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ぷるんぷるるん

女の子に気持ち良くいじめられるM男向け官能小説公開中。

淫魔の呪い#後編


 腹回りの窮屈さで、保田は目を覚ました。
 まぶたを開いて、一番に目に入ったのは、自身の下半身だった。その向こうには天井だ。
 チンぐり返しの格好だと気づくのに時間はかからなかった。
 起き上がろうとして、拘束されている事も分かった。体の疼きは、弱まっているものの、消えてはいない。
 まだ治療は続いているのか。
 わずかに自由のある首を動かし、辺りをうかがう。

(どうして俺は、更衣室に……?)

 問いかける相手――雪子の姿は見当たらなかった。
 
(そういえば、バイブは抜かれたみたいだ……)

 これから一体何が起こるのか。
 不安と期待が入り混じる中、保田の耳に複数人の話声が届く。
 女子生徒のものだ。
 
(ここは、女子更衣室か?)

 だとすれば、このままでは、この屈辱的な姿を見られてしまう。
 それだけは避けたかった。
 淫魔の呪いを治療する養護教諭は非日常の存在だ。
 日常の一部である、同じ学園に通う生徒に、全裸を、それもチンぐり返しを見られるのは、雪子に弄ばれる以上の羞恥だ。
 保田は何とか拘束を解こうと体を動かすも、意味はなかった。
 更衣室の扉が開く。
 心臓が大きく跳ねた。見られたくない、そのはずなのに、保田は疼きが強くなるのを感じた。
 
「えっ……」

 数人の女子生徒は、保田の姿を見て、呆然としている。
 派手な部類に入る同じクラスの同級生だった。
 その手の女子は容姿に自信があり、整った顔立ちをしている。
 保田も目で追ってしまった経験がある。
 
「なにこれ……保田……?」

「ん? 何か壁に貼ってある」

「なに? 『僕は変態です。女の子にいじめて欲しくて、こうしています』」

 保田は否定しようとしたが、声が出なかった。
 体が震えだす。それが、興奮なのか、恐怖なのか、保田は分からなかった。
 
「ふーん……そうなんだ……」

 ニヤニヤと蔑んだ笑みを浮かべて顔を覗き込まれる。
 保田は確信した。体の震えは、興奮からくるものだ。
 
「はぁ……はぁ……」

「うわっ、興奮してるよ。気持ち悪い」

「ね? これ使ってください、ってさっきの紙に書いてあった」

 1人の女子生徒が開いたロッカーを指差す。
 中にはローションやバイブ、筆やペンが入っていた。
 
「『ローションたっぷり注いでから、バイブを突っ込んでください、お願いします』だって、こいつ、馬鹿じゃないの?」

 笑い声を上げながらも、各々が道具を手に取った。
 他にも『お願い』を書いた紙があるらしく、指定された通りに責められるらしい。
 なぜこうなったのかは分からないが、保田の頭には期待しかなかった。
 同級生に馬鹿にされながらも、気持ち良い事をしてもらえる。
 恥ずかしさも、興奮の材料に変わっていた。
 
「ほら、こうして欲しかったの?」

 肛門にローションのボトルが刺され、腸内に冷たい感触が広がった。
 まじまじとその様を見つめ、保田は息を荒くする。
 オカズに使って自慰をした事もある女子に、アナルにローションを注がれている。
 
「はぁっ、はぁぁぁっ」

 アナルからあふれ出したローションが滴り落ちた。
 
「こんなに太いの入るかな?」

 戸惑いながら宛がわれたバイブを、保田のアナルは簡単に飲み込んだ。
 保健室で味わった快楽が再び訪れたことに、歓喜した。
 
「うわっ、入った。しかも喜んでる……」

「あっ、あっ、ああっ」

 腸内を揺さぶるバイブの振動に、薄れ掛けていた疼きが蘇る。
 刺激されているアナルだけでなく、乳首やペニスも疼き始めた。
 
「はあぁっ、ああぁぁっ、気持ち良いですっ!」

「ぷっ。聞いてもいないのに何言ってんの?」

 笑われる事も、同級生に敬語で礼を言うことにも、保田は興奮していた。
 
「そう言えば、保田。射精出来ないんでしょ?」

 ゴム手袋を嵌めた女子がローションを手の平で広げ、保田のペニスを握った。
 ぬちゃぬちゃと音を立てて、激しくしごかれる。
 保田は涎を垂らして喘いだ。
 
「これだけやっても出ないって、本当に射精出来ないんだ? どう? 苦しい?」

 いつまでも射精寸前の感触が続く中、保田は喘ぎ声を挟みながら言った。
 
「あっ、ああっ、苦しいけど、あああああっ!! 気持良いですっ!! もっとしてくださいっ!」

 バイブは依然、アナルで暴れ廻り、ペニスはローションまみれでしごかれる。
 保田の顔には我慢汁とローションがおびただしく降り注いでいた。
 
「あ~っ! あぁぁ~っ!」

「ねぇねぇ?」

 筆を持った女子が保田に問いかける。
 
「自分のちんぽ汁とローションのミックスジュースは美味しい?」

 女の子の口から「ちんぽ汁」なる淫語が出た事で、保田の興奮は更に高まった。

「おっ、ああっ、あっ、美味しい! 美味しいですっっ!!」

 保田の答えに、更衣室に笑い声が響いた。
 
「あはははっ、素直に答えたから、ご褒美あげる」

 筆が乳首を優しくなで回す。
 じらされ続け、痛いほどに勃起した乳首にようやく与えられた刺激に、保田は体をびくびく痙攣させた。
 
「胸で気持ち良くなるなんて、女の子みたいだねー」

「でもさー、ちんぽあるし……って射精出来ないのか」

「じゃあオカマ野朗かな」

 再び大きな声で笑われる。
 
「あぁぁあっっ、オカマです、オカマ野朗ですぅぅ、だからっ、だからもっといじめてくださいぃぃぃっ!!」

「こいつ、本当にド変態だな」

 終わりを迎える事の出来ないペニスを扱かれ、バイブにアナルを嬲られ、乳首を優しく愛撫される。
 そんな中、手の空いた女子がペンを手に取り、保田の体に落書きを始めた。
『役立たずばかチンポ』『ガバガバケツマンコ』『ちんぽ汁大好き』『変態乳首』などなど。
 体中に屈辱的な言葉を描かれ、その姿を携帯で写真に撮って見せられた。
 
「あぁぁっ、あぁっ、ありがとうございますっ!」

「そろそろ飽きてきたし、最後の奴、やっちゃう?」

「そうだねー」

 バイブがアナルの入口近くの浅い位置まで引上げられた。
 筆は乳首を離れた。ペニスをしごく手も止まる。
 
「ああぁぁぁぁ、止めないでくださいぃぃ」

 懇願の声を上げる保田に、女子の1人が言った。
 
「これから一番気持ち良くなれるんじゃない? 私は変態じゃないから分からないけど」

 その言葉に期待が一気に膨らんだ。
 一体何をしてもらえるのか。
 餌を目の前にした動物の様に、息を荒げ、涎を垂らす保田。
 女子生徒達は、息を合わせて、最後の仕上げにかかった。
 一気に最奥までねじこまれるバイブ、これまで以上に激しくしごかれるペニス、乳首は洗濯バサミで挟まれた。
 
「あぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」

 保田は絶叫と同時に、ペニスから我慢汁を射精の様に勢い良く吐き出した。
 
「すごっ……。これでも射精じゃないんだよね?」

「あぁぁぁぁぁっ」

「どう? 気持ち良かった?」

「ほら、大好きなちんぽ汁一杯出たんだから、ちゃんと飲んで」

 保田は、覗き込む複数の顔を眺めながら、口内に溜まった我慢汁を飲み込んだ。
 ゆっくりと視界が歪み、やがて意識が途切れた。
 
 



 次に目を覚ましたのは、保健室だった。
 拘束もなく、制服をきちんと着こんでいた。
 体はだるいが、先ほどまでの様な異常な快感はなかった。疼きも消えている。
 上体を起こした保田に、雪子が声をかけた。
 
「どうだった? 気持ち良かったよね? 君の願望をそのまま夢に見せてあげたんだから」

「あ、あぁ……」

 安田は、思い出すだけで、身震いしてしまった。
 
「そうそう。結局全然お仕置きじゃなかったと、君も思わない?」

「えっ、ええ、はい」

「まあ、そうだよね。本当のお仕置きはこれから」

 雪子がお仕置きの真相を、保田に伝える。

「薬の効果はもう一つあって。それは……自分、他人を問わず、性的な目的で体に触れる事が出来なくなる、ってやつ」

「えっ……」

「もちろん、淫魔も君には手を出せなくなるよ。
すごーく気持ち良い体験、いやらしぃーい夢を見たのに。
それを思い出しておちんちんを弄る事が出来ない。良いお仕置きでしょう?」

 股間に手を伸ばす安田だが、その手は見えない力によって弾かれた。
 
「薬の効果は一年くらいで切れるよ。それまで、今日の事を思い出して我慢汁を垂れ流すしか出来ない。
……どうせ男の子なんてエロい事ばっかり考えてるんだから、反省させる気なんてないんだ。
淫魔に襲われるよりも気持ち良い体験させちゃえば、淫魔の手に落ちる事はなくなる。私は君をそう言う状態にしただけ」

「そっ、そんなっ! そんな!」

「ふふっ。何度も思い出しては、身もだえしてね。おちんちんには触れないけど、ね」

 言いながら、雪子は保田の肩を押した。
 一瞬、体勢を崩した後、気づけば保田は自身教室に立っていた。
 保健室も雪子の姿も見当たらない。
 慌てて男子トイレに駆け込む。
 ペニスを手に取ると、今度は触る事が出来た。
 
(なんだ、夢だったのか……)

 そう思い、ペニスを軽く扱こうとした時だ。
 保田の右手は勢い良く弾かれた。
 
「そ、そんなっ……!!」

 雪子の説明に嘘がなかった事を証明するには充分な出来事だった。
 一年近く自慰が出来ない。
 雪子に科せられたお仕置きを実感すると同時に、脳裏に蘇るのは保健室での出来事だった。
 むくむくと膨らむペニス。
 再度手を伸ばすも、やはり弾かれた。
 はち切れんばかりに勃起したペニスをどうすることも出来ずに、保田は立ち尽くした。
 ペニスの先から、我慢汁がとろりと溢れて、滴り落ちた。
 
 
おわり



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脈絡もなく淫魔に襲われる話

 部活の後片付けが長引き、すっかり暗くなってから帰る事になった。
 そんな時に限って、財布を忘れた事に気づき、俺は慌てて学校へ引き返した。
 
 職員室以外に明かりは灯っておらず、生徒用の玄関は施錠されていた。
 職員玄関を通り、自分の教室へ向かう。
 暗闇の中、階段を上り教室の扉に手をかけた。
 開く寸前、足が何かに引っ張られ、俺はその場で転んだ。
 足首にぬるりとした物が巻きついている感触。
 見ると、手首ほどの太さの黒い縄状の何かだった。
 それは廊下の奥に伸びていた。
 当然訪れた奇妙な現象に、驚きと恐怖を感じる。
 
 得たいの知れないそれを足首から外そうと手を掛けるも、がっしりと巻きついている上に表面が粘液に覆われており、引き離せそうになかった。
 手を鼻先に近づけると、生臭い、精液の様な臭いがした。
 
 こつ、こつ。
 足首に巻きついた物が伸びる方から足音がする。
 異常な状況に俺の心臓が激しく脈打つ。
 やがて暗がりから現れたのは、同じ学校の女子生徒だった。顔に見覚えはないが、制服はクラスメイトと同じ物だ。
 良く見ると、その子のスカートの中から伸びている物が俺の足まで伸びているのが確認出来た。
 聞いた事がある。
 人間を性の虜にし、魂を食らう淫魔と呼ばれる怪物がいる、と。
「ひっ」と情けない声が漏れた。

「怖がらなくても大丈夫だよ。気持ち良くしてあげるだけだから。ね?」

 彼女は涼しげな声でそう告げると、人差し指を揺らす。
 タッチパネルでも操作するような動きだ。
 何かが起きようとしている。
 再度、足の拘束を解こうと腕を伸ばすが、俺の意思とは関係なく、途中で止まってしまう。
 
「まずは服を脱いで」

 彼女がそう言うと同時に、足首の拘束が解かれた。
 逃げ出そうと立ち上がろうとするものの、俺の身体は言う事を聞かなかった。
 体が勝手に動き、服を脱がされていく。
 肉体を支配される恐怖と、女の子の前で裸にされる恥辱が、同時に湧き上がる。
 一切抵抗出来ぬまま、俺は全裸にされてしまった。
 恐怖と不安で縮こまった情けないペニスを隠す事も出来ず、俺は『気をつけ』の姿勢で立たされている。
 彼女が次の指示を口にした。
 
「壁に手をついて、お尻をこっちに向けて」

 言われた通りの姿勢を取ろうと、体が勝手に動いた。
 尻に触れる空気の冷たさが、ますます俺を不安にさせた。
 一体何をされるのか――構える事も出来ず、恐怖だけが膨らんでいく。
 そんな中、『ぬるり』と、肛門に柔らかくも弾力のある湿った物が触れた。
 
「私の尻尾で気持ち良くしてあげるから」

 表面を覆う粘液をなすり付ける様にくにくにと尻尾が動く。
 くすぐったさに思わず声をあげてしまうと、彼女がくすくすと笑った。
 しばらくそんな動きを続けられ、肛門がムズムズと疼き始める。
 俺の身体の異変を察してか、彼女は次の段階へと進むことを宣言した。
 
「そろそろ入れるから」

 突き立てられた尻尾がゆっくりと肛門を押し広げていく。痛みはなかった。
 いや……むしろ俺は快感を覚えた。
 排泄感に近いものの、吐き出す快感とは全く異なる、『入れられる』快感だった。
 
「んんっ。ん……ああっ!」

 腰からこみ上げる快感に、思わず声が漏れた。
 どれだけ入ったのか分からないが、お腹の中がいっぱいになっている。
 少しの苦しさと快感で俺の足はがくがくと震えていた。
 
「気持ち良さそうだけど、ここはまた後でね」

 熱い物が腸内に広がった感覚の後、尻尾が引き抜かれた。
 肛門から尻尾から吐き出されたであろう液体が少し流れ出た。
 
「今度はこっちね」

 尻尾が俺の胸元に伸びる。思わず視線を下げると、乳首が激しく勃起しているのが確認出来た。
 ぷっくりと膨れ上がった乳首に尻尾が触れた。
 
「くふっ」

 一度漏れた声はもう止められなかった。
 すりあげられ、ぐりぐり押し付けられ、弄繰り回される度に喘ぎ声を漏らしてしまう。
 切ないような、もどかしい快感が乳首に広がっていく。
 無意識の内に、俺は尻尾の触れていない方の胸を弄っていた。
 粘液を擦り込むように乳首をこね回す。
 
「おっぱい気持ち良い?」

 いつの間にか近づいていた彼女が妖艶な笑みを浮かべ、俺の顔を覗き込んでいた。
 乳首からもたらされる快楽に夢中で気が付かなかった。
 
「き、気持ち良い……っ!」

 淫魔に襲われている、と言う恐怖心はすでになかった。
 ペニスだけでは味わう事の出来ない、新たな快楽が、気持ち良過ぎて頭が回らない。
 
「そろそろかな。お尻、どう?」

 彼女の言葉で乳首に集中していた意識がそこへ向かう。ムズムズする。物足りない。
 腸内が熱くジンジンと疼いている。
 入れて欲しい。尻尾で犯して欲しい。
 そんな言葉が脳に次々と浮かぶ。
 
「良さそうだね。私の尻尾から出た媚薬がなじんできてるね」

 媚薬……? この尻尾を覆う粘液も媚薬なのか。
 
「おっぱいもこれからどんどん、今よりずーっと気持ち良くなっちゃうよ」

 乳首にもアナルで味わわされている性感が広がる――そう考えただけで、俺の身体は短く痙攣した。
 尻尾が胸から離れ、代わりに彼女の少し冷たい指先が乳首をつまんだ。
 
「涎まで垂らしちゃって。乳首、気持ち良いんだね」

 言いながら、彼女が爪で乳首を引っかいた。
 甲高い声が漏れると同時に、体がびくりと跳ねた。
 何かが弾けるような感覚だったが、まさか乳首でイってしまったのか。
 ぬぷ……。
 考える間もなく、肛門に尻尾が挿し込まれた。
 腸内を押し広げられ、擦られる感覚は予想していたよりも気持ちよかった。
 挿入されただけで頭の中が真っ白になりそうな快楽だと言うのに、彼女はすぐにピストン運動を始めた。
 俺の口からは言葉にならない悦びの叫びが溢れた。
 抜き差しされる度にぬちゃっぬちゃと卑猥な音が響く。
 
「あ……ああ……っ!!」

 されるがままに犯され、与えられる快楽を享受する。
 全身ががくがくと震え、壁についていた手にも力が入らなくなっていった。
 上半身は床に崩れ、下半身はお尻を突き上げるような姿勢で、犯され続ける。
 
「イキたい? お尻を女の子に犯されて、恥ずかしい格好でイキたい?」

「イ、イギたいっ、イカせてっ!!」

 腹の中の尻尾が向きを変える感覚。
 
「前立腺、いじめてあげる。すぐイッちゃうかもね」

 ぐっ、と尻尾で前立腺を押された。
 じぃんと快感が腰から全身へと広がっていく。
 
「あっ……ああうあああっ……」

「こっちも気持ち良くなりなよ」

 彼女の足が俺の上半身と床の間に入り込む。
 
「お尻とおっぱいで気持ち良くなってイっちゃえ」

 ぐりぐりぐりぐりぐり。
 尻尾が前立腺を激しく責め立てる。
 俺はパニックでも起こしたかの様に喘ぎ、快楽に身を震わせる。
 全身に甘い痺れが走り、頭がクラクラする。
 お尻の中で尻尾がどう動いているのか。
 とろけ切り、ただただ気持ち良いと言う事しか分からない。
 
「ほら、イきなよ」

 彼女がつま先で俺の乳首を擦った。
 電流が走るような快感が訪れると同時に、お尻の中で熱い物が吐き出された。
 
「ああああっ、あああーっ! イクッ、イってる、気持ち良いっ!!」

 全身とガクガクと震え、俺は果てた。
 ぬるり、と尻尾が引き抜かれ、そこからどろりと粘液が垂れた。
 俺はすっぽりと開いたままのアナルに手を伸ばす。
 もっと、もっと何度も今の快楽を味わいたかった。
 
「駄目だよ」

 その手を彼女に止められる。
 
「もう一度お尻で気持ち良くなっちゃったら、その縮こまって我慢汁垂らしてるおちんちんが使い物にならなくなっちゃうよ」

 それでも俺は、甘い疼きに耐えられそうに無かった。
 
「忠告はしたからね」

 彼女が手を離すと同時に、俺は人差し指と中指をアナルに突っ込んだ。
 
「ああーっ! 気持ち良いーっ!」

 指を曲げたり広げたりする度に、快感が全身に響き渡る。
 ぷっくりと膨らんだ前立腺を指で押すと、強い快感がこみ上げてくる。
 ペニスでは味わう事の出来ない快感。
 
「あーあ。もう二度と射精出来なくなっちゃった」

 蔑むような言い方も気にならなかった。
 見る見る内にペニスは小さくなり、包皮にすっぽりと覆われた。
 最終的にペニスは小指の先ほどに、睾丸は体内に沈んで行く様に消えてしまった。
 生殖器としての機能を完全に失った俺のペニス。
 
「これじゃあ女の子とエッチも出来ないね~。短小包茎玉無しチンポ君」

 楽しそうに言った彼女は、俺のその、ペニスとは呼べない突起を指先で抓り上げた。
 
「ああぁあぁぁぁっ!!」
 
 電流が走るような快感に、俺は全身を痙攣させ、果てた。

「クリトリスみたいになちゃったね? お尻もおまんこみたいになっちゃったし、ちょうど良いかな」

 俺はそれを乳首の様につまんで撫で回す。
 
「おっぱいもいじった方が気持ち良いんじゃない?」

 小馬鹿にするように告げる彼女に言われるまま、俺は気持ち良くなりたい一心で股間を弄繰り回しながら、教室へ這った。
 机の足ににペニスだった突起を擦り付け、左手でお尻を弄りながら右手で乳首を撫で回す。
 
「あーっ、あーっ! 良い、良いいいいっ!」

「ふふっ。人間を壊すの楽しいなあ。今度は何しようかな~」

 快楽の為だけの性別すら曖昧な身体に作り変えられ、自慰に耽る俺に背を向け、彼女は去っていった。
 

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淫魔の呪い#前編

 切れ長の目と、栗色の長い髪を持つ美女――青井雪子(あおいゆきこ)は、養護教諭だ。
 雪子が勤める学園には、保健室が二つある。
 どこにでもある、ベッドと薬品棚で構成された、ごく普通の保健室。
 校舎の設計ミスとされ、表向きには使用されていない、第2保健室。
 雪子が担当するのは、後者だ。
『呪われた地』とも『良くないものの通り道』とも噂され、淫魔による被害が後を経たない為、この学園には『淫魔専用の保健室』が存在していた。





 その日、保健室に運ばれてきた男子生徒は、淫魔に呪われたと言う。
 強くはないが、確かな魔の力を雪子は認めた。
 
「お、俺、どうすれば……! 出したら、俺も悪魔になっちまうって!!」

 出したら、とは、精液の事だろう。
 うろたえる彼の股間はもっこりと膨らんでいた。
 誘惑に負けた人間の背徳感や、屈伏感に付け込み、眷属(悪魔の手下)にする。
 雪子にとっては、良く見る手だった。
 
「その呪いを体内から吐き出せば良いだけよ」

「は、吐き出すってどうやって!?」

「君、ええっと。保田くん。馬鹿なの?」

 冷たく、見下す様な言葉を吐かれた。
 表舞台に出る事のない人種とは言え、生徒を守る立場の大人に、だ。
 「え?」と小さな声で呟いただけで、保田は何も言えなくなった。
 
「淫魔の呪いがどこに作用しているのか考えれば分かるでしょ? ちんぽ以外にどこがあるの?」

 呪いにうろたえていた保田だが、年上の美人の口から「ちんぽ」の単語が出た事で、脳内がピンク色に染まっていった。
 
「服、脱がせるからベッドに寝てちょうだい」

 これからの事を期待しながら、保田はベッドに横たわった。
 それを確認した雪子が木製のハンガーを保田に向かって投げつけた。
 突然の事に、悲鳴を上げて目を閉じる保田だったが、痛みは訪れず、代わりに寒気を感じた。
 彼が目を開き、見たものは、自分の裸体と、壁に掛けられた衣服だった。
 戸惑う保田に、「薬塗るから」と声をかけ、雪子は治療を進める。
 小瓶に入った液体を、筆で保田のペニスに塗りたくった。
 冷たく、粘り気のある感触をペニスに感じ、保田はうめき声を漏らした。

「せ、先生、これは……?」

「射精出来なくなる薬」

「えっ? だ、だって、出すって……」

「カウパーね。射精出来ないから、辛いだろうけど、治療だから」

 保田がうめき声を漏らした。
 
「ああ、それと。普通にやっても時間がかかって仕方ないから、媚薬効果のある薬を使ってるから」

「うっ、くっ。あ、熱い……」

 ペニスが熱を帯び、感度が高まっていく。
 
「シコりたくなってくるでしょ? でも駄目だからね」

 言いながら、雪子は保田に手錠を嵌めた。
 壁に設置されたフックの高さを調節し、そこに手錠を繋げた。
 保田は、両手を上げた状態で膝立ちした、屈辱的な姿勢を取らされる事となった。
 
「う、あっ、せ、先生……! こんな事する必要は……」

 狂おしい程に、刺激を求めるペニスは、腹に付きそうな程に勃起していた。
 
「あのね、淫魔に隙があるって事なの。死んでも良いから、気持ち良くなりたい、って」

 言葉を続けながら、ペニスに塗ったのと同じ薬を、乳首にも塗る。
 
「そういう子を治療しても、またここに来るだけでしょ? だから、治療と一緒にお仕置きもしてるの」

 乳首とペニスがジンジンと熱く疼く。
 触りたい、触って欲しい。
 そんな欲求が保田を支配していく。
 
「その薬、どんどん皮膚から吸収されて、気持ち良くなってくから」

 雪子の言葉通り、保田のペニスからは、液体特有の光沢が消え始めていた。

「でも、触ってあげない。ムズムズして仕方がないおちんちんを勃起させて、放置されるの」

「そ、そんな……!!」

「ほら、我慢汁が出て来た」

 雪子が保田の股の下に口の広いビーカーを置いた。
 
「これが一杯になるまでだからねー」

 抗議の声を無視して、雪子は戸棚に向かった。
 そこから一つ。楕円体の端に球体が付いた、黒く光る物を取り出した。
 
「これね、魔法のバイブ」

「は?」

 あまりにも間抜けな語感に、保田は呆けた声を出した。
 
「だから、魔法のバイブ。腸内の便を浄化して、ローションに変えちゃうの。面倒な手順を踏まずに、アナルにぶっさすだけでOKな便利グッズだよ」

 雪子の説明を聞いて、再び保田は「は?」と声をあげた。
 
「い、いや、いや。待ってください! まさかそれを俺に?」

「そう。最初は痛いと思うけど、我慢するように」

 保田は抗議の声をあげ、拘束を解こうと体を揺らす。
 ガチャガチャと鎖の音が鳴ったのみだった。
 壁際に捕らわれている保田の股下に腕をくぐらせ、雪子はアナルに狙いを定めた。
 黒光りするバイブを一気にねじ込む。
 保田の絶叫が保健室に響いた。
 
「はっ、はーっ、あ、あああぁぁっ! き、きついっ! 抜いてっ! 抜いてくださいっ!」

「君、馬鹿なの? お仕置きだって言ったはずだよ?」

 保田は全身をブルブルと震わせ、脂汗を流している。
 アナルに挿入されたバイブが動き出す。
 入口が無理やり広げられている感覚は、苦痛だが、中で動くバイブには、痛みを感じなかった。
 すでに腸内にあったものはローションに変わったのだろうか。
 しばらく、くぐもった声を上げていた保田だったが、やがて別種の声が混じり始める。
 喘ぎ声だった。
 
「なに? もう感じ始めたの?」

「そ、そんな事は……っ! うっ」

「嘘吐いたって仕方ないと思うけどな。気持ち良いってバレバレだし」

 雪子が保田の亀頭を指で弾いた。
 ぶるんっ、と跳ねたペニスの先端から、我慢汁が飛び散った。
 
「あぐうっ」

「ほら、我慢汁飛んだ。素直に受け入れて、早く出しちゃいなよ」

 雪子の言葉を受けて、保田の思考が切り替わり始めた。
 じらされ、全身を疼きに翻弄されるこの状態が、心地良くなってきている。
 それを自覚すると、ゾクゾクと体を駆け巡る快感があった。
 
「はっ、はぁ、はぁ、ああぁぁぁぁっ」

 震えは、苦痛からではなく、快楽から来るものに変わっていた。
 保田は、疼く乳首、ペニス、に神経を集中させる。
 ジンジンと響く疼きを楽しむが、やはり直接的な刺激のあるアナルに意識が向かう。
 肛門を貫くバイブの感覚は、保田が思う以上だった。
 体の震えが増し、自然と声が漏れる。
 
「うっ、う、うっ、うぅぅぅ……あぁぁ……」

 心地良い振動がアナルを中心に全身に広がっていく様な感覚。
 無意識の内に、保田は肛門をきゅっと締め、さらに振動を感じ取ろうとしていた。
 食い付く様にバイブに密着した肛門は、思惑通りの快感を保田に与えた。
 
「あーっ! あーっ、良い、気持ち良い!!」

「ふぅん。そんなにお尻が良いか。ちんちんなんてもういらない、って感じだね」

 雪子の言葉に、保田は下半身に視線を向けた。
 だらしなく垂れ下がり、ポタポタと我慢汁を流す自身のペニスがあった。
 男の本分であるペニスを萎えさせ、排泄器官で快楽を貪る自身の姿に、倒錯的な快感を覚えた保田が、一際大きく喘いだ。
 
「でも喜ばれたら、お仕置きにはならないかなー。他の方法にしようか」

 言いながら、雪子は保田の両目を塞ぐ様に、手を置いた。
 そっと耳元に顔を寄せ、呪文を唱えた。
 吐息のくすぐったさに身をよじる保田だが、ふっ、と意識が途絶えた。
 




後編はこちら

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闇とシコシコ#6

 
 茜と付き合う事になってから、3週間が経過した。
 時折発作に襲われ、その度俺のおちんぽが火を吹いた。(実際に吹き出していたのは精液だが)
 見た目には、順風満帆と思われる交際だった。
 実際は、そうでもなかった。
 おちんぽにとっては、かつて無いほど充実した時間だったに違いないが、俺の心はやつれ始めていた。
 茜にかけられた呪い(真偽は依然不明)を、おちんぽの為に利用している状況がそうさせていた。
 本人に迷惑がかからない様、机に精液ぶっかけてるだけで満足だったのに……。
 俺がおちんぽ気持ち良くなる為なら、悪魔に魂を売り渡す様な男だと、茜も気づいたのか、様子がよそよそしくなっていった。
 今日にいたっては、朝から一言も会話しないまま、放課後を迎えていた。
 教室を見渡すも、左手に包帯を巻いた小柄な少女は見当たらなかった。
 最低限の会話のみだったとは言え、昨日までは共に帰路を辿っていた。
 
(終わってしまったのか……)

 茜の姿を脳裏に描いては、我慢汁を滲ませていたが、今は涙が溢れてきそうだった。
 肩を落として、俺は学校を後にした。
 帰り道の途中にある公園に、俺はふらりと入った。
 何をする訳でもなかったが、 家に帰っても、おちんぽを握る気力も沸きそうになかった。

「……郡山くん?」

 俺の名を呼ぶ声に、顔を上げると、茜がベンチに座っていた。
 
「あ、ああ……」

 軽く手を上げるだけで、俺は顔を逸らしてしまった。
 いよいよ、はっきりと別れを告げられるのだろうか。
 だが、茜からは以外な言葉。
 
「やっぱり、怒ってる?」

 ――怒ってる? 俺が?
 
「怒ってるのは、須崎さんの方じゃないのか? 呪いを利用して、俺は変態的な行為ばかりで……」

「それは私が頼んだ事だけど?」

「え。あ、ああ……」

「郡山くん。私、あなたを利用しているだけじゃないから」

 利用しているだけではない?
 茜が続けて、「利用されてると勘違いした郡山くんが怒っているのかと思った」と話した。
『呪い』の苦痛を和らげる事の出来る俺を傍に置いておく為だけに、付き合っているのではない。
 遠まわしではあるが、それが彼女の真意なのだろうか。
 
「別に俺は怒っていないし、利用されてるとも思っていなかったよ」

 良かった、と小さく呟いた後、茜は少し俯いた。
 
(一般的なカップルなら、ここでキスとかしちゃうんだろうな)

 そんな事を考えていると、しょんぼりしていたおちんぽが、元気一杯で膨らみ始めた。
 チラリ。茜が股間の膨らみに目をやった。
 
「ね……。ここでして?」

 意外な言葉に俺の胸が大きく、ドキン、と鳴った。
「して」って、俺の場合、オナニーだろう。
 俺は黙って社会の窓から、おちんぽを『こんにちは』させた。
 
「もっと近くに。道路から見えちゃう」

 言われるがまま、近づく。
 調子に乗って、おちんぽを茜の目と鼻の先まで持っていったが、怒られなかった。
 それどころか、まじまじと見つめて、「もう大きくなってるんだ」と呆れとも、感心とも、取れる声色で言った。
 俺はおちんぽを軽く握り、こすり始める。
 
「ふふ、郡山くんは、私に言われたら、外でもこんな事しちゃう。呪いが起こってる訳でもないのに」

 嬉しそうな茜の様子に、おちんぽが、更に硬くなった。
 もう勃起しているだけで気持ち良い状態だ。
 野外で茜に見られながら、おちんぽをしごいている。改めて状況を考えると、脳が沸騰しそうだ。
 
「はぁ、はぁはぁ、茜に見られながら、おちんぽシコシコ気持ち良いよっ! はあ、はぁはぁっ」

「興奮すると、私の事、名前で呼ぶよね」

「す、すまない、はぁっ、はぁはぁ」

「良いの。嬉しい」

(ぬぉぉぉぉぉううぅぅぅぅん!! 両思いじゃないかっ!)

 思わず涎を垂らしてしまう程だ。
 おちんぽを握る手にも力が入る。
 大量にあふれ出る我慢汁が『ねちゃねちゃ』と音を響かせる中、俺はラストスパートに入らんとしていた。
 
「……そんなに気持ち良さそうな顔されると、私も変な気分になっちゃいそう」

 頬を赤らめて言った茜が、まるで何かをこらえる様に、きゅっと、太ももを閉じた。
 熱っぽい茜の吐息をおちんぽに感じた瞬間、俺は果てた。
 
「あっ、あぁぁっ!! 茜ぇぇぇっ!! で、でるぅぅ!!」

 茜が慌てて、俺のおちんぽの先を両手で包み込んだ。
 びゅくっ、びゅっ、びゅっ。
 
「こんなに勢い良く出るんだ。それに、熱い……」

 手の平に吐き出された精液を、見せるように両手を開く茜。
 小さな、女の子らしい手の平に精液がべったりと付着している。素晴らしい光景だ。
 だが、洗い流すのは大変そうだ。
 
「ご、ごめん」

「制服にかかる方が困るから、良い。手、洗って来るね?」

 手洗い場に向かって歩き出す茜に連れ添う様に、俺も歩き出す。
 もちろん、おちんぽはパンツに収納済みだ。




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闇とシコシコ#5


 愛の奇跡により、俺と茜が付き合う事になってから数日が経った。
 その間、発作(らしきもの)が起こる事はなかった。
 俺がシコシコする出番もなかった。残念だ。
 もちろん、帰宅してからはゴミ箱が妊娠する勢いでティッシュを大量消費している。 
 声をかけてくる茜、隣を歩く茜、頬杖をついて空を眺める茜、様々な姿を思い浮かべては、欲情の証をぶちまけていた。
 オカズに使った茜の姿を思い返していると、体育の授業中にも関わらず、股間が膨らんでしまった。
 気にせず、授業はそっちのけでバレーボールに興じる茜に視線を向ける。
 揺れるだけの胸はないが、Tシャツの裾から時折覗くお腹が可愛い、いやらしい。嘗め回したい。
 おちんぽが更に硬く、上を向く。
 授業を抜け出してどこかで一度、吐き出して来ようか。体育館の出口に目を向ける。
 背後で上がった女子の戸惑いの声に、振り返る。
 見ると、茜がうずくまっていた。
 一瞬、目を離した隙に、発作が起こってしまったようだ。
 慌てて駆け寄り、茜にしか聞こえない様に「左手か?」と問う。茜は苦しそうに頷いた。
 
「先生! 俺が責任持って保健室に連れ込みます! じゃあ!」

 体育教師は何かを喚いていたが、無視した。
 茜を抱きかかえて体育館を後にする。
 
「ごめん……迷惑かけて……」

「ふっ、気にするな。すぐに楽にしてやる」

 格好良い台詞だが、この後、俺はおちんぽ丸出しでアヘるのだ。
 保健室には先客も養護教諭もいなかった。
 茜をベッドに横たわらせる。
 
「何か、必要……?」

「そうだな……腋……腋が欲しいっ!!」

 俺は叫んだ。
 
「わ、腋!? な、なに?」

「シャツだけ! Tシャツだけで良いから脱いで! それ以上は絶対なにもしないから!!」

 鼻息荒く要望を伝える。
 俺の剣幕に負けたのか、茜は「シャツだけだからね」と念を押して、キャミソール姿になった。
 衣類を脱ぐ挙動、広がる露出面積、運動後の熱っぽい体温。
 それだけでご飯、いや、精米する必要すら、いや、稲の状態で5000kgはいけそうだ。
 我慢汁がおちんぽの先から、じんわりと、にじみ出るのを感じる。
 俺は、閉じられた茜の腋に指をねじ込んだ。しっとりと、そこは濡れていた。
 
「ひやっ! こ、郡山くん……」

 茜の顔が赤い。汗をかいた腋に触れられるのを恥らっているのか。
 もう俺は誰にも止められない。自分自身にもだ。
 強引に腋を開くと、俺はそこにむしゃぶりついた。
 
「ちゅっ、ちゅぷっ、れろれろっ!」

 唇で吸い付き、汗を舐め上げる。
 茜がくすぐったさに声を上げた。喘ぎ声にも聞こえるその音色に俺の興奮は増す一方だ。
 だらしなく涎を垂らし、わざとらしく音を立て、茜の羞恥を煽る。
 
「やっ、いやぁ……郡山くん、んっ……そんなとこ汚い……」

 汚い訳がない。恥らう茜が可愛すぎて、もう我慢出来ない。
 俺は乱暴におちんぽを取り出す。握り締めるとそれだけで果ててしまいそうだ。
 2、3回握った手を往復させただけで、こみ上げてくる物があった。
 
「茜っ、茜の腋、じゅる、ペロペロ、美味しいぃぃいぃ!! 茜ぇぇ!!」

 どぼびゅっ。どぽっ。
 シーツの上に精液が放たれた。
 腋から口を離し、涎を手の甲でぬぐった。
 
「す、すまん。興奮のあまり……」

「ううん。……良くなったから。くすぐったかったけれど」

 精液をティッシュに包んで捨て、タオルで腋の汚れ(主に俺の涎)を拭き取り、後始末を行った。
 それから、授業に戻る気は起きずに、二人でベッドに腰かけて、世間話をしながら過ごした。
 
 



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闇とシコシコ#4

「どう? まだ痛むのか?」

 俺のベッドに寝かせた茜は相変わらず辛そうにしている。
 何か必要な物はないかと問いかけると、不思議な質問で返ってきた。
 
「今日はもう……出ない……?」

 なにがだ。
 
「さっきの……アレ……」

 精液か。精液なのか?
 それなら、オカズがあれば何度でも出せるに決まっているではないか。
 
「これ、使って良いから」

 渡されたのは、茜の細くて白い脚を包んでいた紺色の靴下だ。
「もう出ない?」と聞かれた時にはセックスのお誘いかと期待したが、これはこれでまた良い。
 自らの靴下を差し出して、シコシコに使って欲しいと迫られているのだ。素晴らしいシチュエーションである。
 
「まかせろ!」

 俺は胸を張って答えた後、下半身を開放した。
 すでに相棒は戦闘準備万全で構えていた。
 さて、せっかくいただいた大事なオカズだ。どう調理するのが最適か……。
 
「に、匂いは嗅がないで……恥ずかしい」

 む。そうか。ならばこれしかあるまい。俺は茜の靴下をおちんぽにすっぽりと被せた。
 
「は、はぅあぁ」

 俺の口から妙な声が漏れた。
 まだ残っている温もりが、この靴下は茜の綺麗な足を覆っていたのだという事を実感させた。
 少し擦ると、裏地特有の微弱なザラつきを感じる。
 靴下を使用した経験はなかったが、これは良い。良いものだ。
 
「もっと近くに。顔を見せて……」
 
 茜の手が頬に触れる。
 
「気持ち良い?」

 潤んだ瞳でそんな事を聞くのは反則だ。ゴールキーパーがサッカーボールを日本刀で叩き切る様なものだ。
 おちんぽを握る手の動きがさらに早くなってしまう。
 
「うっ、おっ、うっうっ」

「ちゃんと答えて」

 茜が軽く頬を抓り、気持ちい良いのか答えるように急かす。
 なんという事だ。このクールな美少女にはSっ気までも備わっていたのか。
 
「お、おちんぽっ、気持ち、い、いえぇあっぁぁぁぁぁっっ!!」

 あまりの快感と興奮に、後半は言葉にならなかった。
 俺の様子を見て、茜はこの至近距離でしか分からないほど微かに笑みを作った。
 左手の痛みを堪えて、少し汗ばんだ、上気した顔でだ。
 
「で、出る! 靴下おまんこに、精液、精液っ! 出るぅぅ!!」

 茜の淫靡とも取れる表情が引き金となり、俺は果てた。
 どくん、どくん、とおちんぽが脈打ち、精を吐き出す。
 
「っはぁ、はぁ」

 息も絶え絶えの俺を見つめながら、茜は言った。
 
「ありがと。楽になった」

 訳が分からないが、こちらこそありがとうと言いたい気分だ。
 良いオナニーだった。
 気休めなどではなく、本当に痛みが引いたのか、茜は体を起こした。
 ベッドを椅子の様にして腰掛けた。
 
「私を蝕む陰の気が、貴方の発する陽の気でかき消された」

 確かに『ハッスル』はしていたが、やはり意味不明だ。
 
「……私の事、痛い子だと思ってるでしょ」

「ギクッ」

 馬鹿か俺は。思わず声に出して驚きを表現するなんて。
 心を読まれたのかと焦ってしまった。
 茜は拗ねたように「ふーん」と声を出した。
 そんな仕草も可愛い。思わず精液まみれの靴下に突っ込んだままのおちんぽが膨らむ程だ。
 俺のおちんぽ事情を知ってか知らずか、茜は左手を俺に向けてかざして言う。
 
「この手に刻まれているのは、死神に魅入られた者の印」

 俺には話が唐突過ぎた。
 茜が死神だったら腹上死させてくれれば良いのに、と妄想膨らませる事しか出来ない。
 ダークな語りを聞いている者とは思えぬ俺の表情(涎を垂らして鼻の穴を膨らませている)を見て茜はムスッとした顔で、包帯を解いた。
 
「ほらっ!!」

 見せ付ける様に差し出された手の甲には、みみず腫れの様な跡があった。
 読める物ではなかったが、不吉な事を意味する文字の様に見えた。
 
「これ――」

 自分で傷つけてるのか!? もっと自分を大切にしないと駄目だ!
 そう続けようとしたのだが、先に茜が「違う」と遮った。
 
「痛いのは嫌い」

 痛いの大好きぃぃっ、おまんこ汁溢れちゃうぅぅ! などと言いながら夜な夜な左手を痛め付け、身悶えする茜。
 ペロペロしたい。そんな変態でも良かったのだが、痛いのは嫌いか。
 左手の印と、それにまつわる話の真偽を判断する知識は俺にはなかった。
 心の底から信じる事は出来ずとも、話に沿った行動を取ろう。合意の元におちんぽ気持ちよくなれる訳で、俺に損はない。
 
 今日は、それ以上のエロ体験もなく、茜を家まで送った。



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闇とシコシコ#3

 俺がおちんぽをパンツに封じたりしている間、茜は机にもっつりと乗った精液を指で掬って弄んでいた。
 精液をティッシュで拭って片付け、ようやく教室はいつもの姿を取り戻した。
 この間、互いに会話はしなかった。なんと声をかけて良いのか分からなかった。
 だが、黙ったまま帰る訳にもいかず、俺は気になっていた事を尋ねる事にした。
 
「あのさ、あか……いや、須崎さんも変態なのか?」

「私は違う」

 首を横に振る茜。揺れる髪から漂う匂いに、封じたばかりのおちんぽが膨れ上がった。
 
「じゃ、じゃあ……どうして、付き合おう、だなんて……」

 そうなのだ。
 抱きつかれた状態で俺は茜に交際を申し込まれていたのだ。
 もちろん「喜んで!」と答えたが、唐突かつ理由も分からないので、喜びよりも戸惑いが勝っているのが現状だ。
 
「郡山くんを見て、生きてる、すごく生きてる、って思った。生殖本能――性欲だね、それがとても強くて、歪で、その中心に私が居て。なんだか、このまま飲み込まれてみたい、って思ったの」

 駄目だ! さっぱり理解出来ない!
 
「難しい事は俺には分からないけど、こんな俺で良ければ、改めてよろしく」

 そう言って手を差し出す。
 正直、理由を聞いても納得出来なかったので、手を払い退けられるかも知れない、そう恐れていた。
 しかし、茜は小さく頷いた後、俺の手をしっかりと握ってくれた。
 
「今日はもう帰ろう?」

「あ、ああ……」

 少し冷たい手を握りなおして、俺たちは学校を後にした。
 
 



「郡山くんの家はどっち?」

 校門を抜けたあたりで、茜からの質問だった。
 可愛らしい大きな瞳が俺を下か覗き込む。おちんぽの先から我慢汁が溢れた。
 
「ええっと、途中までは茜の家と同じ方向だよ」

 そう言って、手を引き歩き出す。
 しばらく進んでから、茜が再び質問を口にした。
 
「ねえ、どうして私の家を知ってるの?」

「……ほぼ毎日後を付けてたから」

「そう。楽しかった?」

「そりゃあ、もちろん! あか、いや、須崎さんが追跡されてるなんて知る由もなく、無防備に歩いてる姿には興奮したよ!!」

 そう、とだけ静かに言った後、茜は黙ってしまった。
 さすがに引かれたか?
 いや、それなら教室の時点で悲鳴と共にフェードアウトしていたはずだ。
 今日までおちんぽだけを持って暮らしてきたが、自信も持とう。
 左手に自信、右手におちんぽ。うむ。
 
「あっ、俺の家、こっちだから」

「ん。また明日」

 そう言って、別れようとした時だ。
 茜が小さく声を漏らして、その場にしゃがみ込んだ。
 慌てて駆け寄ると、左手を押さえて苦しそうにしているではないか。
 茜はいつも左手に包帯を巻いている。学生特有の痛いファッションも可愛いよ、などと思っていたが、本当に怪我をしていたのだろうか。
 
「少し……休めば……平気……」

 途切れ途切れに言葉を紡いだ茜は苦しそうだ。
 休むと言っても道の真ん中だ。ここから近い、休めそうな場所と言えば俺の家ぐらいしか思いつかなかった。
 ……唐突に付き合う事になった女の子をその日の内に家に連れ込むのは、紳士としてあるまじき行為にも思えたが、それどころではないと判断し、連れて行く事にした。
 
 




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闇とシコシコ#2


「郡山(こおりやま)くん……?」

 想定外の出来事であった。
 机の上にはヨーグルトでもぶちまけたのかと言う量の精液。
 左手には茜の写真。口の端には涎の跡。
 おまけにおちんぽからは精液たらーり。
 言い逃れ出来る状況ではなかった。
 どうする事も出来なかったので、俺は何事もない風を装う事にした。
 相手が、「自分は白昼夢でも見ているんだ」と都合良く解釈してくれると良いなと思ったからだ。
 
「やあ、君も忘れ物を取りに来たのかい?」

 俺はおちんぽをぶら下げたまま、爽やかな笑みを浮かべて振り返った。
 だが、すぐに俺は顔を真っ青に染めた。
 教室の入り口に立つのは、須崎茜、その人だったのだ。
 俺とした事が、興奮冷めやらぬあまり、茜の声を忘失していたようだ。
 まさかご本人様登場と言う、いらないサプライズがあるとは。
 
「私は忘れ物……。郡山くんはどう見ても違う、よね……?」

 クール&ビューティーな茜の声が珍しく震えていた。
 肩口より少し下まで伸びる黒く艶やかな髪が揺れている。もぐもぐしたい。
 現実逃避以外にする事がなかった。
 
「何、してたの?」

 ナニしてました! てひへへっ。なんて言える訳がなかった。
 どうする、どうする俺。
 このまま茜が悲鳴をあげたりすれば、純情少年(俺)の真実の愛を理解出来ない低俗な教員どもが駆けつけるだろう。
 そして、ぶん殴られた後、俺に下されるのは退学処分だ。そうに違いない。
 駄目だ。
 学校と言う繋がりを失えば、茜と同じ空気を吸う機会が格段に減ってしまうではないか!
 どう切り抜ける……。
 
「これは、その……」

「その、何?」

 ……よし、決めた。開き直ろう。
 真実を告げられ、嫌悪感で歪む茜の綺麗な顔を網膜に焼き付けて、生涯オカズにしよう。
 会えずとも、一生オカズに使い続ける。それが愛ってもんだろう。
 
「須崎さんの机におちんぽ擦りつけてオナニーした挙句、精液ぶちまけましたっっ! 気持ち良かったですっ!!」

 ふふっ。さあ、茜。
 俺を侮蔑の表情で睨み付けておくれ!!
 
「そう、なんだ……」

 あれ?
 
「郡山くん、変態なの……?」

 なんだ、この展開は。
 茜は無表情……いや、真剣な眼差しで変態なのか、と俺に問いかけていた。
 一体、この質問の真意はなんだ。
 俺の脳裏にひとつの未来が浮かび上がる。
 まさか……! 
 いや、そんなはずは……。
 茜に「この変態っ!」と罵ってもらえる、人生最後のラッキーチャンスが訪れているのか!?
 よ、よし。ここは精一杯、変態的かつ、格好良く決めてやろうじゃないか。
 
「変態だ。だが、君に対してだけだ。俺は……君専用の変態なのだ!!」

 一瞬の内に練った台詞ではあるが、我ながら素晴らしい。
 言い終えた後に、止めと言わんばかりに俺はおちんぽをしごき始めた。
 さあ! 早くご褒美を!
 茜の罵りと共に俺は精液を吹き出すぜ!?
 だが、茜は何も言わず、スタスタと歩み寄ってくるではないか。
 ビンタか? ビンタしてもらえるのか!?
 おちんぽに触れるか触れないかの距離まで来た茜は、何もかもを上回る予想外の行動に出た。
 
「変態っ……!」

 その声色に侮蔑の色が含まれていなかったこと。
 小さく白い手が、俺の頬を打たなかったこと。
 何より、華奢な腕は俺の背に回され、良い匂いがする頭は目の前にあること。
 何が起こったのか、俺は茜に抱きつかれていた。
 あまりの出来事に、気の利いた台詞も言えず、抱きしめる事も出来ず、ただ――「おちんぽの残り汁、制服に付いちゃうよ」などと間抜けな事しか言えなかった。
 
「別に良い。嫌じゃないから……」
 
 これは白昼夢で、俺の頭がおかしくなったのか。
 あるいは――愛が起こした奇跡なのか。
 


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怒りのペロペロ#後編

 見えない力で四つん這いにされ、泰人は風呂まで歩かされた。
 湧き上がる性感に崩れそうになる体は、やはり見えない力で支えられ、その度に彩花の手のひらで打たれながら。 
 ペニスが、床に触れる事もなければ、『力』もそこを避けた。
 ほんの少し刺激があれば、今すぐにでも精液を吹き出してしまいそうな状態を保ったまま、泰人と彩花は風呂場にたどり着く。
 ぽたぽた滴る我慢汁が廊下に点々と跡を作っていた。
 
「最後のお仕置きは、お風呂だよ」

 彩花が蛇口の管を撫でると、栓を捻りもせずに液体が流れ出す。
 水ではなかった。もっと粘度の高いなにか。
 その甘い香りが泰人の鼻腔をくすぐる。
 
「あ、あぁっ、う、う……はぁっ、はーっ、はーっ」

 媚薬だ。泰人は全身の痺れと、もどかしさが増すのを感じていた。
 
「今、泰人に塗ってあげた媚薬よりもずっと高い濃度だよ。媚薬のお風呂に泰人は入るんだよ?」

 とろーり、と流れ出る媚薬は確実に湯船に溜まってゆく。
 甘く、どこか彩花を思い起こさせる香りで満たされてゆく。
 むせ返るほど濃くなってゆく彩花の香りに包まる中、泰人の頭には幼馴染の痴態が描かれる。
 泰人が喘ぎを漏らせば、空想の中の彩花もまた、喘いだ。
 快楽を共有しているような錯覚、あるいは、自身が彩花になってしまったかのような錯覚。
 柔らかな乳房の先にある薄紅色の乳首を尖らせ、ヴァギナからは止め処なく蜜を滴らせる。
 日ごろ、ペニスを扱きながら思い浮かべている、快楽に狂い乱れる幼馴染の姿。同じ快楽を、今、自身が味わっている。

「あっ、あうっ、あぐあぁぁ……ぁぁ……」

 狂いそうな快感の中、泰人は怯えていた。
 香りだけで頭がどうにかなりそうな、この媚薬に全身を漬けられる。
 考えただけで、身震いしてしまう程の人知を超えた快楽――
 
「ひっ、あぁっ、ひぃぃっ!!」

「ふふっ。泰人も分かる? こんなお風呂に入ったら、絶対頭おかしくなっちゃうよね」

 逃げ出す事も出来ず、湯船に媚薬が溜まってゆく様を見せ付けれる泰人。
 自分が自分でなくなってしまう――そんな恐怖と、徹底的に彩花に壊されてもっと気持ち良くなりたい――甘い誘惑が泰人の精神をぐちゃぐちゃとかき混ぜる。
 
「んー。そろそろ良いかな」

 泰人の体が宙に浮かんだ。
 涙と鼻水を流し、奇声を上げて激しく首を振る泰人。
 
「ふふーっ。本当はここまでするつもりはなかったんだよ。でも、泰人が悪い。
 怖がる顔を見ている内に、壊したくなっちゃった」
 
 泰人は涙で滲んだ視界で、彩花の笑顔を見た。
 美しく、恐ろしい笑みだった。
 
「大丈夫。壊れちゃったら、私のペットにしてあげるから」

 泰人の体が媚薬に沈んだ。
 
「ああ゛あ゛ぁぁああぁあ゛ーっっ!!」

 全身にまとわり付き、皮膚から染み込んでゆく媚薬。
 頭が真っ白になってしまいそうな快楽。射精以上の絶頂感が絶え間なく押し寄せる。
 何一つ肌には触れていないはずなのに、快楽が縦横無尽に駆け巡り、嬌声と震えが止まらなかった。
 立ち込める媚薬の香りが鼻腔を通り抜けるだけで、身を震わし、果てる感覚を味わわさせられる。
 涎と涙を撒き散らし、焦点の合わない瞳で、狂おしい性感に翻弄される泰人。
 
「これ以上は、本当に壊れちゃうかな」

 背は反り、びくん、びくん、と全身を震わす泰人の体が湯船から引上げられた。
 湯船にもたれ掛かり、だらしなく股を開く泰人が呂律の回らない口で言う。
 
「あ、あぁぁっ、あ、あや、かぁっ、こぉっ、こめんらさいぃぃ」

「もう。やっと謝ってくれたね。……射精、させてあげる」

 彩花がペニスを腹に押し付ける様にして踏んだ。
 泰人が一際大きな声を上げる中、彩花は踏み潰すように足首を捻った。
 
「あああぁああぁぁっ、い、イィィィイイィ!!」

 どびゅっ、びゅるるるるるるるっ。
 目を白黒させ、でたらめに体を震わした泰人が、待ち望んでいた射精に至った。
 マグカップ一杯分ほどの精液を撒き散らした後、泰人はそのまま気を失った。
 その身は、未だ断続的に痙攣を繰り返している。
 彩花は一つため息を吐き、ペニスの先に残る精液を指で拭い取ると、口に含んだ。
 
「ん、美味しい……。一日遅れのホワイトデーって事で許してあげるね」

 悪戯っ子の様な笑みを浮かべた彩花が、ペニスを指で弾いた。
 射精によりわずかに萎えたペニスに再び血が巡るのを感じる中、泰人は、すでに自身はこの淫魔に食われているのではないか。そう思うのだった。
 

おわり




関連作
淫魔でナースな幼馴染#前編
包茎にされたい#前編

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怒りのペロペロ#前編

 3月15日の昼下がり。
 両親が週末を利用して一泊二日の小旅行に出かけたので、兄弟もいない泰人(やすひと)は、自由を謳歌していた。
 ソファに寝転び、寝巻き姿のまま、買い込んだ菓子をほお張る。自堕落を地で行く様だった。
 大きなあくびをしながら腹を掻いた。父が見ていれば「顔を洗ってしゃっきとして来い」と言っただろう。
 今は泰人の体たらくにケチを付ける者はいなかった。
 手を伸ばした先の菓子袋が空になった事に気がつき、新たに封を切ろうとした時だ。
 呼び鈴が鳴った。
 居留守を決め込むかどうか迷う間もなく、玄関を開く音が泰人の耳に届いた。
 一歩一歩叩きつける様な足音を響かせ、リビングに現れたのは、泰人の隣人であり幼馴染である彩花(あやか)だった。
 気だるい眼差しで彩花を見る泰人だが、彼女の表情に怒りの色を認めると、冷や汗を流した。
 泰人の幼馴染、彩花(あやか)は淫魔である。
 性の力で人を魅了し、弄ぶ悪魔。
 その力を振るわれれば、人間に抗う術はない。
 
「ど、どうしたんだ? そんな怖い顔をして」

 恐る恐る、腹のうちを探る様に泰人は言った。
 
「どうしてだろうね。思い当たる節はないかな?」

 にこやかな笑みを浮かべる彩花だが、その瞳は暗い赤に染まっていた。
 泰人は必死に記憶をほじくり返すも、出てくるのは焦りの汗ばかりだった。
 
「へぇ。分からないんだ……。ヒント」

 そう言って彩花が指したのは、壁にかかったカレンダーだ。
 日付は3月14日。ハートのイラストと、『ホワイトデー』の文字。
 
「げっ……」

 泰人は思わず声を漏らした。
 今の今までどこに行っていたのかと言う程鮮明に、記憶が再生される。
 チョコを差し出す彩花が「絶対にお返し忘れないように」と釘を刺す姿――
 泰人はようやく、自分の置かれた状況を把握した。
 
 



「やっぱり忘れてたんだ。昨日、日付が変わるまでずっと待ってたんだけどなぁ」

 泰人は思った。これで淫魔でなければ、健気な美少女なのだが、と。
 言い逃れ出来る状況ではない。
 この後、ひどい目に合わされるだろう事に関しては諦めるしかなかった。
 つかつかと歩み寄った彩花は泰人の顎に手を掛けると、強引に口づけた。
 舌をねじ込まれ、唾液を流し込まれる。
 ほんのりと甘みを感じる泰人。
 彼はこれが媚薬効果のある唾液だと知っていた。
 長く深い口づけから開放されると、泰人は自らの力で姿勢を保てなくなっていた。
 全身を覆う、脱力感と、甘い痺れ。
 
「お仕置きだよ……。泣いても許してあげないから」

 言いながら、寝巻きに手を掛ける彩花。
 
「な、何をするつもりだ……?」

「泰人は黙ってて」

 言いながら、彩花が乳首をきつく抓った。泰人の口から嬌声があがった。
 泰人は、抵抗するどころか、衣服のすれる感覚に喘ぎを漏らすしかなかった。
 あっという間に全裸に剥かれ、フローリングに転がされる。
 
「ふふっ、お仕置きだって言ってるのに。ま、仕方ないか。泰人はいじめられると興奮する変態だもんね」

 はち切れんばかりに勃起した泰人のペニスに、ちょん、ちょん、と彩花の人差し指が触れた。
 
「あっ、うっ……ふぅ、ふぅ……」

 それだけで途方もない快感を、泰人は感じていた。
 ペニスの先からは、先走り汁がたらたらと流れ出ていた。
 
「これからが本番だから。がんばってね」

 他人事の様な言い草で彩花が言い、首筋に舌を這わせた。
 柔らかく、湿った生暖かいその感触に、泰人はたまらず声をあげる。
 その声を全く気にする素振りも見せず、彩花は舌を滑らせる。肩、鎖骨、胸……。
 とうに通過したはずの部位も、舐め続けられている様な感覚。
 ペニスを除く全身を舐められ、唾液を塗りたくられた泰人は息を上げ、口の端から涎を垂らしていた。
 
「ふふふ。涎まみれにされて、気持ち良くなっちゃったね。おちんちんも舐めてないのに、もうぐっしょりだよ?」

 溢れ出る我慢汁がペニスに垂れ、光沢を放っていた。
 
「ねー。泰人、この後どうして欲しい?」

 体中に舌の這う感覚を刻まれ続ける泰人にとって、考えるまでもなかった。
 射精したい。全身を蝕む快楽と同じものをペニスにも。
 
「はぁ、はぁっ、あ、彩花ぁ~、ちん、ちんぽも、ちんぽも舐めてぇ」

 甘ったるい声を出す泰人に、理性はほとんど残っていなかった。
 
「んー。嫌。お仕置きだから、泰人のお願いは聞いてあげない」

「そ、そんなぁ……」

 情けない声を出しながら、泰人のペニスがぴくんと脈打った。
 
「本当、いじめられるの大好きなんだね~。意地悪な事を言われて、おちんちんぴくぴくさせちゃうなんて」

 彩花が泰人の股間に顔を近づける。
 しかし、泰人の期待とは裏腹に彩花はペニスには触れずに、口をすぼめて唾液を流すのみだった。
 ペニスの表面をゆっくりと滴る生暖かい唾液を、もっと、もっと、とせびる様に腰を突き出す泰人。
 力の入らない体では、ほんの少しの動きが精一杯だった。
 不恰好に腰を浮かし、尻が床に着くたび、ぺたんぺたんと、音を鳴らすその姿は滑稽だった。
 唾液をペニスにたっぷりとかけ流した後、彩花は見えざる力で泰人の体を束縛した。
 
「お仕置きで恥ずかしい格好させられてるのに、なんで喜んじゃうかな」

 M字に股を開いた姿勢で固定され、罵れられている事に、泰人はブルブルと全身を駆け上がるような悦びを感じていた。
 ソファに腰掛、しばしその姿を満足げに鑑賞していた彩花だが、やがて立ち上がり、泰人に告げる。
 
「それじゃあ、お風呂に移動するから」




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