対して、史織は唇を尖らせた。

「気持ち良いなら、ちゃんと言葉でそう言って。じゃないと、止めちゃうよ?」

「うっ、ううう……。き……気持ち良い……」

「どこをどうされるのが?」

「ち、ちんちんを……史織に手で扱かれるのが……。あっ、あぁ……気持ち良い……!」

 情けない台詞を口にした真也の目をじっと見つめて、史織は色好きめいた舌なめずりをした。
 それから、笑みを浮かべて言った。

「良かった、真也くんもちゃんと男の子なんだね。おちんちん弄られて、気持ち良さそうな顔になってるよ?」

 真也が顔を赤く染めて、目を背ける中で、史織が「でも」と口にする。

「男の子なのに……私に責められて女の子みたいに喘いじゃう真也くんが見たいの……。ふふっ」

 愉しげな声音で告げられた倒錯的な願望に、真也はくらりとさせられるような興奮を認めた。
 史織は彼に一つキスをしてから、その唇を今度は胸元に向かわせた。
 
「お尻だけじゃなくて、おっぱいの気持ち良さも……教えてあげるね」

 そう言うなり、彼女は大きく口を開いて、舌を伸ばした。
 舌先が乳首に触れる。小さな突起の上を、湿った感触がぬるりと通り抜けていく。
 真也はくすぐったさを感じて身を捩り、小さく喘ぎ声を漏らした。
 
「真也くんの喘ぎ声って、本当に可愛いね……」

 そんなことを言いながら、史織は更に乳首を何度も舐め上げた。
 同時にペニスをゆっくりと扱いてやっている。
 乳首への刺激のみならば、快感であるとは言い難いものであったが、生殖器といっぺんに責められている内に、真也はその刺激を気持ち良いと感じ始めていた。
 乳首をぷっくりと勃起させながら、恍惚として吐息を漏らす。
 彼の反応に劣情を煽られたのか、史織が男根を扱く手の動きを早める。
 鈴口からたらたらと滴る我慢汁が、ぬちゃぬちゃと音を立て始めた。
 史織が舌を引っ込め、上目遣いに真也を見やって訊ねる。

「気持ち良い?」

 真也はハアハアと息を切らしながら、震える声で「もう出ちゃいそう」と答えた。

「じゃあ、もっと激しくしてあげるから、いっぱい出してねっ」

 可愛らしい口調でそう告げると、史織は彼の乳首に口を付け、強く吸い上げた。ちゅうううっ、と音が鳴るほどであり、ちっぽけな突起など呆気なく取れてしまうのではないかと思えてならなかった。
 その強烈な刺激に、真也の腰がビクンッと跳ね上がった。

「あっ、ああああぁっ、しっ、史織っ、あ、ああんっ、ああ!」

 悲鳴のような喘ぎ声を上げる彼の身体がガクガクと震える。
 腰も跳ね上がり続けている。
 史織は乳飲み子のようにちゅうちゅうと緩急を付けながら、彼の胸に吸い付いている。彼女の手の中で、ペニスが最大限にまで膨らんでいった。

「だっ、駄目っ、で、出ちゃう、出ちゃうぅ……!」

 真也がそう叫び、腰を思いっ切り突き上げた。
 快感が彼の許容量を越える。一瞬の硬直を経て、精を噴き上げる。
 ぶびゅっ、びゅるるるっ!
 乳首、ペニス、どちらへの刺激が引き金となっての絶頂だったかは、真也本人にも分からなかった。とにかく何も考えていられなくなるような気持ち良さの奔流に飲み込まれた挙句に吹き飛ばされたような感覚だった。
 射精の勢いも、どれだけの快感があったのかを物語っていた。
 白濁液は頬まで到達していた。
 頬に痛みを感じさせるぐらいの勢いがあった。
 真也にとってはこれまで味わったことのない激しい射精だった。
 もっとも、史織のそれと比べてしまえば随分とあっさりしていると言わざるを得ないが。
 絶頂の余韻に浸り、とろんとした顔付きを浮かべている真也に対し、史織の瞳には肉欲がありありと滲んでいた。

「真也くんの可愛い射精を見せられたら……私ももう一回出したくなっちゃった」

 そう呟いて、彼女は真也の身体に馬乗りになった。
 陰嚢の下に位置する花弁は、すっかり蕩けて開いていた。そこから滴る淫らな蜜が、真也の腹部を濡らした。
 身体に触れた女性器の感触に、真也は生唾を呑んで、彼女の姿を見上げた。
 柔らかそうな胸の膨らみ、その先端では、彼のそれと同じく、ぷくりと勃起した乳首が自己主張しているようだった。
 半ば無意識に、真也は乳房目掛けて腕を伸ばしたが、史織に手首を捕まれてしまう。
 
「良いの。真也くんはイッたばかりでしょ? 何もしなくて良いから……私がおちんちんシコシコするところ、見てて」

 淫らな笑みを浮かべた史織にそう言われると、黙って従うほかになかった。
 彼女が、その華奢な手では握り切れないほどに太いペニスを扱き始める。
「はあっ」と火照った息を吐いたのと同時に、鈴口からとろりと透明な粘液が滴った。

「あっ……あぁ……。気持ち良い……。真也くんに見られながらおちんちん擦るの……興奮しちゃう……」

 史織がうっとりとした声音で、卑しい心情を吐露する。
 真也は彼女の顔と手元を食い入るような目付きで交互に見やり、痴態の鑑賞に耽っている。
 ペニスを扱く手付きが段々と早くなる。

「はあっ、あっ、ああ、あ、気持ち良い……!」

 快楽を声に出しながら、彼女は腰を前後に揺らし始めた。
 真也の腹部をぬるりとした感触が往復する。
 一つの肉体に同時に存在するはずのない、男女双方の生殖器が揃って発情の様相を呈している。その事実に堪らなく興奮する真也だが、彼には手淫に耽る史織の姿を見ていることしか出来ない。

「しっ、史織……!」

 堪らずに声を上げるも、彼女は悪戯な笑みを浮かべるばかりだ。
 白く小さな手によって扱き上げられる男根からは絶えず我慢汁が溢れ出し、ニチャニチャと淫靡な音を響かせている。
 絶頂へ至る程では無いものの、一際大きな快楽の波が来たのだろう、史織は甲高い声を上げて、勢い良く背を反らせた。
 柔らかな胸がぷるんっ、と揺れ、そこに滲んでいた汗が散った。
 汗の雫を受けて、真也は史織の顔を見上げた。
 うっとりとした目元。
 半開きになった血色の良い唇。その端から滴り落ちる唾液。
 彼女が快楽を貪ることに没入しているのが、はっきりと見て取れた。
 その乱れぶりに興奮すると共に、真也の胸にはある欲求が湧いた。
 彼女が味わう快楽の一端となりたい――。
 それは、男性的でもなければ女性的な性欲でもない、もっと別の、極限まで卑下した結果の発想とでもいうべき、自虐的、あるいは被虐的な肉欲だった。すなわち、彼女に性欲処理の道具として扱われたい、といった類の欲望だ。
 胸に湧いた欲望を自覚すると、それはますます強くなっていったが、真也はそれを言葉にして伝えることが出来ない。思考能力が鈍っていることも理由だが、そもそも具体的にどんな行為によって欲が満たされるのか分からなかった。
 それゆえに真也は、ハアハアと荒い息を吐く合間に、史織の名を口にすることしか出来なかった。
 物欲しそうな表情を浮かべる彼の視線の先では、史織が、本来女体にあるはずのないペニスを心底気持ち良さそうに扱き続けている。

「ふふっ。さっきからどうしたの……?」

 そう問い掛ける史織の声音は、如何なる返答があるかを知った上で問うているような、意地悪にも悪戯っぽくも聞こえるものだった。
 真也は何度か彼女の名を口にした後、やっとの思いで言葉を絞り出した。

「史織っ、史織……。お、俺のこと……道具みたいに使って欲しい……」

 そうは言ったものの、彼の中に具体的な行為が浮かんでいる訳ではなかった。立場が逆なら、困ってしまうかも知れない、と真也は思った。
 史織の表情を確かめる。彼女の顔に困惑の色は浮かんでいなかった。それどころか、愉しげに微笑んでさえいた。
 
「道具って……何をする為の?」

 すでに答えを分かっているような口ぶりだ。
 真也の胸がドキリと大きく鳴った。
 彼には想像も出来ないような淫らな行為が史織の頭には浮かんでいるのであろうことを考えると、引け目を感じると同時に酷く興奮させられた。
 生殖器の大きさだけではなく、性欲そのもの、加えて性的好奇心に於いても劣っている。逆を言えば、それだけ史織が淫らであるということだ。
 真也は期待にドキドキとしながら言う。

「史織が……気持ち良くなるための道具に……」

 彼がそこまで言うと、史織はくすっと笑って、「いいよ、使ってあげる」と言った。
 それから彼女は腰を浮かせ、ペニスを真也の鼻先へと向けた。
 上から押さえ付けるようにして、ペニスの裏側を彼の顔面へとあてがった。
 史織の肉棒は熱を帯び、少し蒸れたような匂いを放っていた。

「真也くんの顔におちんちんをスリスリしたら……ふふっ、気持ち良いだろうな、って思ってたの……」

 淫らに言いながら、彼女は腰を前後に揺らし始めた。
 大量の我慢汁で濡れている男根は、滑らかな動きで真也の顔面を這った。
 彼は慌てて目を閉じつつ、一体いつから史織はそんな目で自分を見ていたのだろうか、と気になった。
 もちろん、声に出して問うことはなかった。
 史織が気持ち良さそうな声を上げ始めると、そんな余裕はなくなった。
 今、自分は彼女が快楽を得る為の道具になっている。その実感に、頭が真っ白になっていた。

「ふふっ……あっ……ああぁっ……。やっぱり気持ち良い……!」

 史織の口から上がる嬌声と言葉に、真也はいっそう興奮させられる。
 腰の奥がカッと熱くなるのを認めつつも、彼はじっと横たわり、されるがままになっているしかなかった。
 ぬるぬるとした先走り汁が顔面を濡らしていく。
 荒い呼吸を繰り返す口元にも、当然それは及んでおり、舌には塩気が感じられた。

「あっ、あんっ……。大事な彼氏の顔におちんちん擦り付けて気持ち良くなっちゃうなんて……駄目だよね……?」

 その問い掛けに対して「その通りだ」とは答えられるはずがなかった。
 世の男が駄目だと言ったとしても、真也は今の状況に激しく興奮しているのだ。
 彼は自身の心情に従い、言った。

「そっ、そんなことない……」

 すると、史織はピタと動きを止めた。
 彼女が手を離すと、巨大なペニスはバネでも仕掛けられているかのように勢い良く上を向いた。

「ふうん……」

「史織……?」

「真也くんって……おちんちんが小さいだけじゃなくて、男らしくもないんだね」

 真也が「うっ」と呻いて言葉を詰まらせる。
 道具として扱って欲しいだなどと、受身の最もたるだ。
 男らしくないと言われても仕方がない。
 それを真也自身が理解している為に何も言い返せない。だからといって開き直るほどに堕ちているでもないのだ。

「ふふっ。悔しい?」

 真也は慎重に薄目を開き、眼前の大きな肉棒を見上げ、それから小さく頷いた。
 確かに彼女にひれ伏すことには興奮するが、改めて問われ、答えを考えると、雄として愛したいという感情が消えた訳ではなかった。
 真也は黙ったままで頷いた。
 声高に主張するには、余りに醜態を晒し過ぎていた。

「良かった。ちゃんと男の子の自覚がある真也くんを道具にする方が興奮するもん」

 淫らな声音でそう言った後、史織はペニスを扱き始めた。
 目の前で揺れるペニスに、真也は生唾を飲む。心で何を思おうが、身体はすっかり、史織の白く滑らかな股から生えている男性器の虜となっていた。

「うっとりした目で私のおちんちん見てるけど……本当に悔しいの?」

「う、うう……それは……」

「私が男子だったら絶対嫌だなあ。おちんちん見てうっとりした顔してる、なんて彼女に指摘されるの」

「あああ……うう……」

 真也は言葉に詰まり、呻き声を上げる。
 史織に二つの性器がある為か、真也の胸には相反する欲望が渦巻いている。どちらかを選ぶことなど出来ない。彼氏らしくありたいと願う反面で、ペニスに屈して自分の性別など忘れてしまいとも願っているのだ。

「ふふふ。その困ったような切ないような顔……可愛い……」

 そう言って、史織は彼を見下ろしながら、ペニスを扱く手を早めていく。
 真也は意図せず彼女に可愛いと言われた表情を浮かべたまま、苦悩と興奮の織り成す官能に浸るばかりだ。

「はあっ、あっ……。あんっ……イクッ……! 真也くんのことオナペットにして、射精しちゃう……。ああぁっ、精液出るっ……!」

 はち切れんばかりに膨らみ、激しく脈打つ巨大なペニスに相応しくない可憐な声音で淫らな言葉を紡ぎながら、彼女は果てた。
 ぶびゅっ、びゅるる! びゅる! びゅるるっ!
 噴き上がった大量の精液が、二人の身体に降り注ぐ。
 辺りに漂う白濁液の青臭さに、真也は全身で身震いし、太ももをぎゅっと強く閉じた。軽く絶頂してしまったかのような心地良い疼きが、彼の肉体を覆っていた。



 全ての後始末を終えた後に二人が見せた光景は、時間が遡ったかのようなものだった。
 互いに緊張した面持ちでベッドに腰掛けている。
 史織が俯いたり、真也の横顔を見やったりを散々繰り返してから、「あの」と、掠れた声を上げた。

「……ごめんね」

「え?」

「ちょ、ちょっと……色々……。い、嫌だった、よね?」

「そ……そんなことは……」

 そう答えてから、真也は赤面した。冷静になって振り返ると、そうなるのも無理からぬ行為と言葉のやり取りがあった。
 対する史織も自身の振る舞いを恥じてか、顔を赤くしている。
 長い沈黙を経てから、史織は彼に問い掛けた。

「これからも、私、真也くんの彼女で居ても良いの?」

「ああ。それは、もちろん」

 真也が答えると、史織は恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに笑みを零した。
 そんな仕草を愛らしく思い、真也も顔を綻ばせた。
 しかし、ふと目を下げると、彼女の股間にこんもりとした膨らみが出来ていることに気付き、彼は笑みをぎこちなくさせるのだった。



おわり

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恋人は巨根のふたなり#後編1

 柔らかく、温かい。始めにそうした感想が思い浮かび、次いでこそばゆさを認めて身を捩った。とは言っても、動いたのは腰から下だけであり、尻を振ったようなものだった。
 史織は真也の腰を押さえ付けるようにしながら、キスを続けた。
 啄ばむように唇を動かし、彼のアヌスを刺激する。唾液を塗るまでもなく、すでに体液で濡れているそこはちゅくちゅくと淫らな音を響かせた。

「うくっ……ううっ、ああぁ……」

 真也はこそばゆさに喘いでいたが、次第にその声色が変わっていく。
 明らかな悦びが混じり始めていた。
 事実、彼は肛門で感じる史織の吐息や唇の柔らかさを心地良いと認めていた。
 快感にビクビクと脈を打つペニスに史織が手を伸ばす。

「ああぁっ……!」

「ふふ……真也くんの小さいおちんちん、凄く硬くなってるね」

 侮辱するのではなく、単に事実を告げているような口調ではあったが、男根を小さいと言われたことに、真也は悔しさを感じずにはいられなかった。
 何かを訴えたがっているような声で彼女の名を口にした。
 それを受けて史織は真也の心境を察したのか、こう言った。

「ごめんね。今はこっち、お尻の気持ち良さだけに集中していて」

 真也が分かったとも言わない内に、史織は口を大きく開いて、尻の割れ目を舌先でなぞった。
 これまた気持ち良くもこそばゆく、真也は嬌声を上げると共に背筋を震わせた。
 何度か同じように尻の谷間を舐め上げられる。柔らかく湿ったものが敏感な部分をゆったりと這う。
 真也の中では次第にくすぐったさよりも快感が勝り始めていた。
 それを示すかのように彼は甲高い声で喘ぎ、媚を売るような吐息を漏らした。
 まさに雌の反応と言えた。
 史織は彼のそうした嬌態を受けて、ペニスを硬くそそり立たせていた。
 彼女の興奮は勃起ばかりでなく、口元の動きにも反映されていた。
 肛門とその周囲を濡らす体液をじゅるじゅると音を立てて啜ったかと思えば、今度は窄まりの中心分に硬く尖らせた舌先を立て、こじ開けんとするかのように細かく震わせた。
 どちらの刺激も、真也にとって初めて味わう甘美な快感をもたらしていた。
 
「あんっ、あぁっ、ふああ、ああぁ……!」

 喘ぎ身悶えるばかりの彼は、すっかりアヌスへの口淫に酔い痴れていた。
 史織のそれには遥かに及ばない男根を腹にへばり付かせながら、快感と興奮の証、我慢汁をたらたらと滴らせていた。
 真也の身から溢れ出す体液は我慢汁ばかりではなかった。
 快感の余り半開きになっている口からは唾液が零れ落ち、火照った身体のあちこちが汗でしっとりと濡れていた。
 そうした彼の肉体に起こっている変化を、雌としての発情と見なした史織は、耐え難い興奮に襲われた。彼女は辛抱堪らないといった面持ちで尻に埋めていた顔を上げた。
 不意に快感が止み、急に心細くなった真也は恐々とした声音で史織の名を呼んだ。
 史織が返事をするまでは、やや間があった。
 その間にも不安を募らせていた真也には、彼女の声がいつもの何倍にも魅力的に思えた。その声はこう告げた。

「ねえ、そろそろ、我慢出来なくなってきちゃった……。一緒に気持ち良いことしよう?」

 彼女がふたなりであることを抜きにしても、ドキリとさせられるような誘惑だった。
 先程まで感じていた不安は一瞬にして霧散した。代わって肉欲が真也の精神を支配する。
 史織に誘われるがまま、より深い官能の世界へと堕ちていきたい。そうした願望がふつふつと湧いてきていた。

「俺も……史織と気持ち良くなりたい……」

 うわ言を漏らすようにして、自身の願望を口にすると、それは一層強い感情となった。
 一緒に気持ち良くなる。言い換えれば快楽の共有だ。その意味だけを取れば、セックスにも通じるものがあった。
 真也の呼吸が自然と荒くなっていく。
 彼女とそうした仲になりたい、といった願望は家に上がった時から心のどこかにはあった。想像していたのとは異なる方法ではあるが、願いが叶おうとしているのだから、吐く息に熱が篭るのも当然だった。
 真也が興奮状態にある一方で、史織は幾分か落ち着いているようだった。
 もっとも、艶を帯びた声色にはありありと肉欲が滲み出していた。
 目の前にある恋人の尻の谷間を指でなぞってから、彼女は言った。

「それじゃあ、こんな風にしようか……」

 そう切り出された提案は『69』あるいは『二つ巴』だった。
 真也が上になって、互いの股間に顔を埋め合う。
 先のフェラチオに於いては、史織がふたなりである事実への驚きと、彼女を傷付けないように言葉を選ぶのに精一杯で余裕がなかったが、改めて眼前に迫る巨大なペニスを観察すると、それは酷く魅力的に思えてならなかった。
 全体はもちろん、一部にもくすんだところがなく白い。綺麗な左右対称をしており、人工物のようにさえ見えるが、温度や湧き立つ匂いがそうでないことを証明している。
 そんな男根がビクビクと物欲しげに脈打つ様には美しさと淫らさの両方を見出すことが出来た。
 真也が史織のペニスに見惚れている内に、彼女は彼の股間を何度か舐め上げた。
 陰嚢の裏から肛門の先まで、ねっとりと舌が這った。
 真也は甲高い喘ぎ声を上げて、その刺激が如何に気持ち良いものであったかを示した。
 はあ、と艶やかに吐息を漏らして、史織が言う。

「真也くんも舐めて? 私のおちんちん」

 史織の口から放たれる淫語に興奮しながら真也はペニスに向けて舌を伸ばした。
 精液や我慢汁ですっかり汚れてしまっているのを、舐めて掃除するかのように舌を這わせる。
 史織は身体を小さく震わせ、いきり立つ肉棒には相応しくない可憐な喘ぎ声を上げた。彼女の反応が嬉しく、真也は舌を押し付けるようにして、丹念にそれを舐めた。
 彼らはしばし、黙ったままで互いの股間を舐め合っていた。

「真也くん……どう? ……ちんぽ美味しい?」

 理性が鈍くなっているのであろう言葉遣いに、真也は劣情を滾らせた。
 史織の口から『ちんぽ』などと聞く日がくるとは夢に思っていなかった。
 そう思えるぐらいに、普段の史織は控え目な性格であり、清楚であるとも言えた。そうした言動に魅力を感じてはいたが、正反対である今の振る舞いは更に魅力的だった。
 それにゆえに、真也の答えは決まっているようなものだった。
 味覚的な美味しさなどあるはずもないが、彼女のペニスは美味であると言えた。
 真也がそれを告げると、史織は小さく笑った。
 その後、彼にこう求めた。

「それじゃあ、今度は我慢汁を飲んでみてよ」

 彼女の言葉に従うことへの迷いや抵抗はすでになかった。
 舌を這わすばかりだった巨根を目掛けて口を大きく開く。
 鮮やかなピンク色をした亀頭の先を咥える。それだけでも如何に史織のペニスが太く大きいかを実感させられた。
 これをしっかりと咥え込むとなれば、苦しい思いをさせられるに違いない。
 真也はそんなことを考えつつも、今は先に告げられた要求を満たすべきだと、口を窄ませた。
 じゅるっ、と音を立てて我慢汁を啜り上げる。
 史織が嬌声を漏らして身を震わせる。真也は歯を当ててしまわぬように気を付けながら、更に強く亀頭を吸った。
 粘り気のある体液が口腔へと流れ込んでくる。
 口いっぱいに独特な風味と塩気が広がる。味覚と嗅覚が犯されていくようだった。

「んっ……んん……。あぁ、気持ち良い……」

 史織が快楽を吐露したあたりで、真也は一度、口を離した。
 舌を回してぬるぬるとした我慢汁の感触や、味や風味を確かめた後に、嚥下した。はあ、と官能に満たされた深い吐息を漏らす。

「ふふっ。ちゃんと飲んでくれたんだね。ありがと、真也くん」

 史織の言葉が、奇妙で倒錯的な状況に反してやけに律儀だったことが愉快に思えて真也は頬を緩ませたが、次の瞬間にはそうした余裕はなくなった。
 再び尻の谷間へと舌が這わされていた。
 今度は先よりも強く激しく舐められている。ぴちゃぴちゃと唾液の音が鳴り響く。
 真也は腰から脳へと快感が突き抜けていく、ゾワゾワとした感覚を受けて身体を大きく震わせた。
 自然と嬌声が溢れ出す。彼のそうした反応が、史織の舌使いを一層激しく、淫靡にさせた。
 まるで唾液を擦り込もうとしているかのように力強く舐め上げたかと思えば、次には一転し、舌先を繊細に震わせてくすぐるように肛門を責めた。
 緩急のついた刺激に身体が慣れることはなく、真也はひたすらに身震いし、喘ぎ声を上げ続けた。
 半開きになった唇から唾液が滴り落ちている。
 気を抜けばぐったりと脱力し、史織の身体に腰を落としてしまいそうだった。
 史織はしばし一方的に真也を責め立てた後、こう言った。

「そろそろ……おちんちん、しゃぶって欲しいな」

 彼女の言葉を受けて、真也はペニスに意識を向けた。
 妖しく濡れ光る肉の棒。我慢汁を飲むために少し口を付けただけで、その大きさに圧倒された。それを今度はしっかりと咥え込まなくてはならない。
 若干の恐怖と共に激しい興奮が真也の胸に湧いた。
 はあはあと息を荒げながら、目一杯に口を開く。そのまま顔を寄せて、ペニスを咥えた。
 一息に根元まで、とはいかなかった。
 亀頭のくびれよりも少し下ぐらいまでが、真也の口腔に収まった。
 史織は「んん」と短い喘ぎ声を漏らした。それと同時に、真也の口内でペニスが一つ大きな脈を打ち、新たに我慢汁を分泌した。
 発情の証を飲み下し、真也はゆっくりとより深く男根を咥え込んでいった。
 喉奥に僅かながらに亀頭の先が触れる。そこで苦しくなって動きを止めた。根元まで飲み込むにはまだ足りなかった。
 仕方なく、真也はその辺りまでを目処に、抽送を開始した。
 ぬるり、ぬるり、と男根を咥え込んでは吐き出してを繰り返す。

「あっ……あんっ、あ、はあ……。気持ち良い……!」

 史織は口淫の感触を愉しむかのように、艶やかな声を上げている。
 彼女の反応が堪らず、真也はペニスをしゃぶる行為に没頭していく。
 口を窄めてしっかりと扱くように、しゃぶる。
 先にも史織の男根を舐めしゃぶったが、その時にはなかった悦びが真也の内に芽生えていた。
 半ば仕方なく行っていた時と異なり、今やすっかり彼女のペニスを好いてしまっている。肛門で受け入れたいと願ってしまうほどにだ。それゆえ、ペニスを愛でる、あるいは奉仕する悦びを感じずにはいられなかった。
 そうした内面の変化を全て知ることは出来ないが、彼が夢中になっていることは史織にも理解出来た。
 拙い口淫ではあったが、彼が自ら求め、劣情を催しながら、史織のペニスをしゃぶっているという事実に、彼女は興奮せずにはいられなかった。
 喘ぎ声と共に火照った吐息を漏らし、再び真也の尻に顔を埋めた。
 尻たぶを掴んで左右に広げ、肛門へと舌を伸ばす。
 舌先が触れると真也はくぐもった呻き声を上げた。
 それでもペニスを離す様子はない。彼は腰から込み上げる快感に抗いつつ、必死にフェラチオを続行しようとしている。
 それ自体は史織にとって悦ばしいことだが、彼女は舌の動きを緩めようとはしなかった。
 真也は己の肛門を激しく舐められている感覚に、頭がクラクラとするような興奮を覚えつつも、なんとか口淫を続ける。
 時折、耐え切れずにペニスを吐き出してしまうが、すぐに咥え直した。
 そんな状態である為に、唾液が零れ、飛び散ってしまっていた。
 そうして溢れ出した唾液がちゅくちゅくと淫靡な音を響かせている。アダルトビデオなどで耳にする音だ、と真也はぼんやりと思った。よもや自分が咥える側になるとは思っていなかったが、それでも興奮してしまう。
 次第に歪な性行為は激しさを増していく。快楽が互いの身体を循環しているようだった。
 別々の人間だった二人が、溶け合ってしまい、快感を得る為だけに存在する何か得体の知れない一つの生き物にでもなってしまったようだ。真也がそんな錯覚を認めていると、史織が上擦った声を上げた。

「ねえ、ちょっと激しくするけど、歯は立てないでね」

 これ以上の刺激があるのだろうか、と真也は訝しんだが、分かったと答えた。もっとも、ペニスを咥えたままだったので、くぐもった呻き声を上げただけなのではあるが、意思は伝わったらしく、史織は小さく笑みを漏らした。
 彼女は真也の発情具合を確かめるように、重力に逆らって下腹に張り付いている己のそれよりも随分と慎ましいペニスを一つ撫でた。
 史織のペニスをしゃぶるのに夢中で、自身に同じものが付いていることさえ忘れ掛けていた真也は、不意に与えられた刺激に「あうっ」と甲高い声を上げた。
「激しくする」とは、ペニスにも刺激を与えることを示していたのだろうか。真也はそんなことを考えたが、すぐに、想像していたのとは別の、それでいてこれまで以上の快感に襲われた。
 尻の穴から、腰全体に向けて広がる甘い痺れ。
 一体何をされたのか。すぐには理解出来なかった。
 二、三続けて同じ刺激を与えられて、ようやく何をされているのかが分かった。肛門に舌を入れたり出したりされていたのだ。
 そのことに気付くと、真也は慌てた。
 確かにアヌスを舌で貫かれるのはとんでもなく気持ち良かったが、だからと言って易々と受け入れるわけにはいかない。どうしても不潔な印象は拭えず、表面ならばともかく、内部までとなれば度が過ぎていると思わざるを得なかった。
 抗議の意を込めて呻き声を上げるが、史織は舌の動きを止めようとはしなかった。
 何度も、ぬるり、ぬるり、と舌が肛門へと出入りする。
 腰が砕けてしまいそうな快感が込み上げてくる。頭が真っ白になってしまいそうだったが、それでも受け入れ難い。
 はっきりと言葉でそれを伝えなくては、と、真也は口腔を満たしているペニスを引き抜こうとした。
 途端に、史織が腰を突き上げた。
 巨根の先が喉の奥を圧迫する。その苦しさに真也は呻いた。

「んぐうっ……!?」

 目に涙を溜めて苦悶の表情を浮かべる真也だったが、再びあの刺激をアヌスに与えられると、苦しみ以外の感情がその顔に滲んだ。
 史織は真也の肛門を舌で犯しながら、その動きに合わせて腰を上下に振る。
 苦痛と快感が同時に真也へと襲い掛かる。
 後ろからは淫靡に蠢く舌が、前からははち切れんばかりに膨らんだペニスが、それぞれ彼の身体を犯していく。
 真也の全身がガクガクと震える。
 まともに呼吸することも出来ずに、呻き声を上げ、涙と唾液を垂れ流し、身体中にびっしりと汗を浮かばせている。
 彼が如何なる状態にあるのかを分からぬ史織ではない。
 それでも彼女は舌による抽送も、腰の上下運動も、緩めることはなかった。

「んぐっ、ぐ、う、うう、んんんっ!」

 真也の上げる必死な呻き声も、まるで聞こえていないかのように、史織は悦楽を貪る。
 彼女にとって、真也の肛門を舌で犯すことは悦びを得られる行為だった。
 全身が強張るのに合わせて収縮する肛門によって、舌が締め付けられる感覚でさえ、今の彼女には堪らない快感に思えてならなかった。
 当然、史織が興奮すればするほど、腰使いは荒くなっていく。その動きによって上下している肉棒もますます硬く、大きく、勃起という言葉では足りず、変貌したとでも言えるぐらいに膨らんでいく。
 真也の口腔はその怒張で犯されている。あまりの苦しさに意識が朦朧としていくが、そんな中でも、史織への愛情ゆえにか、彼はペニスに歯が当たらないように努めていた。
 もっとも、当の史織が歯を気にする様子もなく乱暴に腰を振っているので、真也の努力は幾分かしか報われていない。
 それでも彼は目一杯に口を開き続けた。
 顎への負担は相当なものがあったが、疲労感さえ、史織に犯されている悦びへと変わり始めていた。
 真也の肛門からペニスの先までが、ビクビクと脈を打ち、甘く痺れる。
 これまでに感じたことのない気配。射精が近付いているのとはまた違った種類の絶頂が近いことを彼は悟っていた。
 与えられている快感が初めて知ったものであるのだから、その果ても未知なのは当然だ。
 そこへ至ることには僅かながらに不安があったものの、真也には諦めにも似た覚悟があった。果てるも果てないも史織次第なのだ。



恋人は巨根のふたなり#後編2


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恋人は巨根のふたなり#中編

 ようやく史織が満足した頃、真也はすっかり放心してしまっていた。巨大な肉棒がずるりと口腔から引き抜かれると、その場で崩れ落ちてしまう。
 床に溜まった白濁液に身を横たえる。目は虚ろになっていた。
 そんな真也を見下ろして、史織はハアハアと肩で息をしている。
 彼女の顔には、未だ満たされていない肉欲が滲んでいる。

「真也くん……」

 恋人の名を呼ぶ声音に、彼の身を気遣うようなところはない。
 真也を求めている、というよりも、更なる快感を求めているのだろう。

「もっと気持ち良いことしようよ……。ね……?」

 彼女は言葉を続けるが、真也からの返事はない。
 一人の人間が出したとは到底信じられないであろう量の精液が飛び散ったフローリングに転がったまま、荒い呼吸を繰り返すばかりだ。身に着けたままの上着が汚れるのも、気にする余裕がないらしい。彼が心身共に消耗していることは、疑う余地がないだろう。
 しかし、史織は目をスッと細め、酷く冷たい表情を浮かべた。
 
「……ねえ、そういうの良いから。早く起きてよ」

 真也は何の反応も示さない。

「こんなにおちんちん大きくさせてる癖に……辛そうなふりなんてしなくても良いよ」

 そう声を上げながら、史織は真也のペニスを軽く踏み付けた。
 史織が吐き出した精液は、彼の男根にもたっぷりと降り掛かっており、ぬるりと滑った。

「あうっ……!」

 呻き声を上げた真也の身体がピクリと跳ねた。
 こんな状態であっても、勃起した男根を刺激されるのは気持ち良かった。
 快感が意識を鮮明にさせる。真也は目をぱちくりさせて、史織の姿を見上げた。
 あれだけ大量に精液を吐き出したにも関わらず、全く萎える気配のないペニスがワンピースの裾を持ち上げていた。

「やっと起きてくれた。それじゃあ……もっと気持ち良いことしよう……?」

 そう言った後、史織はワンピースを脱ぎ捨て、ブラジャーを外した。
 零れ落ちるようにして露になった乳房は、目が眩むような白さだ。
 真也は、彼女のペニスを目にした時以上に、現実味を感じられなかった。
 史織のおっぱい、と胸の内で呟いた切り、何も考えられずに身動きを止めてしまう。
 呆然とする彼に向かって、全裸になった史織が身を屈める。

「ほら、真也くんも裸になろう?」

 上着に手を掛けられる。真也はただ、胸の膨らみが揺れる様を見つめるばかりだ。
 裸にされた後、史織に抱き付かれて「わっ」と声を上げるまでの間、彼はぼんやりとしていた。
 温かく柔らかい。それが初めて彼女と裸で触れ合った感想だった。
 もっとも、ペニスの存在感が強すぎる為に、女体の柔らかさに感動する間は殆どなかった。
 史織は抱き上げるようにして、真也を立たせて言った。

「ベッドに行こう」

 体格差を考えれば、あり得ないことであり、真也が自ら無意識にそう動いたに違いないが、彼にはどうも、史織に持ち上げられてベッドに押し倒されたようにしか感じられなかった。
 先の口淫や、ペニスの大きさで劣っていることのせいで、性別があべこべになってしまったような錯覚を抱いているのかも知れない。
 かよわい女子が、性欲滾る男子に押し倒される状景が脳裏に過ぎり、自らを犯される側に当てはめてしまったせいで、妙な気分になっていた。
 事実、覆い被さっているのは史織であり、真也は彼女がどう動くのかをドキドキとしながら待つしかなかった。
 そんな乙女めいた心持の自分に気が付くと、妙に恥ずかしくなった。
 赤らめた顔を背けて、真也は絞り出したような声を上げた。

「こ、これじゃあ、まるで俺が女の子みたいじゃないか……」

 史織が「ふふっ」と笑みを漏らした。
 嘲るような笑い声ではなかったが、それでも一層強く羞恥心を掻き立てられることに違いはなかった。
 真也がますます顔を赤らめる中で、史織が愉しげな声を上げた。

「今の話、凄く良いね……。真也くんが私のせいで女の子になっちゃう。……ふふっ、ドキドキする」

 酷く倒錯的な台詞を受けて真也はぎゅっと目を瞑った。
 史織の口から溢れた「ドキドキする」という言葉に対して、真也はそれが自分の心理状態でもあるとの錯覚を抱かされていた。
 如何なる変化をもって「女の子になった」とするのかは曖昧であったが、とにかく「女の子になってしまう」という半ば意味不明な状況に興奮してしまう。
 真也に追い討ちを掛けるように、史織は彼の頬に手を添えて、優しく正面を向かせた。

「恥ずかしがってる真也くんの顔、とっても可愛いね」

 好色漢めいた目付きで見つめられる。真也は「可愛い」といわれた自分の表情を少しでも早く史織の視界から外したいと願いつつも、普段の様子からは想像も出来ないほどに淫らな顔付きの史織から目を離せずいた。
 ぬるり。妖しさを帯びた美貌に見蕩れていた真也は、自分のペニスに触れたものの正体をすぐに察することが出来なかった。
 弾力のある熱く火照った何か、としか理解出来ぬ内に、ぬるり、と、再びペニスに先と同じものが擦り付けられた。
 見るまでもなく、少し考えればそれが何であるのかは分かった。
 本来なら少女にあるはずのない、そして自身のものより立派な、史織の男根だ。
 それを認識すると、途端に下腹部から脳へ目掛けて快感が突き抜けていった。
 堪らずに嬌声を漏らす。

「あっ……ああぁ……!」

「やだ……大きなおちんちんでお股すりすりされて気持ち良くなっちゃったの……?」

 真也の羞恥を煽り立てるような台詞を口にしている最中も、史織は腰を揺り動かし続けていた。
 亀頭のくびれが擦れ合い、粘着質な音を立てる。互いのペニスから溢れ出した先走り汁が、摩擦を程好く和らげていた。
 それが堪らなく気持ち良い。真也は身体を震わせ、喘ぎ声を上げる。
 ペニスでペニスを犯されていると言っても良い状況であり、それは一種の屈辱であったが、快感に翻弄されるばかりだった。
 そんな彼の様子を見下ろし、史織は一層淫らな笑みを浮かべて言った。

「喘ぐの我慢出来ない程、気持ち良いんだ……? 真也くんのエッチ」

「うっ、あ、ああぁ……!」

 史織の方がよっぽどエッチだ、と真也は思ったが、それもまた引け目であった。性器の大きさで劣り、性欲の強さでも負けている。その事実に、ますます己の男性性を否定されている気分になった。
 せめて喘ぎ声だけでも押し殺さなければ、と、真也は唇を噛んで強く口を閉ざした。それでもペニスに刺激を与えれれば、咳払いのようなくぐもった喘ぎを漏らしてしまう。
 真也は自分を情けなく感じるが、史織は違った。

「我慢しなくて良いよ? もっといっぱい真也くんの可愛い声を聴かせて……?」

 妖艶な囁き声に心が揺らぐも、羞恥心が勝った。真也は口を閉ざしたままで首を横に振った。
 史織はしばし黙ったままで腰を振っていたが、不意に左腕を支えに使って上体を浮かせた。

「もっと気持ち良くしてあげたら……我慢出来なくなっちゃうかな……?」

 そう言いながら、右手で真也の乳頭を軽く撫でた。
 途端に、ペニスに感じるのとはまた別種の快楽が湧きあがったのを真也は認めた。
 そして、史織の目論見どおり、彼は閉ざしていた口を開いてしまい、あられもない声を上げた。
 真也は、乳首を触られて喘いでしまったことが信じられなかった。

「おっぱいで感じちゃうなんて、本当に女の子みたいだね?」

 彼女の言葉が、思考を真っ白に染め上げてしまう程の倒錯的な興奮をもたらしていた。
 真也は混乱しつつも、史織があまりにも「女の子、女の子」と言うせいで、胸を触られて気持ち良くなってしまったと錯覚したのだと、自らに言い聞かせた。自分が男らしくない、それどころか、むしろ女のような心身をしているとは認めたくなかった。
 だが、乳首を撫で転がされるとどうしても気持ち良くなってしまい、喘ぎ声を押し殺すことが出来ない。

「うっ、あ、ああぁっ……やっ、やめて……!」

 自らの意思ではどうする事も出来ず、責めの手を緩めて欲しいと情けなく懇願する。
 普段の史織であれば即座に手を止めたに違いないが、今の彼女にとって真也が口にした言葉は、逆効果だった。

「やめて、だって……。真也くん、可愛すぎっ……! そんなことを言われたら、私……」

 腰の動きが限界まで早くなる。
 真也は、擦り付けられている彼女の男根が激しく脈打つのを認めた。
 股間に意識が集中したが、それは次の瞬間、胸に向かっていた。

「あぁっ……!」

 悲鳴に近い喘ぎ声を上げた真也の乳首は、史織の細い指で引き千切られそうな勢いで、抓られていた。
 乳首を抓り上げられ、喘いでしまった彼の反応が、ますます史織の嗜虐的な興奮を煽り立てた。
 兜合わせの状態にある大きなペニスからとろとろと我慢汁を垂れ流しながら、彼女は快感に酔い痴れた、あるいは色に狂った様な表情を浮かべている。
 真也は史織の変貌振りに恐怖さえ覚えたが、それさえすぐに快楽へと変わっていった。
 ペニスと乳首はもちろんだが、精神までもなぶられていると言えた。
 史織は細切れに息をし、甲高い嬌声を上げている。汗や唾液がポタポタと真也の身に垂れ落ちていた。
 そんな状態にあっても真也はただとろんとした目をして、されるがままだ。
 このまま自分が男であることを忘れてしまいたいとさえ思えた。
 しかし、彼の願望が満たされるより先に、行為は終わった。
 不意に史織が真也の乳首に爪を立てて引っ掻いた。それによって生じた鋭い快感に、彼の腰は跳ね上がった。
 その際に強くペニスが擦れ合い、その刺激で史織が達してしまったのだ。
 ぶびゅるっ、びゅる! びゅる!
 先の射精から然して経たずして果てたとは思えない量の精液が、彼女のペニスから迸った。勢いも強く、それは真也の胸にまで飛んだ。
 白濁液の青臭さは、くらりと脳が揺れるような興奮を彼にもたらしていた。
 自然と言葉が口をついて出た。

「もっと……して欲しい……」

 史織がはあはあと息を切らしつつも言う。

「お尻に入れて欲しいの?」

 男根で肛門を犯されるのが、如何なる感覚なのかは想像出来なかったが、今の真也にとって、それはとても甘美な行為に思えてならなかった。
 少しの不安はあったが、それ以上の魅力を彼は認めており、史織の問いに頷いて答えた。
「ふふ」と笑った後、彼女は大儀そうに身体を起こした。
 多少は萎えたようだが、ペニスはまだ勃起を維持していた。
 白く巨大な、真也のそれと同じものとは思えぬ男根の先からは、未だにとろりとろりと精液が溢れ出し続けていた。
 史織の体液は真也の下腹部を汚しており、それは睾丸どころか肛門にまで達していた。

「お尻の気持ち良さを覚えたら、真也くん、男の子に戻れなくなっちゃうかもよ?」

 そう言いつつも、彼女は真也の肛門へと手を伸ばした。
 指先がそこをぬるりと撫でる。
 真也はぴくりと震えた。確かに快感が認められた。

「そ、それでも良いから……」

 もはや彼に後先を考える余裕はなかった。
 史織は真也の反応に対して嬉しそうな顔をしたが、すぐに首を横に振った。

「今日は駄目だよ。私の大きいから、すぐには無理だよ。……でも、気持ち良いってことは教えてあげる。だから、まずはうつ伏せになって?」

 彼女が何を思ってそう口にしたのかは分からなかったが、従うほかなかった。
 真也が命じられた通りに身体の向きを変えると、今度は尻を上げるように言われた。
 異性に肛門を見せる経験などそうあるはずもない。それどころか、自分で見ることすら殆どない部位だ。
 そう考えると、真也は急に恥ずかしくなり、動けなくなった。
 なかなか尻を上げない彼に痺れを切らした史織が、手を振り上げる。尻たぶ目掛けて平手打ちを放った。
 パチン、と乾いた音が響く。
「ううっ」と呻いた真也の身体が跳ね上がった。

「もっとして欲しい、っていやらしいことを言い出したのは真也くんでしょう? どうして言うことを聞かないの?」

 叱り付けるような声音と共に、尻たぶが二度続けて打たれた。
 肛門を見られることを恥じる心理は極めて普通であり、叱られるほどのこととは思えなかった。
 それでも痛みと共に荒い語気をぶつけられると、真也は悲しいような申し訳ないような気持ちになっていった。
「早くして!」と、史織が声を上げて、更に尻を打った。
 真也は泣き出しそうな声で言った。

「ごめんなさい」

 そして、腰を浮かせて尻を彼女へと突き出した。
 背後から聞こえる史織の声は、嬉しげにこう言った。

「最初からそうしていれば、痛い思いをしないで済んだのに」

 平手打ちを喰らっていた尻たぶを優しく撫でられる。
 真也は背筋にゾクゾクとしたものが走るのを認めた。寒気の正体は悦びだ。傍若無人な振る舞いに翻弄されるのは、酷く気持ち良かった。自我が薄れていくことにはえもいわれぬ快感があった。
 亀頭の先から肛門の奥にある前立腺までがキュンと疼いた。

「……それじゃあ、お尻が気持ち良いってこと、教えてあげる」

 史織がそう告げると同時に、真也の尻の割れ目を両手で押し広げた。
 しっかりとそこが露になっている感覚は真也に羞恥を覚えさせたが、彼はそれに耐えるようにぎゅっと目を閉じた。

「ふふっ……。真也くんのお尻の穴、可愛いね」

 史織の声音が肛門のすぐ近くから聞こえたかと思うと、次の瞬間には吐息を当てられた。

「ひゃっ……」

 妙な声を上げた真也をくすくすと笑う史織。

「うっ、うう……史織……やっぱり恥ずかしい……」

「……ふふ。こう言うのはどうかな?」

 そう言って、史織は肛門にキスをするように唇を押し当てた。


恋人は巨根のふたなり#後編1

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