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ぷるんぷるるん

女の子に気持ち良くいじめられるM男向け官能小説公開中。

SM的スポーツジム #6繋ぐ

 男根を疼かせ、息を切らす祐次を連れて文音は別の部屋へと向かった。
 女性スタッフの案内の下、やって来た広い部屋にはボクシングに使うようなリングが設けられていた。
 文音が傍らのスタッフからグローブを受け取る。
 急所もなにかも露出した全裸の祐次は不安げな面持ちで彼女を見た。

「どうしたんですか、先輩? 大丈夫ですよ、痛いことはしませんから」

 微笑ながら言って、文音がリングに上がった。
 困惑して立ち尽くす祐次に対して、彼女は「先輩も」と後に続くよう促した。
 祐次が恐々としながらリングに上がる。
 はち切れんばかりだったペニスはやや勢いを落としていた。
 痛いことはしないと言っていたが、リングに上がると不安が襲ってくる。
 そんな祐次の心を更に掻き乱すように、文音が両の拳で音を立てる。

「仰向けになってください」

 見下すような眼差しで、祐次へ告げる。
 怯える彼は股間を手で覆い隠しながら、リングの床に背を預けた。
 寝そべった体勢から文音を見上げる。
 細くしなやかな脚、ピンク色のタンクトップから覗く白い肌。
 嘲りと愉悦を含んだ妖しい笑み。
 全裸で床に仰向けになった自分と、着衣のままグローブをはめて立っている文音。優劣のはっきりした状況に、何故かペニスがますます硬くなってしまう。

「文音……い、痛いことは本当にしないんだよな……?」

「……気が変わるかも知れません」

 ここへ至るまでの言葉を反故にしながら、文音が祐次の両足首を捕まえる。

「手をどけてください」

 股間に脚を向けて言う。
 祐次は青ざめて首を横に振った。
 こんな状況で、急所を露にするのは酷く不安なことだった。

「痛いことが嫌なら、そう懇願してください」

 静かな声音に、愉しげな表情。愛らしいと感じていた大きな瞳は嗜虐の悦びに爛々としている。
 呼気を震わせ、動悸を早めながら祐次が声を上げる。

「い……痛いことは……しないでください……」

 彼が紡いだ卑屈な言葉に、文音は悦びに打ち震えた。
 背筋をゾクゾクとしたものが駆け上がっていくのを感じながら、彼女は素足になってペニスを踏みつけ直した。
 やや湿った冷たい足裏の感覚に、祐次が身を震わせた。
 文音は、怯えと期待の入り混じった被虐者の顔を見つめた。
 男根を踏み潰した脚を小刻みに震わせる。

「あっ、あうっ、うう、ふ、文音……!」

 振動は心地良くペニスに響き、祐次の口から愉悦の音が漏れる。
 少女は笑みを湛えて火照った息を吐く。
 タンクトップから覗く艶かしい腋の窪み、細い腕の先にあるグローブ。
 黒いレギンスに包まれた脚が奏でる快楽。
 後輩の女の子に生殖器を踏まれて喘ぐ――被虐の悦びは透明な雫となってペニスの先からとろりと溢れ出た。
 文音は彼のそこが蕩けていくのを足裏で感じながら、更に刺激を強めていく。
 より激しい振るえが肉棒を揺さぶる。
 込み上げる甘い痺れが、祐次の思考を快楽で満たしていく。
 それでも絶頂へ至る気配はまだなかった。

「ああっ、あ、ああ、あああぁっ……!」

 情けない声を上げる彼に向けて、文音が微笑み掛ける。
 被虐的な状況で快楽を感じてしまうことに、どこか抵抗を抱いていた祐次だが、笑みが緊張を解し、ここへ至るまでに文音から受けた躾が効いてくる。
 
 ――先輩はおちんちん虐めて欲しくて仕方のない、変態なんです。
 ――男の子なんて、おちんちん膨らんじゃったら気持ち良くなることしか
考えられない馬鹿なんですから。

 脳内で再生された彼女の言葉が、引き金となり、責められる悦びを受け入れるべきなのだと思考が捩じれていく。
 見上げた先で笑みを浮かべている美しき嗜虐の少女には、逆らうだけ無駄だ。それより身を委ねてしまった方が良い――気持ち良くしてもらえる。
 祐次はそれを認めて、口を開く。

「あ……ああ……き、気持ち良いっ……」

 言葉は自然とあふれ出した。
 被虐の快楽を受け入れると、それは勢いを増して祐次を飲み込んでいく。
 ペニスが甘美に疼き、熱い物が込み上げてくる。
 祐次は喘ぎ声混じりに、甲高い声で文音の名を呼んだ。
 彼女は小さく笑みを漏らして、より明確な快楽を浴びせるべく、祐次のふくらはぎを腋に挟んだ。
 脚を前後に滑らせる。滲み出る大量の我慢汁がローション代わりになって、ぬちゃぬちゃと音を立てる。
 惨めで屈辱的な体勢でありながらも、扱かれれば快楽を覚えずにはいられない。

「ふふっ、どうですか? もうすぐ出ちゃいそう?」

「はあっ、あ、あっ、で、出そう、あっ、ああぁぁ……!」

 美少女に見下ろされながら、快楽の高みへと押し上げられていく。
 リングやグローブのかもし出す、争いごとの空気。加えて、この体勢だ。
 女に打ち負かされて、快楽で支配されていくような感覚に陥る。
 祐次が悲鳴に近いような嬌声を上げて、身体を強張らせる。
 ペニスはこれ以上なく硬くなり、ほんの少しでも気を抜けば、途端に絶頂へ至るだろう。
 文音は、彼が射精を堪えていることを表情から読み取っていた。
 嗜虐的な笑みが彼女の口元に浮かぶ。薄く瑞々しい唇が淫靡に歪んでいる。
 祐次に対しては、何一つとして決定権を与えるつもりはなかった。
 もちろん、射精に関してもだ。
 文音は器用に足指でペニスを挟み込んで、より強い刺激を送り込んでやった。
 
 ぬくちゅっ、ぬちゃっ、ぬちゅ!
 
 足裏によって肉の幹が撫でられていたのに加えて、敏感な亀頭のくびれを指で擦りあげられる。
 祐次の口から、あられもない声音と同時に涎が滴る。
 抗うことの出来ない快感が、彼を一気に絶頂へと追いやった。
 
(しっ、搾り取られる……!)

 自慰による射精しか経験のない祐次が始めて味わう感覚だった。
 射精”する”のではなく”させられる”――。
 ぶびゅるっ!!
 初動で放たれた精液は勢い良く祐次の顔へ散った。
 ぶびゅっ、びゅっ!
 ペニスが強く律動し、白濁液を胸や腹へと飛ばしていった。
 被虐的な射精の悦びに祐次は顔を蕩かせて、呻き声を上げている。
 尿道に残る精液を搾り出すように、文音が指で男根を強く締め上げ、足を前後させる。
 どろりと滲み出した白いものがへその辺りを汚した。
 快楽の果てへと至り、惨めな射精を終えた彼の姿を見下ろして、文音は満足げな笑みを浮かべるのだった。



SM的スポーツジム#7水の戯れ

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SM的スポーツジム #5躾

 必死に喉を鳴らす祐次を見下ろしながら、文音が悩ましげに声を漏らす。

「うーん……次は何をしようかな……」

 不安げな顔をした祐次が、彼女の方へ視線を向ける。
 丁度、女性スタッフが近付いてきていた。
 肩を叩かれた文音が立ち上がり、少し離れた所で言葉を交わす。
 何を話しているのかは、祐次には聞き取れなかった。
 彼の下へ戻ってきた文音は、薄く笑みを浮かべていた。

「先輩、次はそろそろ気持ち良くしてあげますね」

「気持ち、良く……?」

 文音の言葉を受けて、脳裏に淫らな情景が浮かぶ。
 鼓動を高鳴らせる祐次に、彼女が身を寄せる。
 ふわっと漂う文音の香りに祐次の情欲が燃え上がっていく。

「ふふ……これ、もう出したくて仕方ないんじゃないですか?」

 はち切れんばかりのペニスを白い手が撫でる。
 突然そこを刺激され、祐次はビクッと身を震わせた。
 文音の細い指は容易く肉棒を充血させる。
 ――ちょろい身体。
 そうとでも言いたげな挑発的な瞳を上目で向けられる。
 祐次は思わず「そんなことはない」と声を上げた。
 肉の幹を撫でていた手が睾丸まで下がった。
 文音が二つの精巣を手の内で転がす。

「先輩、服を脱がせた後に言いましたよね? おちんちん丸出しで興奮してたって何とも思わないって。素直にならないのは恥ずかしいから? それともまさか、私と対等の位置に立とうとして格好付けてます?」

「あう、うう、ふっ、文音……!」

 祐次は言葉を詰まらせた。
 それに対して、嗜虐の美少女は身を屈めて乳首に口を付けた。
 ぺろっと、そこを舐め上げる。
 こそばゆさに呻く祐次だが、乳首への刺激は止まない。
 湿った音を立てながら何度も舌を往復させる。
 乳首が甘く痺れる感覚に戸惑い、祐次が後ずさり掛ける。
 文音は彼の動きを制止しようと精巣を握る手に力を込めた。
 祐次が鈍い痛みに肩を跳ね上がらせる。
 胸元に口を付けたまま、文音が上目遣いに彼を見上げた。
 薄暗い照明の中にあっても大きな瞳は輝いていた。
 睨んでいる訳でもないのに、その目に対して威圧的なものを感じてしまう。
 祐次は進んで身体を捧げるかのように一歩前へ出た。
 それを受けて、目を細めた文音が睾丸から手を離す。

 ぺちゃ……ぴちゃ……。

 柔らかな舌で乳頭に唾液を塗り広げながら、彼女が祐次の手首を捕まえる。
 それを引っ張ってペニスに押し付けた。
 指先に触れた男根は、ガチガチに硬くなって酷く火照っていた。
 どうして手をそこへやったのか、意図が分からずに祐次は困惑する。
 文音が乳首に「ちゅっ」と吸い付き「じゅるるる」と音を立ててしゃぶり上げた。
 ぷはっと息を吐いて顔を上げる。

「先輩……見ててあげますから、自分でおちんちん、シコシコしてください」

「え……ええっ………?」

 祐次の口から上がった戸惑いの声を全く意に介さず、文音は言葉を続ける。

「両手で握ってください。その方が間抜けっぽくて先輩にはお似合いです」

「ふ、文音、そんな……」

 泣き言に対して、彼女は黙って祐次の腰へと手をやった。
 手はそのまま太ももに下がり、ゆっくりと撫でるように内側へ向かう。
 くすっと小さな笑みを漏らして、右手が睾丸を握った。
 更に左手もそこへやって、両手で精巣を優しく包み込む。

「もう一度、ニギニギされたい? 今度は先輩が泣いても喚いても、私の気が済むまで痛めつけちゃいますけど」

 艶やかな前髪の下に広がる、嗜虐的な笑みに祐次は背筋を震わせた。
 普段の文音ならともかく、今の彼女はきっと躊躇いなく実行するだろう。

「分かった。……だ、だから手を離して」

 祐次がそう告げた後も、文音はしばらくそのままで彼を見つめていた。
 ややあってから、睾丸から手が離された。
 文音は背後のソファに腰掛けて「早く」と一言発した。
 急かされて、祐次はおずおずと両手でペニスを握り締めた。
 自身の姿を確認することは出来ないが、滑稽であろうことは想像に難くない。

「ほら、どうしました? シコシコは?」

 ピンク色の唇を歪めて、文音が頭を傾ける。
 はぁはぁと息を切らしながら祐次は両手を動かし始めた。
 慣れないやり方の手淫はぎこちなかった。
 しかし、それでも充分な快楽が込み上げてくる。
 この状況に対する被虐的な興奮が、肉棒の感度を爆発的に高めていた。

「あっ……ふうっ……はあ、はああ……」

 文音に見つめられながら、情けない格好で手淫に耽っていく。
 頭がくらくらする、と祐次は思った。
 両手で握り締めた硬いペニスが蕩けるように打ち震えて、我慢汁を滲ませる。
 それがポタッと床に一滴落ちたのを認めて、文音が声を上げた。
「ストップ」と。
 反射的に手を止めた祐次が伏せていた顔を上げる。

「あは、先輩、凄い切なそう……段々気持ち良くなってきてたのに、どうしてって顔してますね」

「う、うう……」

 ペニスを握り締めたままの格好で小さく震える祐次に、文音が歩み寄る。
 彼の後頭部に手を置いて、耳元に顔を寄せる。

「ほら……やっぱり、出したくてしかたないんでしょ? 素直に言ってください。おちんちん汁びゅーってしたい、って」

 祐次は真っ赤な顔で吃音するばかりだ。
 文音の言葉に間違いはなかった。
 恥ずかしい目に――女の子に見られながらペニスを弄って、気持ち良くなり始めていた自分が信じられなかった。
 密着する後輩の身体から漂う芳香に鼻腔をくすぐられながら、祐次は自身の内に込み上げる劣情に押し負けてしまう。
 文音が告げた通りの言葉を、ゆっくりと震えた声で紡いだ。

「ふふふ……やっと素直になれましたね。そうです、先輩はおちんちん虐めて欲しくて仕方のない、変態なんです」

 穏やかに罵りながら、後輩は祐次の頭を撫でてやった。
 悔しい、恥ずかしい――そんな思いが胸を刺すが、感情に反して身体は発情を深めていく。
 ペニスを包む狂おしく切ない疼きは、強くなっていく一方だった。


SM的スポーツジム #6繋ぐ

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SM的スポーツジム #4休息と芸


 鞭を手にした後輩に脅されながら、十分強は走った。
 結果、祐次は息を切らし、汗を滴らせている。
 疲労の色はペニスにも滲んでいた。
 勃起は中途半端に鎮まり、やや硬く膨らんだままで下を向き、見っとも無く揺れている。
 その様子を受けて、文音は休憩を取ることを決めた。
 ランニングマシーンを停止させながら言う。

「先輩……私、喉が渇きました」

 床に降りた祐次に対して、文音は小銭を渡して飲み物を買いに行かせた。
 全裸のまま、一人で動くのは酷く心細かった。
 何だか自分だけが間違いを犯している気がしてならなかった。
 急いで一人分の飲み物を買い、文音の下に戻った。
 彼女は皮製のソファに掛けていた。
 黒いレギンスの細い脚を組んでいる。
 彼女の眼前に全裸を晒すことには恥辱を覚えるが、傍に戻ると安堵してしまう。その奇妙な感覚に囚われながら、祐次が飲み物を差し出す。
 スポーツ飲料のペットボトルを受け取った文音が言う。

「ありがとうございます。……先輩、褒めてあげますから、もっと近くに来てください」

 鞭はまだ彼女の手元にあった。
 それに怯えている祐次には、逆らうことなど出来ない。
 羞恥に襲われながらも彼女に近付いた。
 もっと、と文音が言う。
 顔を赤く染めながら、脚が触れ合うぐらいの距離へ近付く。

「ふふ……。なでなでしてあげます」

 どこか嘲りめいた声音で言いながら、文音が手を伸ばす。
 彼女の指が触れたのは、祐次の亀頭だった。
 そこを手の平で撫でながら、愉しげに言う。

「偉い偉い、良く出来ました」

 敏感な亀頭を擦られ、祐次は堪らずに声を漏らす。

「あうっ、う、ううう……ふっ、文音……!」

 自身の手の中でペニスが一層硬くなったのを認めて、文音は手を離した。
 我慢汁がねっとりと糸を引いた。

「先輩、そこに正座してください」

 躊躇う祐次だが、鞭が小さく揺れたのを目にしては、従わざるを得なかった。
 後輩の女の子が椅子に座っている前で、自分は全裸で床に正座――屈辱的な状況だった。
 目の前にあるしなやか脚が、文音のものでなければ良かった。
 それなら、この状況を単なる屈辱として受け止めることが出来た。
 被虐的な興奮に、ペニスは萎える気配がない。
 その姿を見下ろして、満足げな笑みを浮かべながら、文音はペットボトルの封を切った。
 彼女はそれに口を付けて、白い喉を鳴らした。
 それを受けて、祐次は生唾が湧くのを認めた。
 自分も喉が渇いていることに気が付く。

「先輩も……喉が渇きましたか?」

 ペットボトルを左右に揺らして、文音が問う。
 正直に答えても怒られないものか悩みながらも、祐次はゆっくりと頷いた。

「そうですか……それじゃあ、上手に芸が出来たら、分けてあげますね。立ってください」

「芸……?」

 更なる恥辱の予感に祐次の声は震えていた。
 黙って口元を歪めた文音が、右脚を上げる。

「まずは『お手』からやってもらいますね」

 褒美の為に芸をさせられる。それも、お手――犬扱いを受けて、祐次の鼓動がドクドクと早くなる。
 荒っぽい息を吐きながら、文音の足に手を伸ばす。

「違いますよ、先輩。せっかくおちんちん丸出しなんだから、それを使ってください」

 文音のつま先が、いきり立つペニスを小突いた。
 どうすれば良いのか少し考えて、祐次はがに股になって腰を突き出した。

「ふふ、そうですよ」

 愉しげな声に羞恥を煽り立てられながら、足の甲に睾丸を乗せる。

「あんなに動いたのに、ここはひんやりしてるんですね」

 そう、感想を口にしながら、文音が右脚を下げる。同時に左足を上げた。

「今度はこっちです。『おかわり』出来ますか?

 惨めで情けない姿を見せているのだと自覚しながら、ペニスは嬉しそうに脈を打っている。
 鈴口から先走り汁を滴らせながら、左脚へ向かう。
 右と同じく、睾丸を甲に乗せた。

「はい、上手に出来ました。それじゃあ……最後は『ちんちん』してください」

 そう呼ばれる犬の芸が如何なるものかは想像出来るが、自分の身体で再現するとなると、どうして良いのか分からなかった。
 祐次は困惑しながら床に腰を下ろした。
 後ろに伸ばした腕で身体を支え、股間を突き出した。
 大きく股を広げて、ペニスを見せ付ける。

「くすっ……ふふ……。良く出来ました。そのまま近くまで来れたら、ご褒美を上げますよ」

 愉しげな文音の声に恥辱を覚えながらも、祐次は言われた通りに前へと進んだ。
 笑みを堪えて震える文音。俯く彼女の艶やかな黒髪が揺れる。
 祐次がすぐ近くまで来ているのにも関わらず、小さく笑い声を漏らしている。
 羞恥と喉の乾きに、せき立てられて祐次が声を上げる。

「ふっ、文音……」

 その声音は本人の予想以上に情けない色を帯びていた。

「ぷっ……くすっ、ふふふっ、あははは」

 とうとう文音は耐え切れずに、音を出して笑った。
 聴覚を揺さぶる笑い声に、祐次の顔が真っ赤に染まる。
 文音は一頻り笑った後、余韻に引かれながら、軽い調子で謝った。

「ふふっ、ごめんなさい。あんまりにも先輩が馬鹿みたいだったので……ふふ……間抜けな格好でちんぽブラブラさせてるだけでも笑えたのに、”ふ、ふみね~”なんて間抜けな声で鳴かれたら、もう面白くて……」

 何もそこまで言わなくとも。そう思わずにはいられないような嘲り。
 心臓が締め付けられるような屈辱に、祐次は泣き出しそうな表情を浮かべている。
 それにも関わらず、ペニスは甘く疼き、酷く痺れていた。
 止め処なく溢れる我慢汁がポタポタと床に滴り落ちる。

「ふふふ……はい、先輩。私と間接キスしちゃうことになりますけど、どうぞ」

 文音は、そう言ってペットボトルを差し出しながら、もう片方の手で自身の唇を撫でた。
 酷い罵倒の後に見せ付けられる、恋愛感情のツボを刺激するような仕草。
 祐次は、頭がクラクラするような感覚に陥りながらも、ようやくありついた水分に喉を鳴らすのだった。


SM的スポーツジム #5躾


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お菓子にされる生殖器#後編

 口角を吊り上げた彩花が、脈打つペニスを指先で弾いた。
 鋭い痛みに喘いだ彼に向けて言う。

「やっぱり、もうちょっと反省してもらおうかな。……脚、広げて?」

 切なげに呻く泰人だが、従うしかなかった。
 仰向けのまま、大きく股を開く。

「乳首の次は……こっち……」

 淫靡な笑みの美少女が、股間に顔を埋める。
 ぺろっと舐め上げたのは、睾丸だった。

「ひうっ……!」

 泰人の口から妙な声音が零れた。
 肉棒や乳首とは少し異なる、こそばゆさを大きく孕んだ快感。

「ここにいっぱい、おちんちん汁溜め込んでるんでしょ?」

 ふふ、と彩花が笑う。当たる吐息がくすぐったい。
 泰人は眉間に皺を寄せて、ハァハァと荒い呼吸を繰り返す。
 舌が一度ではなく、何度も這わされる。
 ぺろ……ぺろ……。
 睾丸に唾液を塗り広げていく。

「うっ、くうう……あ、ああっ……」

 たっぷりと舌を這わせた彩花が一度、口を離す。
 唾液が一筋、糸を引いた。
 泰人は、そこを舐め回される快感に酔い痴れていた。
 その夢見心地を硬質な音が打ち砕く。
 男の身体に於ける最大の急所――そのすぐ傍で歯を鳴らされる。
 泰人の身がビクッと震えた。
 その様子に目を細めて、彩花は大きく口を開いた。
 そうするはずがないと分かっていながら、歯の音が想像させる。
 睾丸を噛み潰されたら――。
 ぎゅっと目を閉じた泰人が弱々しく彩花の名を呼んだ。
 彼女はそれに答えることなく、睾丸を口に咥えた。

「ううううっ……う、あ、彩花……」

 睾丸を舐めしゃぶられる気持ち良さ。そこに混じる急所を捉えられていることへの恐怖。
 二つが混じり合い、被虐的な悦びが生まれる。
 ちゅぱ、ちゅくっ……ぺろ……ちゅ……。
 股間から響く淫らな音色が聴覚を揺さぶる。
 泰人の背筋がゾクゾクと震える。
 睾丸を瑞々しい唇で優しく愛撫され、ペニスが大きく脈打つ。
 とろりと溢れ出た我慢汁を認めて、彩花が顔を上げた。

「ねえ、泰人……」

 唾液まみれの睾丸を手の平で撫で転がしながら、問う。

「おちんちんもペロペロして欲しい?」

「し、して……欲しい……!」

「ふぅん……」

 そんな音を出しながら、彩花が勝ち誇ったような笑みを向ける。
 羞恥に苛まれる泰人は視線を逸らさずにいられなかった。
 顔を背けた彼に対して、彩花が口を開く。

「ねえ、泰人……こんな風に、たっぷりペロペロ虐めてくれる女の子って、私以外にいると思う?」

 思わぬ問いに、呆けたような声を漏らす。
 泰人は少し考えた後、首を横に振った。

「ふふっ、そうだよね。じゃあ聞くけど……乳首も金玉もたっぷり舐めて貰って、最後におちんちんペロペロされて射精するのに慣れちゃって良いの?」

 質問の意図が分からずに、泰人は言葉を詰まらせる。

「普通の女の子とはエッチ出来なくなっちゃうんじゃないかなぁ、って」

 泰人の胸がドキッと大きく跳ねた。
 こうも一方的に快楽を与えられることなど、普通はない。
 それに慣れてしまった場合の末路は、彩花の言葉の通りになるだろう。

「泰人のおちんちん……精液……、私のお菓子専用になっちゃっても良い?」

 訊ねた顔には、淫蕩な笑みが浮かんでいる。
 彩花が小さく舌なめずりをして見せた。
 生殖器が本来の役割を果たせなくなる――それを想像するとひやりとしたものが背筋を這った。
 それでもなお屹立したままのペニスを、彩花が指先で撫でる。

「可哀想じゃない? 一度もセックスに使われないまま、私のお菓子専用になっちゃうなんて」

 彼女が漏らした小さな笑みに、背筋に走っていた感覚が爆発的に広がる。
 飲み込まれるようだった。
 雌を孕ませる雄から、矮小な被捕食者へと貶められる。
 その被虐染みた思考に囚われた泰人は顔を青ざめさせるが、ペニスはまるでそれを望んでいるかのように、甘い疼きを発していた。
 ピクッ、ピク、と脈打つ肉棒から、彩花がそっと指を離す。
 妖艶に微笑んだかと思うと、顔をそこへ近づけた。
 窄められた口から、一滴、唾液が落ちる。

「あうっ……く、ううう……」

 ねっとり生暖かい感覚が、亀頭を伝い落ちる。

「ふふっ、どうする? 終わりにする? それとも……食べられちゃう?」

 彩花が泰人に見せ付けるように、口を大きく開いた。
 鮮やかな口腔内で、舌が誘っているかのように踊る。
 泰人はその光景に釘付けとなって、激しい劣情が湧き上がるのを認めた。

「あ、あやっ、彩花……彩花……!」

 急き立てるように何度も腰を突き出して、ペニスを揺らす。
 泰人の頭は真っ白で、ただひたすら快感を求めていた。
 ――食べられてしまいたい。
 その欲求が言葉として彼の口から放たれると、彩花は笑みを深めた。

「泰人ったら、それで良いの? おちんちん駄目になっちゃうかも知れないのに、食べられちゃいたいの?」

「たっ、食べてっ、咥えて……! しゃぶって……!」

 もはや自分の意思では、腰の動きを止められなかった。
 早く――と快感を求めて、激しく上下させる。
 その見っとも無く情けない姿を見下ろして、彩花は背筋が震えるような悦びを覚えた。

「じゃあ食べちゃうから……じっとして」

 そう言って、ペニスを握る。
 彩花の手に包まれた肉棒は酷く火照っていた。
 ビクビクと脈打つそれに向かって、口を大きく開く。

「んくっ……」

「あ……ああぁ……!」

 亀頭が温かくねっとりとした感覚に包み込まれる。
 泰人の口からは感嘆の息が漏れ出した。
 じゅるっ。わざと音を立てて吸い付きながら、彩花が腕を伸ばす。
 胸元に伸ばした手が、乳首を捉える。

「んんんっ、ああっ、あああ……!」

 泰人は身体を震わせて、喘ぎ声を上げた。
 ペニスの先を咥えられた状態で弄られると、乳首は一層甘く痺れた。
 ちゅくっ、ちゅぱ……。
 浅く口に含んだまま、彩花が顔を上下させる。
 口腔で扱かれるペニスに激しい快感が走る。

「ああっ、あ、ああああ、あっ、きっ、気持ち良いっ……!」

 泰人の口から上がった、快楽の告白に彩花が目を細める。
 彼女はより深くペニスを咥え込んでいった。
 長いストロークで与えられる、ねっとりとした快感が泰人を襲う。
 悦びに打ち震える肉棒の先端から、我慢汁がじわっと滲み出る。
 それに気付いた彩花が鈴口に唇を当てて、じゅるると吸い上げた。
 ちゅぷっと音を立てて、彼女は一度、口を離した。

「ふふっ、美味しい」

 淫蕩に笑いながら、再びペニスを飲み込んでいく。
 肉棒が溶けていくような快感に、泰人の口から嬌声が上がる。
 彩花は両手の人差し指で、左右の乳首を円を描くように撫で転がす。それと同時に激しくペニスをしゃぶり立てる。

「あっ、ああ、彩花っ、ん、ううっ……!」

 胸と股間、離れた二箇所で感じる快楽が、徐々に混ざり合っていく。
 巨大な快感がじわじわと泰人を追い詰めていく。
 彼の睾丸がきゅっとせり上がり、絶頂が近いことを示す。
 泰人自身も、限界が迫っていることを認めた。
 抗い難い快感の前に、彩花の言葉が脳裏を過ぎる。
 ――一度もセックスに使われないまま、私のお菓子専用になっちゃうなんて。
 絶頂へ至る寸前、極限の快楽の中で、泰人は甘美な被虐に酔い痴れる。
 このまま射精に至れば、彩花の所有物になってしまう。
 雄としてではなく『お菓子』として――嗜好品扱いだ。
 それを思うと頭がクラクラするような興奮に苛まれてしまう。

「あああっ……あっ、彩花……も、もうっ……!」

 切羽詰った声音を受けて、彩花は手元の乳首をきゅっと摘み上げた。
 目の前が真っ白になるような快感が、泰人を飲み込んだ。
 彩花の口内で、一際膨らんだペニスが激しく脈打つ。
 次の瞬間、白濁液が迸った。
 ぶびゅるるっ、びゅるるる!
 絶叫染みた喘ぎ声と共に、泰人の身体が大きく痙攣した。
 彩花は、暴れまわる肉棒から口から飛び出ぬように咥え込む。
 口腔で受け止めた白濁液が、唇の端から僅かに零れて垂れた。

「あ、あ、ああ……ハア、ハアッ……」

 息を切らす泰人の痙攣が落ち着いて来ると、彩花は慎重にペニスを引き抜いた。
 彩花は目を細めて口元の白濁液を指で拭う。
 快楽の余韻に震える泰人に向けて、口を開き、中身を見せ付けた。
 糸を引く精液が、ピンク色の口腔を満たしていた。

「ハア……あ、ああ、彩花……」

 泰人がどこか恍惚とした声を上げる。
 それに対して彩花は血色の良い唇を歪め、白い喉を鳴らした。
 精液を飲み込みながら、手を伸ばす。指先で睾丸を軽く押す。

「んく……ん……。はあ……。ふふっ、泰人のおちんちんが一生懸命作った赤ちゃんの素、女の子の子宮じゃなくて、私の胃に入っちゃったね」

 改めて事実を告げられると、奇妙な心地だった。
 とは言え、射精を経て冷静さを取り戻した今、たったこれだけで、口でしか射精出来なくなってしまうとは思わなかった。

「そうだ。ホワイトデーのお返し、私が何にするか決めるからね? 忘れていた泰人が悪いんだから」

「え……?」

「三倍返しって言うし、上げたチョコの三倍分ぐらい、射精して貰おうかな。……もちろん、ここに」

 口元を指した彩花が妖艶に微笑む。
 泰人は、その仕草に胸を鳴らすと同時に、萎え始めていたペニスが再び硬さを取り戻していくのを感じた。

(三倍って……そもそもチョコがそれなりの量だったよな……)

 彩花の愉しげな表情を見つめながら、泰人は思う。
 ペニスを生殖器ではなく、嗜好品にされる――そんな被虐的な妄想が現実になってもおかしくないぐらいの回数、射精させられる。

「ふふ……大丈夫。もちろん、今日だけじゃなくて、何日かに分けて搾り取ってあげるから……」

 彩花の声音を聞きながら、泰人のペニスはどんどん硬くなり、上を向く。
 疼く男根にしなやかな指が絡み付く。
 栗色の髪を耳に掛けて、彩花は淫靡に微笑むのだった。

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お菓子にされる生殖器#前編

 3月15日の昼下がり。
 志田泰人(しだ やすひと)は、独りの自由を謳歌していた。
 一人っ子の彼を残して、両親は週末を利用して一泊二日の小旅行に出かけていた。

 寝巻きのまま、ソファに寝転んで買い込んだ菓子をほお張る。
 自堕落を体現するような格好だ。
 大きなあくびをしながら腹を掻く。
 父が見ていれば「顔を洗ってしゃっきとして来い」と言っただろう。
 今は泰人の体たらくにケチを付ける者はいない。
 
 手を伸ばした先の菓子袋が空になった事に気が付き、新たに封を切ろうとした時だ。
 呼び鈴が鳴った。
 居留守を決め込むかどうか迷う間もなく、玄関を開く音が泰人の耳に届いた。
 一歩一歩叩きつける様な足音が近付いてくる。
 こうも堂々と勝手に上がって来る相手は、家族以外では、一人しか考えられなかった。
 隣の家に住む幼馴染の少女――金井彩花(かない あやか)だ。
 泰人の読み通りに姿を現した彼女だが、その表情は予想していないものだった。
 怒りの滲む薄笑み。
 肩口で切り揃えられた栗色の髪。その毛先が小さく揺れる。

「お、おお……。どうしたんだよ、彩花」

 泰人は困惑しながら、当たり障りのないような声で訊ねた。
 それを受けて彩花は笑みを深めた。
 血色の良い顔の中でも、特に目を引く鮮やかな唇が歪む。 

(なんなんだ。何か怒らせるようなことをしたか……?)

 笑顔の奥から滲み出している怒りの念に気圧されながら、泰人は恐々と口を開いた。

「あ、彩花……?」

 彼女が問い掛けに応じるまでにはやや間があった。
 同級生と比べてどこか大人びた雰囲気のある端整な顔を見つめて、泰人は生唾を飲んだ。

「ふうん……。私の顔を見てもまだ思い出さないんだ?」

 言葉を詰まらせる彼に対して、彩花はカレンダーへと手を伸ばした。
 黙って指したのは3月14日。
 そこにあるのはハートマークとホワイトデーの文字。

「あ……!?」

 瞬間、泰人の脳裏に記憶が蘇る。
 バレンタインデーに無理を言って、彼女からチョコを貰った。何としても0個で終わるのは避けたかったのだ。
 懇願するにあたって、絶対にお返しするからと約束していた。
 見る間に青ざめていく泰人を見て、彩花が数度頷く。

「すっ、すまない!」

 両手を合わせると同時に頭を下げる。
 泰人にとって、彼女は怒らせてはならない相手だった。
 あられもない姿を幾度となく見られている。写真も撮られている。
 交際関係はないが、破廉恥な行為を一方的に受けていた。
 
 恐々と顔を上げた泰人に対して、彩花は表情を変えぬまま言う。

「お風呂」

「え……?」

「入ってきて」

 威圧的な笑みに負けて、泰人は慌てて何度か頷いた。



「あ、彩花……何を……」

 風呂から上がった泰人の身は、彼女によってベッドに押し倒されていた。

「何って……くれないなら、こっちから貰っちゃおうと思って」

 泰人の身体に跨る彩花は、そう言いながら笑みを浮かべた。
 髪を耳に掛けて、ゆっくりと上体を倒す。
 目をぱちくりさせていた泰人だったが、彩花の意図を察してまぶたを閉じた。
 瑞々しく柔らかな唇が押し付けられる。
 ドクンッと泰人の鼓動が高鳴った。
 短いキスを終えて、彩花はすぐに身体を起こした。
 赤い顔をした泰人が問う。

「今のが……ホワイトデーのお返し……で良いのか……?」

 彩花は薄笑みを浮かべて彼を見下ろしながら言う。

「泰人って、意外とロマンチスト?」

 じっと彼を見つめたままで、腕を伸ばす。
 胸元にしなやかな指を這わせる。
 指先でゆっくりと、Tシャツの上から乳首の周囲を撫で始めた。

「そんなことで満足出来るような関係じゃないでしょ?」

 くすっと笑った彩花の表情には淫蕩めいたものが浮かんでいる。
 泰人は、ますます顔を赤く染めながら、その手を払い除けることはせずに、じっと耐えた。
 彼女の機嫌を損ねるような真似は出来なかった。
 
 白い指は乳首を直接刺激することなく、乳輪の輪郭をなぞっている。
 Tシャツの生地が僅かに擦れて、じわじわと疼き出す。
 まだ触られてもいないのに、小さな突起は硬く膨らんでしまった。

「う、うぐふうう……彩花……」

 泰人が耐え切れず、声を漏らした。
 乳首で喘ぐ、情けない幼馴染に対して、彩花は「見て」と声を掛けた。
 彼女は勃起を際立たせるように、二本の指で生地を伸ばしていた。
 視線を向けた泰人の目に映る、ぷっくり浮き出た突起。

「は……あ……」

 火照った息を漏らした彼に、彩花は腕を上げるように告げた。
 Tシャツを脱がせる為だった。
 泰人の上半身が露になる。
 腹に馬乗りになっていた彩花が、身体を浮かせて足元の方へと下がった。
 丁度、泰人の股間に座るような形となった。
 柔らかな尻に潰されたペニスは、ガチガチに硬くなっていた。
 彩花は、その感触を愉しむように腰を揺らす。

「あうっ、う、あああぁ……」

 泰人の口から情けない声が上がった。
 心地良い響きにうっとりしながら、彩花が上体を寝かせる。
 整った顔を胸元に寄せられ、泰人は興奮した吐息を漏らした。

「こんなに乳首勃起させて、変態みたいだね、泰人」

 軽やかに紡がれた罵倒の言葉が、被虐的な興奮をくすぐった。
 彩花の瑞々しい唇が、ツンと尖った乳首に触れる。
 柔らかく温かな触感に、泰人は呻き声を上げた。
 上目遣いに彼の様子を伺いながら、彩花が舌を伸ばす。
 湿ったものが乳首に触れる。
 泰人は堪らずに喘ぎを漏らして、身を震わせた。
 胸で感じてしまうなんて、女のようで恥ずかしい――僅かに残る理性が訴える。それを粉砕してやらんとばかりに、彩花が舌を揺らす。
 口に軽く含んだ乳首を、舌先で小刻みに嬲る。

「あっ、あああん、あああぁっ……」

 痺れるような甘い快感に、情けない声を止めることが出来ない。
 彩花は口に含んだのとは別の乳首を指で摘んだ。
 そっちをコリコリと指先で転がし、口元のそれをちゅうちゅうと吸う。
 胸に広がる快感が泰人の身体を蕩かしていく。
 彩花の尻に潰されたペニスが大きく脈を打つ。
 それを認めて、彼女は乳首に吸い付いたまま、愉しげな息を吐いた。

「あううっ、う、くうう……!」

 泰人が苦しげに呻く。
 ペニスを刺激されるのと違って、終わりが見えない快感に悶える。
 刺激に慣れることも許されなかった。
 彩花がちゅぱっ、と音を立てて口を離す。
 唾液に濡れ光る突起に向けて、今度は大振りに舌を這わせる。
 乳輪からやや離れた位置に舌を押し当てる。ゆっくりと乳首目掛けて顔を動かす。
 軟体生物が胸元を這っているような触感に、泰人は背筋をゾクゾクと震わせた。
 やがて乳首に至ると、快楽を刻み付けるように舌で舐め上げた。

「あっ、あああ……あ、彩花……!」

 左手に責められる乳首には爪を立てられている。
 小刻みに優しく引っ掻かれる度に、甘い痺れが込み上げていた。
 艶やかな口と手が奏でる快楽は、泰人を絶え間なく翻弄する。
 ビクビクと痙攣する身体に蓄積されていく快感。
 彩花は、泰人の身にしっとりと汗が滲むまでたっぷりと乳首を愛でた。
 身体を起こした彼女が指の腹で両胸の突起を弄びながら笑う。

「ふふっ、もうすっかり顔が蕩けちゃってるね」

「う、ふうう、ああ……あ、彩花……」

「どうしたの? 切ない声出して……もしかして、こっちも虐めて欲しくなっちゃった?」

 言いながら、彼女が腰を前後させる。
 押し潰されるペニスが摩擦されて、快感が込み上げる。

「あ、あああっ、あ、彩花、お願い……!」

「お願い? ふふ、どうしようかなぁ……」

 そう言いながらも、彩花が足元へと身体を滑らせた。
 ジャージを脱がせて、トランクス一枚の姿にする。
 下着は大きく膨らんでいた。
 その先端には染みが広がっている。

「泰人のおちんちん、どうなっちゃってるのかな?」

 淫蕩な笑みを浮かべた彩花がトランクスに手を掛ける。
 初めての経験でないとは言え、女の子に一方的に喘がされた挙句、性器を露出させられるのは、羞恥を覚えずにはいられなかった。
 真っ赤な顔の泰人を上目遣いに見て、彩花が火照った息を吐いた。
 その直後、指を掛けていた下着をずり下ろした。

「あはっ、泰人のおちんちん、エッチな涎垂らしちゃってる」

 彩花が嘲るとおり、彼のペニスは我慢汁で汚れていた。
 着衣で擦られていたことで、あちこちに伸びている。
 泰人に腰を上げさせて、トランクスを脚から抜き取る。
 全裸になった彼の股間に顔を近付け、彩花は愉しげに言う。

「おっぱいペロペロされて、こんなに濡らしちゃうなんて、本当にいやらしい」

 彼女の指は泰人の下腹部に触れていた。
 我慢汁を塗り広げるように、そこを撫でている。
 すぐ近くを触られながら、ペニスへの刺激は焦らされている。

「彩花……た、頼むよ、も、もう……」

「ふふ、触って欲しい?」

 問いに対して、泰人は何度も頷いて見せる。
 その様子に満悦しながらも、彩花は悩むように頭を傾けた。

「どうしようかな……。泰人、絶対にお返しするなんて言って置きながら、忘れてたしなあ……」

「う、うう、本当に悪かったよ、だ、だから……!」


お菓子にされる生殖器#後編

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SM的スポーツジム #3全裸ランニング


 睾丸を握る手から少しずつ力を抜く。
 そこを優しく撫でながら、文音はくすっと笑って言う。

「分かってくれましたか?」

 ハアハアと息を切らす祐次のペニスが大きく脈を打つ。
 揺れる肉棒からは屈服を示すように、我慢汁が滲み出していた。

「ふ……文音……」

 祐次が上擦った声を漏らす。
 困惑の色を残しながら、抵抗は見せない。
 弱点を突くこともいとわない文音。彼女の意向通りに動く女性スタッフ。
 この状況で歯向かうのが得策とは思えなかった。

「先輩、次はどんな運動をします?」

 どんな、と問われても答えようがなかった。
 ペニスを腫らして全裸で何をすると言うのか。
 赤い顔で俯き、黙るしかなかった。

「さっきまでは、あんなにお喋りしてくれたのに……照れてるんですか?」

 そう訊ねながら、文音は靴を脱いだ。
 次いで、女性スタッフに祐次を座らせるようにと、丁寧に頼んだ。
 彼は羞恥と不安から身を強張らせた。
 力んだ身体を崩すように、左右から耳に吐息を当てられる。
「ひひゃっ」と妙な声を上げて、祐次は膝を床に着けてしまう。

「大丈夫ですよ、先輩」

 微笑む文音が、黒いレギンスに包まれた細い脚を彼の股間へ向ける。
 カバーソックスに覆われたつま先がペニスに触れた。
 布地は蒸れて僅かな湿り気を帯びていた。
 
(文音の足が……俺のちんぽを……!)
 
 上気した顔を向ける祐次に、文音は笑みを深めた。
 硬くなった肉棒をすりすりと撫で擦る。

「あっ、あ……あ、あ……」

 祐次が小刻みに身体を震わせる。
 激しく勃起した男根は、敏感になっていた。
 つま先で弄ばれる――屈辱を受けるはずの行為にも快楽を覚えてしまう。
 込み上げる気持ち良さが股間から全身へゆっくりと広がっていく。

「う、ああっ……あ、ハア……ハア……」

 呼吸を荒げた祐次に、文音が言う。

「男の子なんて、おちんちん膨らんじゃったら気持ち良くなることしか考えられない馬鹿なんですから。恥ずかしがる必要なんてありませんよ」

 淫らで嗜虐的な言葉が祐次の聴覚を揺さぶる。
 白いもやの様な劣情が頭にじわっと広がった。
 文音はペニスをつま先で撫でながら、言葉を続ける。

「それに……私気付いてましたよ。先輩にいやらしい目付きで見られているの。だから、おちんちん丸出しで発情しながら、跪いている姿を見たって……ふふ……当たり前としか思いませんよ」

 薄い笑みを浮かべた文音は、肉の幹から睾丸へと、つま先を滑らせた。
 柔らかな器官に脚を乗せて問う。

「もう一度聞きますね。先輩、次は何をしましょうか」

 先に与えられた睾丸を握り潰される痛みを思い出し、祐次は慌てて口を開いた。

「ふっ、文音に任せるっ!」

 そうですか、と小さく言って、文音は脚を上げた。
 彼女は周囲を見渡し、目に留まった器具を指した。

「ランニングマシーンはどうですか?」

 祐次はその提案に頷くことしか出来ない。



 ランニングマシーンに隣同士で並んで乗った。
 文音と共に走り始めるが、裸にされた祐次の動きはぎこちない。
 いきり立つ肉棒が情けなく揺れている。
 祐次はそれを気にしながらも、隣で走る文音の姿に劣情を催す。
 揺れる豊満な胸、汗に濡れ光る瑞々しい肌。軽やかに舞う艶やかな髪。
 ペニスが大きくなる程、動きは鈍くなっていく。
 それに気付いた文音がランニングマシーンを降りた。

「先輩はそのままで、少し待っていてください」

 そう告げて、文音はスタッフの下へ向かった。

「鞭を貸して貰えますか? あまり強力じゃない物が良いです。……はい、痛みよりも惨めさを与えるような感じで」

 用意されたのは軽い六条鞭だった。
 それを手にして祐次の下へと戻る。

「先輩がしっかり走れるように手伝ってあげますね」

 愉しげな声音に振り返って、彼はぎょっとした。
 文音は鞭を手にしてニコニコしていた。
 ピンク色のタンクトップ姿に、黒い鞭。
 可愛らしさと禍々しさの調和した、元来の嗜好でなくとも被虐心をそそられるような姿。

「ほら、しっかり前を向いて走ってください。……じゃないと」

 そう言って、文音は手にした鞭を祐次の尻目掛けて思い切り振った。
 パシィィンッと大きな音が鳴った。
 祐次は短い悲鳴を上げた。
 驚いた風の声音。痛みは少ないようだ。
 文音は鞭の使用感に満足し、続けて何度か尻を打ってやった。
 堪らず祐次が声を上げる。

「は、走る、ちゃんと走るから!」

「ふふ、それじゃあもう少し早い速度にしてください」

 指示に従いマシーンを加速させる。
 こんな状況でなくとも、やや辛いと思える所で止めた。
 息を切らしながら、祐次は泣き言を口走りそうになるが……。

「お尻じゃ痛くないかも知れませんけど、おちんちんに当てられたら……どうなっちゃうか、楽しみですね」

 そう脅されては、黙って走るしかなかった。
 突然だったこともあり、睾丸を強く握られた痛みは恐怖として強く、祐次に刻み込まれていた。

「もっと脚を動かしてください……!」

 文音が愉しそうな声を上げながら、鞭を振るう。
 パシィンッ、パシンッ!
 乾いた音が響き渡る。
 尻たぶに走る弱い痛。胸に込み上げる強い屈辱。
 激しい劣情。ペニスは屹立したままだ。
 文音が正面へ回り込む。
 大きくなった男根から、とろとろと我慢汁が滴る様子に笑みを浮かべた。

「ふふっ、そうです。もっと、そのみっともなく勃起したおちんちんをゆさゆさブラブラさせながら、必死に走ってください」

 頭が朦朧とするような罵倒に、祐次が情けない声で後輩の名を呼ぶ。
 文音は意地悪そうに唇を歪めて、鞭を床に向けて強く振り下ろした。
 高らかに鳴った爆発めいた音に祐次の肩が跳ねた。

「先輩、ガンバです」

 愛くるしい大きな瞳に嗜虐の悦びを滲ませ、文音は声を上げた。


SM的スポーツジム #4休息と芸

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覗きのお仕置き、魔性の水泳部#後

 彼の口から「ひっ」と短い悲鳴を漏れた。
 逃げ出すことは適わない。
 女体が枷と化して四肢を捉えている。振り払おうにも力が入らない。
 極度の興奮と恐怖に、震えが止まらない。
 沙智と詠子の尻尾が大蛇の様にうねりながら、達夫の下半身へ向かう。
 
「可哀想~。おちんちん、怖くて縮こまってるね。今、大きくしてあげる」

 詠子が愉しそうに笑った。
 達夫の尻に向けて、尻尾の先から白い液を吐き出す。
 それは生暖かく、粘り気があった。
 その感触に驚く間もなくアナルを貫かれる。
 ぬっ……ぬくぷぷっ……!
 
「あっ、あああぁっ!!」

 達夫の肛門は難なく異物を飲み込んだ。
 尻尾から放出された粘液がアナルを弛緩させ、潤滑油にもなっていた。
 淫靡に微笑む詠子が尻尾を操る。
 異形の黒い器官から粘液を滲ませ、ある一点を圧迫した。
 ぐにっ。
 前立腺に響き渡る甘い痺れ。
 初めての感覚に、達夫は声を上げ身を捩った。
 内側から男性器を刺激される。
 ぐに、ぐりっ、ぐりぐり。
 柔軟でありながら弾力ある尻尾が、敏感な膨らみを何度も押す。

「あっ、あ、あああぁっ、あんんっ、あ、ああっ!!」

 快楽が響く度に嬌声を上げて痙攣する。
 達夫の肉棒は、程なくして硬く大きく膨らんだ。

「ふふ、皮被りの小さいちんぽ、勃っちゃったね。女の子に囲まれて、アナルを犯される気分はどうかな~?」

「ひっ、ひぐっ、あっ、あああっ……!」

 喋る余裕はなかった。
 恐怖を覚える程の強い快感が、延々と襲い来る。
 達夫は詠子に翻弄されるばかりだった。
 その様子を見ていた部員が恍惚に染まった顔で笑いながら言った。
 
「見れば分かるじゃないですか、紙野先輩。ちんぽが気持ち良いってビクビク震えてますよ」

 彼女の指先がペニスを弾いた。鋭い刺激が走る。
 達夫はたまらず喘ぎを漏らした。
 その姿に、彼を囲む女子部員達が嘲笑がする。
 くすくす、ふふふふ。
 聴覚を揺さぶる笑い声に、頭の中が真っ白になる。
 それが――心地良くてたまらない。
 魔性の快感に翻弄され、笑い者にされるのが気持ち良くてたまらない。

「これから駄目にされるんだ。最後に立派にしてやろう」

 沙智が達夫の足元にしゃがんだ。
 包茎へと手を伸ばす。
 しなやかな指で包皮を捉え、一気に下へ降ろした。
 ぷりっ……。
 真っ赤な亀頭が顔を覗かせた。その先端には快楽の証が滲んでいる。
 
「あ、あああぁ……」

 あられもない声を上げる。
 包皮を剥かれるのは凄まじい快感だった。
 日ごろは覆い隠されている亀頭は酷く刺激に弱い。
 ぬぬぬ、と皮が下がっていくだけで気持ち良くなってしまう。
 達夫はだらしなく緩んだ口から舌を伸ばした。
 ペニスが脈を打つ。我慢汁に濡れ光る亀頭が揺れた。
 沙智が男根を手放して立ち上がる。
 入れ替わって股間を覗き込む詠子がにへらと笑った。

「折角さっちゃんに剥き剥きして貰って大人ちんぽになったのに、一度もエッチ出来ないまま使えなくなっちゃうなんて、可哀想~」

 彼女の言葉が恐怖を煽る。
 使い物にならなくなる。それは男根を失うのと同義だ。
 ――去勢。
 女を知らぬまま、雄の本能に刻まれた欲望を満たす手立てを失う。
 それに気付くと全ての感覚が消えた。
 尻尾に捻じ込まれたアナルも、四肢を捉える柔らかな女体も、依然としてそこに有るはずなのに、まるで無くなってしまったようだ。
 夜の帳の様に、絶望が下りてくる。

「●●●●●、●●●●●」

 何かを告げた沙智の声も、今の彼には意味を成さない音でしかなかった。
 美しき嗜虐者の尻尾が鎌首をもたげる。
 熟れた女陰のように開いた割れ目から粘液をポタポタと滴らせる。
 ペニスがそこへと飲み込まれる。
 一瞬の静寂。無。
 視界がぐら付いた、次の瞬間――
 
「あっ、ああああっ! ああぁあっっ!!」

 達夫は快楽の奔流に飲み込まれていた。
 尻尾の内部は酷く火照っており、ねっとりとした粘液で満ちている。
 無数の凹凸を持つ柔らかな媚肉が、ペニスに吸い付く。
 
 淫魔が持つ尻尾は、膣の様でありながら存在の意味は全く異なる。
 それはたった一つの機能に特化している。
 男根を蕩かして精を搾り取ることにだ。
 
 ペニスを包んだ媚肉が蠢き始める。
 突起や凹凸が、上下を中心とした複雑な動きを見せる。
 極限まで硬くなった肉棒が、甘ったるい摩擦を受ける。
 
「おぐぅっ、あう、ああっ、ああぁぁ!!」
 
 稲妻のごとき快感が肉体を貫く。
 達夫は目を白黒させた。
 受容できる範囲を超えた快楽に、のた打ち回る。
 女子部員らは、興奮した面持ちで痙攣する達夫を強く押さえ付けた。
 逃げられない。
 
 媚肉が何段かにくびれて、男根を締め付けた。
 輪状の圧力が行ったり来たりする。
 息の止まるような気持ち良さに襲われる。
 限界はすぐそこまで迫っていた。
 睾丸がきゅっとせり上がる。
 その反応に気付いた詠子が、より強く前立腺を圧迫した。
 
「こはっ…………! あ? あああ!! 出るっ! ああぁっ! あああぁぁぁっ!!」

 熱い物が身体の奥から一気に噴き上がる。
 ぶびゅくっ、びゅるる!
 達夫が絶頂へと至った。
 大きく痙攣しながら絶叫染みた喘ぎを漏らす。
 視界をチカチカと点滅させ、悶えるばかり。

 沙智と詠子が、妖艶な薄笑みで彼を見下ろす。
 射精へと追いやるのが目的ではない。
 やがて達夫が気付いた。
 長い。あまりにも長過ぎる。
 白濁液はとっくに底を尽くはずだ。
 それなのに射精が止まらない。
 
「ひっ、ひいいぃ!! や、やめてっ! おかしくっ、な、あぁぁっ!!」

 腰を何度も跳ねさせながら、達夫は泣きじゃくった。
 快楽と呼べる段階を超えている。
 延々繰り返される射精の脈動、快楽神経への刺激。
 気がどうにかなってしまいそうだった。
 二人の美しい淫魔。そこに付き従う女達。
 達夫へ向けられる全ての瞳には無慈悲な愉悦が滲んでいた。
 
「……あっ!? あ、あああああ!!」

 何か、決定的な物が失われた。
 達夫はそう確信する。
 じゅくっ、じゅるるるっ……。
 沙智の尻尾がそれを吸い上げていた。
 強い喪失感。
 快感――それは、無限に続くと思われた射精からの解放によるものだった。
 二本の尻尾が股間を離れる。
 粘液でぐっしょりと濡れたそこに、ペニスはなかった。

「あ、あぁぁぁ……」

 尿道に繋がる小さな穴。その上には小指程度の突起。
 絶望的な表情で、達夫は下半身を見つめ、独り言のように呟いた。

「どう……して……」

「君が選んだのだろう?」

 無慈悲に沙智が言った。
 淫魔は精を啜り糧とする。
 彼女は男の性が持つ力を根こそぎ吸い上げていた。
 象徴たる男根の消失は、食事の結果でしかない。
 都築沙智は水泳部の長を務める優秀な学生である前に、悪魔だ。

「さっちゃん! ずるいよ~、私も、私も!」

 もう一匹の淫魔が、豊満な胸を揺らしながら、都築へ抱き付く。
 艶やかな二つの唇が重なった。
 迷惑そうな顔をして、詠子の身を押し退ける。

「口移しするのは効率が悪い。いつも言っているはずだ」

 沙智が尻尾を振り上げる。
 へへへ、と笑う詠子の口へ捻じ込んだ。
 一瞬目を見開いた彼女だが、すぐにその顔は恍惚に染め上げられた。
 淫魔にとって搾り取った精を食すのは、最高の快楽だった。
 二人の背後で、達夫が嗚咽する。
 詠子の口から尻尾が抜かれる。
 蕩けた顔の彼女は、唾液と白濁液を口元に滴らせ、その場でへたり込んだ。
 沙智が振り返る。

「そうめそめそするな。払った代償に見合うだけの物を君は得た。……みんな、新しいマネージャーを歓迎してやれ」

 はーい、と元気な声が上がった。
 女体による拘束が解かれる。次いで、一人の女子が水着を脱ぎ始めた。
 達夫は白い裸体に目を奪われた。
 肉体に染み付いた男の本能が余韻を引いていた。

「え……?」

 罪を犯してまで求めた水着姿。それ以上の姿が目の前にある。
 達夫が呆けた声を漏らす。
 全裸になった女子がくすっと笑って言った。

「ちんぽ失くした男に裸見られたって、何にも思わないんだよ」

 改めて突きつけられた現実に、達夫は声も出なかった。
 ただ動悸が激しくなった。
 変貌する前は間違いなくあった、女体に対する劣情はもう感じられない。
 その女子が脱いだ水着を、複数人の手で達夫に着せる。
 全身がジンジンと痺れ、抵抗するだけの力は出なかった。
 されるがまま、女子用の競泳水着に包まれた。
 息を切らして仰向けに転がる達夫の身に、女子部員達が群がる。

「う、うう……ああ……な、なにを……」

「ささやかな歓迎会だよ」
 
 沙智が告げると、達夫を囲む女子が動き始めた。
 それぞれが口と舌を使って、彼の身体を愛撫する。
 瑞々しい唇にちゅうちゅうと吸われ、柔らかな舌先でべろべろと舐め回される。

「あああぁっ! あ、あ、あっ! ああぁぁ!」

 何でもないはずの部位にも快感が走る。
 腕や脚、腹、指先。頭のてっぺんからつま先まで全てが酷く敏感になっている。中でも紺色の水着に浮き出る三つの突起は別格だ。
 両胸の乳首と、ペニスに代わって現れた、陰核めいた股間の突起。
 そこを舐められ吸われると、強烈な性感が爆発的に湧き上がった。

「あぐぅううっ、ああぁああっ!!」

 意識が飛ぶような快感――だが連続して襲ってくるが故に気絶は出来ない。
 肉体は痺れ切って、指先の一つも動かない。
 達夫はただただ、悶え抜いた。
 射精のような終わりもない。
 競泳水着を纏う少女達の口と舌に蹂躙され続けた。

 陵辱めいた歓迎会は、沙智の号令で終わった。
 女子部員に練習の再開を命じて、プールサイドへ向かわせた。
 二人の淫魔と哀れな新入りが更衣室に残った。
 達夫は虚ろな目をして脱力している。
 性別を失った肉体は唾液まみれだ。
 肌が露出している四肢には、いくつもの赤い跡が付けられている。
 沙智が彼を見下ろして言う。

「君の身体はもう男でも女でもない。快楽を享受する為だけの器官と化した。逃げ出したとしても、もう元には戻れない。……これからよろしく頼むよ、マネージャーくん」

「……さっちゃん、この子聞こえてないみたいだよ?」

 詠子の言葉に小さく笑む。

「どっちでも良いさ。どうせ逃げられない」

 人間の手では再現不可能な快楽を知った達夫は、もう、それ無しでは生きられない。
 慰み者として、マネージャーとして、魔性の水泳部に囚われ続ける他ない。
 ピクッ……。
 達夫が痙攣する。
 体力が戻り始めると、身体はすぐさま性感を求めた。
 狂おしい疼きが達夫を襲う。

「あ、あああ……さ、触って、犯して……!」

 こうなっては快楽の有無は関係なかった。
 どうあっても、地獄だ。
 尻尾を引っ込めた詠子が訊ねる。

「都築。こいつ、夏休みいっぱいで駄目になるんじゃないか?」

「だろうな。その時は人形でも作って入れ替えれば良い。彼はどこかへ捨てるだけだ。……それまでの間、たっぷり遊んでやろうじゃないか」

 美しき嗜虐の淫魔はそう言って、妖しい薄笑みを浮かべるのだった。

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覗きのお仕置き、魔性の水泳部#前

 蝉の鳴き声。うだるような暑さ。
 青々と茂った葉が風に吹かれて擦れ合う音。
 夏休みの事だった。
 補習授業を受けるべく訪れた人気のない校舎。
 外村達夫(そとむら たつお)は、校庭から響く運動部の掛け声を耳にしながら、邪なひらめきに劣情を膨らませていた。
 プールに最も近い体育用具室の小窓から双眼鏡を使えば、女子水泳部が練習に励む姿を覗けるのではないか――。
 
 翌日、早速双眼鏡を持ち込んだ。
 そわそわしながらも補習を済ませ、帰宅する振りをして用具室に向かう。
 達夫の目論見は上手くいった。
 
 水泳の授業は男女に分かれて行われる。
 冴えない達夫には、異性と共に海やプールに出かける機会もない。
 思春期以降、初めて目にする同世代の水着姿。
 競泳水着に包まれた瑞々しい肢体。
 達夫は激しい劣情に襲われていた。
 覗き行為に対する背徳感も興奮を煽っている。
 ペニスは一瞬の内に勃起していた。
 達夫はそれをズボンの上から撫でる。
 撫でながら、女子水泳部の姿を食い入るように見つめる。
 その内、ズボンの上からでは物足りなくなってきた。
 
 ズボンを少しだけ下ろし、勃起した包茎ペニスを露にする。
 それを握った達夫の身体は、快感に打ち震えた。

 双眼鏡越しに見る、同じ学園に通う女子の水着姿。
 それは見ず知らずの女がセックスをしている動画よりも、ずっと扇情的だった。
 息を切らした達夫が男根を扱き始める。
 二、三擦りしただけで、射精が迫ってくる。
 一度双眼鏡を下ろし、ポケットティッシュを取り出す。

(よ、よし、これで……)

 最高のオカズで果てようと、男根を扱く手の動きを早める。
 その時だった。
 達夫の肩に手が置かれた。
 
「ひ、うっあぁ!?」

 彼は驚愕の声を上げて振り向いた。
 背後に立っていた人物の顔を見て、さらに声を上げる。
 都築沙智(つづき さち)――水泳部の部長だ。
 全校朝礼の際に良く表彰されている。
 そうでなくとも、一目で記憶に刻み込まれる美しい容貌の持ち主だ。
 部外者の達夫でもすぐに顔と名前が一致する。
 
 彼女がここ居る。
 プールを覗きながらオナニーに耽っていた達夫の前に居る。
 興奮で上気していた顔は、たちまち青ざめた。
 心拍数が跳ね上がり、汗が全身から噴出す。
 沙智は静かに問い掛けた。
 
「今、覗いていたよね?」

 双眼鏡を首から下げていては、言い訳出来るはずもない。
 達夫は何も言えなかった。
 
「以前にも似た事があってね。用具室に人影があったから、気になってここへ来てみたんだ」

 静かな声に、俯く。沙智の顔を見ていられなかった。
 下げた視線の先には、自身の縮こまったペニスがあった。
 慌ててそれを両手で隠す。
 沙智は、気にした素振りも見せずに、話を続ける。
 
「その時の彼は体育教師に散々殴られた後、退学になったけど……君はどうする?」

「ご、ごめんなさい……!」

 達夫がようやく、謝罪の言葉を口にした。

「私は所用で遅れて来たんで、これから練習に加わる所だったんだ。謝るなら、プールにいる子達に対してだ」

 達夫はうなだれたまま頷いた。
 頭の中は未だ真っ白に近い。
 謝罪の言葉も反射的に出てきたようなものだった。

「この後どうするかは先生が決める事だけど、今日は休みなんだ。このまま帰す訳にもいかないし、とりあえず一緒に来てもらう」



 沙智は部員を更衣室に集めて、達夫の罪を告げた。

「この……っ! 変態根暗野朗が」
 
 罵声と共に突き飛ばされ、達夫は尻餅をついた。
 手を出したのは、副部長である紙野詠子(かみの えいこ)だった。
 沙智に負けず劣らずの端整な顔を、嫌悪と怒りで歪めている。
 達夫は困惑した。
 落ち着き払った沙智と、詠子は正反対だ。
 同時に、自業自得と理解しつつも、周囲から向けられる敵意に恐怖した。
 
「す、すいません、ごめんなさい!」

 達夫は謝罪を繰り返し、無意識の内に頭を守るように丸まっていた。
 罪の意識が大きくなるほど、叱責への恐れも膨らんでいった。

「悪いと思ってるなら、同じ目に合ってみるか?」

 詠子が強引に頭を覆う腕を引き離す。
 次いでシャツに手を掛けた。
 達夫は早口言葉のように謝り続けるばかりだ。
 詠子の思惑に勘付いた他の部員もそこへ群がる。
 
 達夫も気が付いた。
 彼女達は制服を剥ぎ取ろうとしていた。
 
 いくら罪を認めていても、裸にされるのは嫌だった。
 抗う達夫が身体を揺らしてもがく。
 手の甲が女子の胸に当たった。
 達夫は、不可抗力であった事を示そうと身体の力を抜いた。
 罪を重ねる訳にはいかなかった。
 その隙に女子の手で裸にされてしまう。
 水着越しに触れた柔らかな乳房の感触に、達夫のペニスは勃起していた。
 それに気付いた一人の女子が、声を上げる。
 
「こいつ勃起してますよ! 紙野先輩!」

 達夫は慌てて、股間を隠そうとした。
 その手を詠子が掴み、吐き捨てるように言った。

「勃起しても皮被ってる子供みたいなちんぽの癖に、性欲だけは一人前か。このクズッ!」

「ご、ごめんなさい!」

 コンプレックスである包茎を大勢の女子に見られた。
 挙句、劣等感を刺激するような罵倒を受ける。
 達夫は今にも泣き出しそうな顔になっていた。
 沙智が口を開いた。
 
「そこらで止めだ。これ以上はこっちが加害者になる」

「でも……!」

 食い下がる詠子に、沙智は小さく唇を歪めた。

「……ここからは、彼に決めてもらおう」

 沙智はしゃがんで達夫に目線を合わせた。
 他の部員に比べ、彼女は落ち着いている。
 にも関わらず、その瞳は誰よりも嗜虐的だった。
 じっと見つめられると背筋が震え始めた。
 怯える達夫に沙智は静かな声音で言った。
 
「公にされるか、私達に裁かれるか……好きな方を選んで良い」

 達夫は生唾を飲み込んだ。
 公にする――教師に告げられる。
 叱られるのは当然、下手をすると親にまで話が届く。
 それを思うと、達夫は腹が痛くなるのを感じた。
 どんな顔をして、家で過ごせばいいのか、想像も出来なかった。
 
「せ、先生には……言わないで……ください……」

 震える声で達夫が言った。
 獰猛な捕食者めいた瞳が、すうっと細くなった。
 沙智は淡々とした調子で告げた。

「良いだろう。君には水泳部のマネージャーをやってもらう事にする」

 予想外の言葉に、達夫は呆けた声を漏らした。
 もっと酷い目に合わされる物だと思っていた。
 安堵の息を漏らす達夫だが、それはまだ早いとばかりに沙智が言う。

「ただし、性欲を理性で抑えられない君には、それなりの処置をする。間違いを起こされては困るからね」

 処置――達夫の心が不安に揺らぐ。
 沙智の言葉を受けて、女子部員らが達夫を押し倒し、四肢を拘束する。
 腕が胸に抱きしめられる。
 脚に跨り太ももできゅっと締め付ける。
 水着越しとは言え、乳房や女性器が密着している。
 柔らかな触感に達夫はペニスを硬くさせ、上を向かせた。
 発情を深める達夫の肉体を見下ろして、詠子が問う。
 
「随分楽しそうだが、何をされると思ってる?」

 色に染まった思考は、『逆レ×プ』などと都合の良い言葉を脳裏に過ぎらせた。
 達夫はそれを振り払うように首を振って、声を上げた。
 
「いっ、いえっ、ご、ごめんなさい!」

「謝らなくて良い。ちょっと可哀想だと思ってるんだ」

 そう言って、詠子は背後の沙智へ振り返った。
 沙智は黒く光沢のある筒を握っていた。
 中心には縦の切れ目がある。
 良く見ると、それは意外に長く沙智のスカートの中へと伸びていた。

「なんだと思う?」

 問いながら、沙智は切れ目に指を入れた。
 達夫の目には、妙に淫靡な動きに見えた。
 
「私の尻尾だ」

 引き抜かれた指は粘液に濡れて、てらてらと光っていた。
 
「聞いた事あるかな。淫魔――人を快楽の虜にし、男の精を糧とする悪魔だよ」

 おかしな光景に目を奪われていた達夫が、詠子の言葉にハッと息を飲む。
 視線を移す。彼女の腰からも尻尾が伸びていた。
 静かな声音で沙智が告げる。

「人に紛れて暮らす魔物は君が思っているより多く居る。魔物らしく傍若無人に振舞ってなどいたら、あっという間に駆除されてしまうからな」

 容易に信じることは出来ない内容だ。しかし、冗談にも聞こえなかった。
 紺色の競泳水着に包まれた尻を扇情的に揺らす詠子が口を開く。

「さっきはごめんね? どうも私が模倣した人の性格が固くてね。本当はそんなに怒ってないよ~。むしろ見せてあげたいぐらい」

 彼を突き飛ばした時とは打って変わった、軽々しい態度。
 詠子が水着の首元に指を引っ掛けて、生地を伸ばす。
 豊満な白い谷間が視界に映り、達夫は目を見開いた。
 
「見ての通り、詠子は馬鹿だ。ぼろを出さないように普段は人格を書き換えさせている」

 人格を書き換える。そんなことが出来るのか。
 ――目の前に立つ二人の美少女には出来るのだろう。
 
 彼女達が正体を現してから、室内が淫靡な空気に満たされている。
 どれだけ魅力的であっても人間では、こうはならない。
 そこに存在するだけで周囲を魅了し、発情させる。
 魔性のフェロモンに当てられた女子部員達は、顔を上気させ、息を荒げている。達夫の四肢に触れる女体は酷く火照っていた。
 
 馬鹿呼ばわりに不服を唱える詠子を無視して、沙智は達夫へ告げる。

「この貧相なペニスを使い物にならないように処置をする」


覗きのお仕置き、魔性の水泳部#後

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