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ぷるんぷるるん

女の子に気持ち良くいじめられるM男向け官能小説公開中。

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13.遊戯か愛撫か


 艶やかな微笑に胸をドキリと鳴らした樫田の足元に、知奈がしゃがみ込んだ。
 上目に彼を見やりながら、ベルトに手を伸ばす。金具を外されたあたりで、樫田が声を上げた。

「ま、待って、嫌じゃないけど、でも……!」

「でも?」と首を傾げながらも、知奈はしっかりとズボンを下ろしていた。
 露になった下着には既にテントが張られている。肉体はすっかり快感を受け入れる体勢を整えていた。
 追い付かないのは心情だ。あまりに普段と違っている知奈からの誘惑に乗ってしまうのは、不義理である様に感じられた。二重人格と言う弱味に付け込んでいる風にも思えるがゆえ、罪悪感も認められる。
 それを言葉で説明するだけの余裕が、樫田にはない。その為に彼は何度も「でも」と繰り返した。
 そんな様子の樫田に、知奈は笑って言った。

「恥ずかしがってるの?」

「そ、そう言う訳じゃない、けど……」

「ふふっ、それなら大丈夫だね」

 そう言い切ると同時に、下着を一気にずり下ろした。
 露になった包茎は怒張し上を向いている。鼻先に現れたそれに対して、知奈が黄色い声を上げた。これまた彼女らしからぬ所作であり、樫田は目を丸くした。
 呆気に取られていた彼だが、そうした反応は長くは続かなかった。
 知奈がペニスに目を向けながら言う。

「渉のおちんちん、可愛いね」

 揶揄ではなく、本心からの所感である様に聞こえた。
 生殖器の様子を嘲り笑われるのとは違った種類の羞恥心を認めて、樫田は顔を赤らめた。
 そんな彼の表情に目を細めながら、知奈はペニスに一層顔を寄せる。それから筋の通った鼻を鳴らした。すんすん、と何度か繰り返した後、笑んで見せる。
 男根の匂いを嗅いで嬉しげにしている様子は、痴女めいており、それを目にする樫田は鼓動を早くさせた。
 ひとしきり鼻を鳴らしていた知奈が、にへらと笑顔を深めた。
 そうかと思えば、樫田の腰に手を置き、少し背伸びをする様にして亀頭を覆う包皮の先へと口元をやった。
 瑞々しい唇が小さく開かれる。啄ばむ様にして包皮の先を咥える。そのまま皮を引っ張ってペニスを下方へ倒す。上目に樫田を見やりながら、ぱっ、と口を開いて包皮を解放した。弾性に基づいて跳ね上がる男根が腹を打つ。ぺちっと間抜けな音が鳴った。
 その動作が気に入ったのか、知奈は愉しげな表情を浮かべて、同じ行為を何度か繰り返した。
 樫田はしばし黙してされるがままになっていた。が、その程度の戯れでも快楽を得るには充分な刺激だったらしく、呻き声を上げて身を震わせた。

「あうっ……うう……!」

「ふふ、可愛い。もう気持ち良くなってきちゃったの?」

 そう問い掛けた知奈が、今度は陰のうへと口元を寄せる。そこへ鮮やかな桃色の舌を這わせる。生温かな唾液を塗り込むようにして、ゆっくりと力強く舐め上げた。
 包皮を口先で弄ばれるだけで呻き、身悶えていた樫田が、こうも直接的な愛撫を受けて平気でいられるはずがなかった。

「あくっ、うくう……! はあっ、はあ! ああっ……!」


つづく

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12.夜の美少女

 知奈と二人で過ごす為に与えられた部屋へと荷物を運び入れる。
 自分の持ち物を早々に運び終えた樫田は、次に知奈に命じられて彼女の荷物を運んでいた。
 その作業が丁度終わった頃、知奈の身に変化が起こった。
 彼女は気でも失ったかのように脱力し、その場で体勢を崩し掛けた。
 慌てて樫田が駆け寄るも、彼が手を貸すまでもなく知奈は体勢を立て直した。
 どうしたのかと樫田が彼女をじっと見やる。
 美貌は変わらずのままだが、そこに浮かぶ表情は見慣れぬものだった。
 冷たさを失した柔らかな顔付きである様に感じられて仕方なかった。
 ひょっとすると、これが貝塚の言っていた別人格の発露なのだろうか。そんなことを思いながら樫田は彼女に声を掛けた。

「松丸さん……?」

 彼の呼び掛けに対して、知奈が浮かべたのは、冷冷とした美少女にあるまじき笑みだった。
 美人であるとは常々思っていたが、まさか彼女を可愛いと思う日が来るとは想像も付かなかった。樫田はしばし呆然としつつも、眼前の笑顔に釘付けとなっていた。
 そんな彼に対して、知奈は笑みを一層明るくしながら言った。

「久しぶりだね!」

 彼女の言葉で我に返ると同時に、樫田は「え?」と呆けたような声を上げた。
 久しぶりとは一体どう言う意味なのか。
 口に出してそれを問うた訳ではないが、顔に出ていたのだろう。知奈は笑みを困った様なものに変えつつ首を傾げた。

「……あれ? はじめまして、だった……かな?」

「う、うん……多分、そうだよね?」

 樫田がそう言うと、知奈は「へへ」と声を上げて笑った。
 当然の事ではあるが、姿形は全く変わっていない。表情、仕草、雰囲気だけがまるで別人の様だった。
 戸惑いを覚えながらも、樫田は今の知奈を好いと感じていた。美しい容姿とそれに相応しい冷たく近寄り難い言動は、玲瓏たる魅力をかもし出していたが、目の前の彼女が見せている人懐こい笑みは、それに勝るとも劣らない。
 樫田でなくとも一瞬の内に慕情を抱いても無理はないだろう。
 彼が胸をどきどきと言わせていると、知奈は微笑を浮かべたまま言った。

「はじめましてなのかあ……。でも……」

 言葉が途切れてから、やや間があった。
 どうしたのかと樫田が不思議そうにしていると、知奈はにこっと笑って彼に抱き付いた。突然の抱擁に驚く間もなくして、衝撃的な台詞が彼女の口から放たれた。

「でも私、渉のこと好きだよ」

「ま、まつま……」と、樫田が名前すら半端にしか口に出来ない内に、知奈は更に言葉を続けた。

「だから、いっぱい気持ち良くしてあげるね」

 そう言い終えた後も彼女は、にこやかな顔をしている。
 樫田はしばし呆気に取られていた。
 二つの人格をそれぞれ個別の『人』として見なした場合、彼女とは初対面のはずだ。それなのに何故、ここまで好意を向けられているのか。日中の人格と記憶を共有しているのだとしても、好かれる要因は思い浮かばない。
 ――そうすると、何か裏があるのではないか。樫田はそう訝しんだ。
 抱擁を強引に解いたりこそしなかったものの、そうした心境は強張った身体や黙りこくった態度から察することが出来たのだろう。知奈は抱き締めていた樫田の身をやや離して、正面から彼を見やり、笑顔に悲しげな色を滲ませた。

「……嫌かな?」

 物悲しげな声音でそう問われる。嫌と答えられるはずがないし、そもそも嫌ではなかった。樫田は彼女に、何度も吃りながらその旨を告げた。
 知奈は表情を一転させて言う。

「良かった。まあ、嫌って言われても無理やりしちゃったんだけどね」

 笑みに陰りはないが、それは艶を帯び始めていた。


13.遊戯か愛撫か

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11.彼女

 体育の授業後も、それまでと変わらず知奈に責め立てられ、何度か射精へと至らしめられた。
 肉体・精神の双方が疲弊した状態で迎えた放課後。彼は貝塚に呼び出されて、生活指導室に居た。
 知奈に関して話しておくことがある。貝塚は樫田にそう告げていた。
 専属で樫田を躾けることになった彼女とは、女子寮の同じ部屋で生活することになっている。それに際して事前に説明しておく必要があるのだと言う。
 相変らず教職者にあるまじき色香を放っている貝塚を見やって、樫田は首を傾げた。知奈自身を抜きにして、一体何を話すと言うのだろうか。

「……ま、ここで説明だけをしても実感は湧かないだろうけれどね」

 そう前置きしてから、貝塚が語った内容は樫田が幾つか思い浮かべていた想像とはかけ離れていた。
 端的に表すならば、松丸知奈は二重人格者である、と貝塚は言った。
 樫田は目を丸くさせて、しばし呆然ととして口を大きく開いていた。
 学生同士の冗談に於いて、裏表の激しい性格を揶揄して言っているのとは訳が違う。見た目や雰囲気こそ、一般的に想像されるものとは大きく異なっているが、教師の口から出た言葉だ。
 偽りや冗句ではないのだろう。事実であるに違いない。それを認めると樫田は余計に困惑した。再教育クラスへの編入後に接してきた知奈の様子を思い返すも、それらしき様子はなかった。
 首を捻る樫田に対して、貝塚は言う。

「不思議なものでね、夜の間だけ人格が入れ替わるみたいなのよ」

「はあ……。そんな事ってあるんですか?」

「さあ? 詳しくは分からないけど、現にあるのだから、あるのでしょうね」

 その通りだ。貝塚の言葉に対して納得するが、実際に自分の目で見ていない以上、理解は出来なかった。
 知奈に別の人格があると認めた上で、新たな疑問が浮かぶ。樫田は恐々とした声音で貝塚に訊ねた。

「それでその、どう接すれば良いのでしょうか」

「どうって、普段通りで良いわよ?」

「……そうなんですか? わざわざ俺に松丸さんの話を教えてくれるって事は……その、豹変すると言うか……危ない事とかは……?」

「無いわよ」

 そう言い切った後に貝塚は「豹変」と樫田の言葉を小さく繰り返した。

「少し驚くかも知れないわね。昼間の彼女とは大分違うから」

「はあ……」

 曖昧に頷きながら、樫田は少しばかり安堵していた。
 彼は、知奈が昼にも増して一層嗜虐的になるのであれば、身体が持たないだろうと危惧していた。

「まあ、見てみないことには何とも言えないわよね」

 そう言って貝塚は小さく両肩を上げてみせた。
 彼女がどこか楽しげに見えるのは気のせいだろうか。樫田はぼんやりとそんなことを思ったが、詮索はしない事にした。
 日中の間、知奈から散々責められた後だ。ここで余計な言葉を発して貝塚から『お仕置き』でも受けては堪らなかった。

「……それじゃあ、その、そろそろ部屋の荷物を移動したりしようと思うので」

「そうね。ふふ、松丸さんをよろしくね」

 去り際に向けられた台詞も不思議なものだった。
 躾けられているのは自分であり、『よろしく』されるのは彼女ではないはずだ。
 首を捻りつつも、貝塚が先に言った様に実際に人格の入れ替わった状態の知奈と会ってみなければ、いくら考えても仕方ないだろう。そう頭を切り替えて、樫田は指導室を後にした。


12.夜の美少女

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10.射精の意味


 じっと見ているのか、目を逸らしているのか。
 どちらにせよ『償い』は続けなければならない。

「うっ……くう……」

 快楽の膨らみ方を考えると、このままペニスへの刺激を続けていれば、射精に至ることが出来そうだった。樫田は喘ぎを漏らしつつ、ゆっくりと絶頂に近付いていく。
 彼の睾丸は男根の根元へとせり上がってきていた。
 性器に纏わる劣等感の根源であるすっぽりと亀頭を覆う包皮。それを自らの指で弄び、快楽を貪る。自分から望んだのではなく、同級生の美少女に命じられて。
 意識がその事実を捉える度に、羞恥心や惨めさが湧いてくる。そうした精神の変化は、身体を一層火照らせていった。
 樫田の腰がガクガクと震え出す。

「あっ、ああぁ……!」

 声音は甲高くなり、切羽詰ったようなものを感じさせる。
 絶頂の瞬間は確実に近付いてきていた。
 主が如何なる表情を浮かべているのかは分からないが、先んじて告げてからでなければ果てることは許されないだろう。そんな考えから樫田は声を上げた。

「あうっ、う、あああ……松丸さん、も、もう……出ちゃいそうです……!」

 彼は自ら口にした言葉に対して情けなさを感じる。腰が大きく跳ね上がった。それでもペニスを手放しておらず、亀頭には甘い痺れを生じさせていた。
 射精が近いことを告げられた知奈は、樫田の臀部を見下ろしていたが、ややして脚を伸ばした。ほっそりとした長い脚の先が尻たぶを軽く打った。
 呻き声を漏らした樫田に対して言う。

「出すならこっちを向きなさい。四つん這いはもう見飽きたわ」

 彼女がそう言うと、樫田は素直に従った。
 のそのそと向きを変える。

「私の足元に座りなさい」

「はっ、はい」

 絶頂を『お預け』されている状態では、全裸のままで床に座することすら気にならない様だ。
 彼が大人しく足元に座ったのを認めて、知奈が言う。

「私の目を良く見て。そうよ。さあ、誰の為に射精するのか、その体勢のまま言ってごらんなさい?」

 彼女の美貌を見上げて樫田は呼吸を荒くさせる。瞳に映る冷たくも艶かしい笑みに頭がぐらりと揺れる様な興奮を覚えつつ、口を開く。

「ま、松丸さんの為に……射精します……!」

 見上げた先にある笑みが、僅かに深くなったのを認めて、樫田は再びペニスの皮を摘み上げた。
 零れ出した我慢汁が、吊り上げられている肉棒を伝う。
 ぬちゅぬちゅと湿った音を立てながら、包皮を小刻みに引っ張る。
 同級生でありながら主でもある美少女の瞳をじっと見つめながら、無様な自慰に耽る。その倒錯的な行為がもたらす快感は、途方も無いものだった。
 加えて、樫田はすでに一度、絶頂の寸前まで至っている。そんな状態では数分も持たなかった。

「うっ、く、ううう……松丸さん……で、出ます……あ、ああぁっ、ああ……!」

 甲高い声音で絶頂を告げる。
 彼の顔に浮かぶ、どこか苦しげにも見える程の蕩けた表情が、快楽の強さを物語っていた。

「良いわよ。私の為に射精しなさい……」

 口角を吊り上げて、知奈が言った。
 まるで返事をするかのように、樫田のペニスが白濁液を噴き上がらせた。
 ぶびゅっ、びゅるるる!
 迸る気持ちの良い解放感に、全身を脈打たせる。
 樫田は、射精の瞬間まで包皮を摘み上げていた。鈴口から勢い良く放たれた精液は、歪に引き伸ばされた厚い皮が受け止めた。
 とろりと蕩けた様な目をしている樫田に向けて、知奈が命じる。

「立ちなさい。どれだけ出せたのか、確認してあげるわ」

 はあ、はあ、と息を切らしながら、樫田は立ち上がった。
 射精を終えて徐々に萎え始めている男根がだらりと頭を垂れる。皺くちゃに窄まった包皮の先から数滴の精液が零れ落ちた。
 知奈がその醜悪な包茎に手を伸ばす。彼女の白い指がゆっくりと包皮を剥き上げた。果てた直後の敏感な亀頭に生じた、その刺激に対して、樫田はびくりと身を震わせた。
 包皮が剥かれると、中に溜まっていた濃い精液がボタボタと一気に滴り落ちた。
 床に落ちたそれを見やって、知奈が言う。

「ふうん……。まあ良いわ。これでさっきの事は許してあげる。私は先に戻っているから、その粗末なペニスを綺麗にしなさい」

 樫田が「はい」と頷くと、彼女は立ち上がった。
 それから知奈は、樫田をじっと見つめながら、白濁液をぐりぐりと踏み躙った。

「私の為に出したと言うのなら、どうしようと私の自由でしょう? ふふっ、樫田くん、貴方は、本来の役割である生殖に用いる為ではなく、踏み潰される為だけに射精したのよ? 惨めね」

 そう告げた彼女の顔に浮かんだ嗜虐的な笑みを受けて、樫田は背筋をゾクゾクとしたものが駆け上がっていくのを認めたのだった。


11.彼女

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9.償い

 不躾だった点はいくつか思い浮かぶが、何が最も知奈の不興を買ったのかを考えなければならないだろう。それを補う様な方法で償いをしろ、と彼女は言っているに違いない。
 何が癪に障ったのかと言えば、専属ミストレスとなった知奈以外の女子から責められて射精したことだろう。ならば彼女に今から責めを乞い、精を吐き出せば良いのだろうか?
 余り待たせても叱られてしまうだろう。樫田は思考に区切りを付けた。

「……あの」

 と、切り出すも、樫田はすぐに言葉を止めた。
 激昂しているでもないが、怒っているのは事実だ。そんな彼女に「射精させて欲しい」と頼むのもおかしな話ではないか、と口に出す直前になって思った。
 何かを言い掛けて、しかしすぐに黙った彼に対して、知奈は不機嫌そうに眉をしかめた。
 彼女の表情に不穏なものを感じた樫田は、考えをまとめるよりも先に言葉を出そうと慌てて声を上げた。

「あっ、あの、ま、松丸さんの為に射精します……! そ、それで……その、さっきの償いを……」

 そこまで早口に言ってから、樫田は再び黙った。
 知奈もすぐには返事をしなかった。
 保健室に流れる静寂は、樫田にとって酷く重苦しいものに感じられた。
 射精で償うなど、おかしなことを言ってしまったのではないかと思えてくる。
 気まずい沈黙に耐え切れなくなった彼が口を開いた。

「松丸さん……その……」

 さっきのは話は撤回します、と続けるはずだったが、知奈が先に口を開いた。

「……私の為に、と言うのなら、どう射精するのかは私の指示に従うのよね?」

「え……?」

 樫田は呆けた様な声を上げた。一瞬、知奈が何を言っているのか理解出来なかった。
 先の提案を承認すると言う意味だと気付くのに数秒を要した。理解した後、すぐに「はい」と答えた。
 彼の答えに対して、知奈は薄笑みを浮かべて言った。

「なら、そこに四つん這いになりなさい。お尻はこっちに向けて、包皮を引っ張って自慰してもらうわ。後ろから見ていてあげる」

「よ、四つん這いで……」

「出来ないとは言わせないわよ? さあ、早くなさい」

 知奈の言葉に一つ頷き、樫田は彼女に背を向けた。それから膝を床に着け、ゆっくりとした動きで四つん這いになった。
 男根を露出するのとはまた違った意味合いの羞恥が湧いてくる。樫田は赤い顔をしながら身を縮こまらせていた。

「もっとお尻を高く上げて、良く見える様にしなさい」

「は、はい……」

 震える声で返事をしてから、臀部を大きく突き上げる。恥ずかしい。思考は羞恥一色に染まっていくが、ペニスはどんどん硬くなっていく。
 知奈は彼の尻たぶを軽く足蹴にして言った。

「ほら、早く始めなさい」

 おずおずと肉棒へと手を伸ばす。普段は、仰向け、もしくは、座り込んでのオナニーが主である樫田にとって、四つん這いでの行為は不自由さを感じずにはいられなかった。
 それでも、今更やめるとは言えない。仕方なく包皮を小刻みに引っ張り始める。
 ペニスを扱くのではなく、余り皮を引き伸ばして自慰を行う。それを尻側からじっと観察されている。自身が置かれている状況を改めて考えると、酷く倒錯的だと思えた。
 樫田は包皮を引っ張ることで間接的に亀頭を刺激しながら、じわじわと込み上げてくる快感を認めた。
 股間に生じる甘い痺れは、少しずつ大きくなっていく。

「うっ、あ……はあ、はあっ……あぁ……」

 息を切らし、時折喘ぎ声を漏らしながら、樫田は背後にいる知奈を思う。
 彼女は如何なる表情を浮かべているのだろうか。


10.射精の意味

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