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ぷるんぷるるん

女の子に気持ち良くいじめられるM男向け官能小説公開中。

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19.眠る二人


 取り残された樫田は、ローターの振動に翻弄されつつも、知奈の様子を注意深く覗っていた。
 流石にこんな体勢と格好をさせておきながら、本当に寝てしまうはずがないと考えてのことだった。
 そうして樫田はしばらく彼女に意識を向けていたが、それを遮るように性感帯に甘い痺れが走った。

「うっ……くっ、うう……」

 自然と溢れ出る喘ぎ声をなんとか押し殺す。情けない声を一度でも上げてしまえば、快楽に抗うことが出来なくなってしまいそうだった。
 全身を強張らせつつ、目だけを動かしてベッドの上を見やる。変化はなかった。
 知奈が身を起こす気配はないが、狸寝入りだという確証も持てない。本当に眠っているのだとすれば声を掛けるのは躊躇われた。
 どうして良いのか分からず、樫田はただ快感に抗い、身を震わすばかりだ。

「はあっ……ん、んん……う……」

 じっとりと汗が滲み、頭がクラクラとしてくる。
 二つのローターで挟み込まれた亀頭の先からは絶えず我慢汁が流れて出ているらしい。樫田は汗以外のものでショーツが濡れていくのを認めていた。
 このままではどうにかなってしまいそうだと感じる。振動による刺激を直接受けている乳首とペニスのみならず、全身が甘く痺れている。会陰部のローターのせいか、特に腰は全体的に熱を帯びており、ジンジンと酷く疼いていた。

「はあっ、はっ、あ、ああぁっ……」

 遂に樫田が喘ぎ声を漏らしてしまう。部屋に響いた嬌声に対して、ベッドの上で反応があった。
 もぞりと布団が動いたのを、樫田は視界の端に捉えた。
 上目遣いに見やると、白くしなやかな脚がほっぽり出されていた。
 間接照明に照らされて浮かび上がる太ももの輪郭は、なだらかな曲線を描いており、その柔らかさを示しているようだ。
 ベッドの縁から僅かにはみ出ているつま先に対しては、触れてみたいという欲求が無性に込み上げてくる。足に対する劣情は、知奈にペニスを踏み潰された経験から生じているのだろう。樫田の中では、女子の足に対する淫靡な心象が作り出されていた。
 総じて、全身が快感に包まれているような状況で目にするには、あまりにも艶やか過ぎた。
 どくんっ。
 会陰部が大きく脈を打つ。それは樫田が今までに味わったことのない感覚だった。どく、どく。脈動が続く。次第に範囲が広がっていった。
 ペニスの根元の辺りがひくひくとわななく。じんわりと熱い物が腰全体に広がっていく。
 全身が激しく痙攣し、喘ぎ声が止まらない。

「あっ、ああぁっ、うくっ、ううう……!」

 まるで自分の身体ではなくなってしまったかのような錯覚が樫田を襲う。彼はその理由に気付いていない。快感の強まり方が、普段の絶頂とは異なっていた。
 いつもならば、男根に全ての意識が向かい、まるで己そのものが一つの大きな生殖器になるような感覚の後に射精が起こる。今、樫田が味わっている快感は、それぞれが分散したままであり、ペニスに一極集中していない。

「あっ、あ、あああ……!」

 身体が痙攣を起こす度に、快感は強くなっていく。
 拘束されている四肢が震え、腰は意図せず前後に動いてしまっている。
 荒く息を吐いている口から溢れ出る嬌声は、もはや悲鳴のようだ。
 彼のあられもない声音が余りに騒がしい為か、知奈が再び寝返りを打つ。
 今度は肩が露になった。
 じっくりと鑑賞するような余裕は無いが、樫田の興奮、ひいては快感を増幅させるに充分な光景だった。
 何せ知奈は腕を上げている。腋の滑らかな窪みから、胸の膨らみが始まる部分まで全て見えてしまっていた。
 知奈に対する劣情を煽られた樫田は、不自由な身体でもぞもぞと這いずって、彼女が脱ぎ散らかしていった衣服に顔を埋めた。

「んっ、んんん……!!」

 興奮は最高潮に達し、樫田の身体が壊れたように痙攣を始める。
 どくんっ、どくん。ペニス、というよりもその根幹が大きく震えていた。
 徐々に頭の中が白く染め上げられていく。気持ち良い、そんな感情でさえも薄れていく。自我が消失していくような心地の中で、快楽の波に飲み込まれてしまう。
 やがて自分の中で何かが弾けるような感覚が彼を襲った。

「んくっ、うっ、あっ、ああぁぁっ!」

 嬌声を上げながら、電流の如き甘い快感が全身に迸るのを認める。ペニスを扱かれて射精へ至るのとは異なる感覚だったが、果ててしまったのだと直感で分かった。何故ならそれは、最大級の快感であり、その先は存在せず、すぐに波が引いていくに違いないと思えたからだ。
 しかし、彼が予期した通りにはならなかった。
 確かに快感の頂点に至ったには違いなかったし、快楽の波も引いた。だが、それはすぐさま戻ってきたのだ。

「あああぁっ!」

 絶頂が繰り返し起こる。これまでにない感覚だった。
 もはや身体のどこが気持ち良いのか判断が付かない。痙攣の度に脳が真っ白になってしまう。射精が起こっているのか否かも分からない。ただひたすらに、何度も何度も快楽の果てへと突き上げられる。
 官能の渦に飲み込まれてしまった樫田は、その恐ろしいまでの快感に意識を失ってしまうのだった。



20.朝の一幕

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18.湯上がりの裸体


「顔上げても良いよ」

 頭上に響く知奈の声音は確かにそう告げていた。
 湯上がりの彼女が如何なる格好をしているのか。タオルを巻いているのか、下着姿なのか、寝間着姿なのか。いずれにせよ見られても良い範囲なのだろう。
 樫田はそう考えたが、やはり薄着である可能性が高い、と顔を上げるのを躊躇った。
 すると知奈がせせら笑いをしながらこう言った。

「もしかして、そうやって私に頭を下げているだけでも興奮しちゃうの? 渉って本当にドMだね。……どうせなら足で踏んであげた方が良いのかな?」

「い、いや、そんなことは……。僕が気にしているのは……ほ、本当に見ても大丈夫なの?」

「大丈夫だよ? ほら、顔上げなよ」

 そこまで言うのなら、と、樫田は顔を上げる。
 彼は視界に映った肌色過多の光景に対して、見てはいけないものだったと一瞬で判断するが、目を離すことは出来なかった。
 真っ白な肌は湯に温められて朱を帯びていた。知奈は己の柔肌を一切隠そうとしていなかった。無論、陰毛や乳首も丸出しだ。
 あまりに堂々と裸体を晒しているので、直ちに劣情を催すような妖しさは感じなかったが、均等のとれた女体の美しさには目を奪われるばかりだ。

「ふふっ、渉……女の子の裸なんて初めてだよね?」

「あっ……」と声を上げて、樫田は視線を泳がせた。自分は今、同級生の少女の裸体を見ているのだと改めて気付かされると、罪悪感やら羞恥心が湧いてきたのだ。
 そんな彼の様子に、知奈はくすっと笑みを漏らした。
 笑い声には嘲るような気配はなかったが、樫田は恥ずかしさで顔を歪めた。
 しかし「見ても良いんだよ?」と声を掛けられると、彼は複雑な感情を抱きつつも、意地悪な美少女の裸体を見上げずにはいられなかった。

「やっぱり見たかったんだ。可愛いね、渉のそういう反応」

 そう言いながら、知奈は樫田へと近付き、しゃがみ込んだ。
 慌てて樫田は目を逸らした。流石に女体の中心部をまじまじと見るのは、はばかられたのだ。

「まあ、これからもっと可愛くなってもらう予定だけど」

 彼女の言う可愛いとは、拘束状態にある身体へ大人の玩具を固定されて喘ぐ姿のことだった。
 用いられた玩具はピンクローターだった。
 会陰部に一つ、左右の乳首にそれぞれ一つずつ。亀頭を挟みこむように二つ。
 それぞれが鈍い振動音を立てて、樫田を責め立てている。

「あっ、ああぁっ……くうっ、うっ……うう……!」

「射精したらお仕置きだからね? おちんちんに付けたローターは他よりも早く電池が切れると思うから……我慢出来るよね?」

「あう、あっ、あ、ああ……!」

 性感帯に生じる甘い痺れに襲われている樫田にまともな返事は出来なかった。
 それが知奈の癪に障ったらしい。彼女はやや不機嫌な顔付きになって、樫田の背後に回った。
 日中は自らが穿いていた、今は樫田の股間を覆っているショーツに手を掛ける。
 ぐいっ、と引っ張り上げて、尻たぶに布地を挟みこませながら、威圧的に問う。

「返事は?」

「うひっ、はあっ、あ、あぁ、は、はいっ、がっ、我慢します!」

「……絶対だからね?」

 ショーツが尻に食い込むことで、ローターが一層強く会陰部に押し当てられる。
 腰の奥へと響く振動は、前立腺を刺激しているようで、樫田は大量の先走りを吐き出しながら、下半身をガクガクと震わせている。
 半開きの口から唾液を滴らせ、焦点の合っていない目は今にも白目を剥きそうだった。
 喘ぐばかりの樫田に対して、知奈はもう一度ショーツを引っ張り上げた。

「分かった?」

 大仰な喘ぎ声を上げた後、樫田は何とか「はい」と答えた。

「よしよし。渉は良い子だね」

 そう言いながら彼の頭を撫で付け、知奈は素っ裸のままでベッドに潜り込んだ。
 同じ年頃の一般的な女子と比べて大分早めの就寝だった。
 

19.眠る二人

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17.美少女の匂い

 樫田を拘束した知奈は、そのままスカートのみならず、制服も下着も全て脱ぎ捨てて風呂へ向かってしまった。
 二人が与えられた部屋は、この学園の寮には珍しく風呂付きだ。
 シャワーの音が遠くで響く。
 鼻先には今しがたまで知奈が着ていた制服が無造作に置かれている。
 鼻腔をくすぐる香りが何に起因するのかは言うまでも無い。
 人間味を感じさせるような汗や皮脂の匂いと、科学的な香粧品の匂いは、計ったかのような混ざり方をしている。媚薬かと疑ってもおかしくないような香りだった。
 そんなものが鼻の先にあるのだ。
 樫田の小さく細いペニスは何度も大きく脈を打ち、不完全に剥けた包皮から顔を覗かす鈴口からは、だらだらと我慢汁が溢れ続けている。

「はあ、はあ、うっ、うう……はあっ、はぁ……」

 額にしっとりと汗を滲ませながら、樫田は荒く息を吐き続ける。
 風呂へ向かう前に知奈は言った。

「勝手に射精しようとしたり……変なことをしたら、お仕置きだからね?」

 あくまで朗らかな声音だったが、彼女が温情であるなどという考えは、もう樫田の中には無かった。
 言動や雰囲気はともかく、その根本にある彼女の本質は変わらないのだ。
 ジンジンと甘い疼きを放つ男根を何かに擦り付け、刺激を得ることで射精してしまいたいが、やはりお仕置きは怖かった。
 美少女の匂いに包まれながら、ひたすら耐えるしかない。
 それは拷問と言っても良い程の苦痛を樫田にもたらしたが、彼の精神状態には次第に変化が起こり始めた。
 徐々に、自身が置かれている状況に対して、興奮が芽生えてきたのだ。
 射精したいと言う欲求を高められ、その上で肉欲を満たすことを禁じられている。同級生の美少女に酷い目に遭わされている。
 辛いと感じていたはずのペニスに生じる疼きが、心地良いと感じられる。じわり、じわり、と我慢汁が鈴口から溢れ出る感覚にも悦楽が認められた。
 鼻先に置かれた美少女の匂いをたっぷりと含んだ制服と下着。そこから漂う芳香をたっぷりと吸い込みながら、樫田は被虐的な快感に身を委ねる。
 うっとりとした顔付きで、果てのない、もどかしくも官能的な快感を貪るのだった。
 やがて脱衣所の方からドライヤーの音が聞こえてきた。
 もうすぐ知奈が戻って来るらしい。それを思うと、樫田の全身を包みこむ甘い痺れは一層強くなった。
 倒錯的な興奮の根幹にあるのは、やはり知奈への羨望、劣情、引け目、諸々が合わさった、執着と関心だ。
 ドライヤーの音が止み、彼女の足音が近付いてくる。
 視界の端に、まだ水気の残っているつま先が映る。
 樫田は生唾を一つ飲んで、知奈の反応を待った。


18.湯上がりの裸体

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全裸ウェイターの若者

※NTR要素があるので注意。

 彼が如何にして、そうした状況に陥ったのか、私には分からない。
 私はただ見たままを記そう。
 

 
 彼はひょろりとした体躯の持ち主で、小さなペニスをぷらぷらと揺らし、時には女性客を相手に勃起しながら、一般的なウェイターと変わらぬ仕事をこなしていた。
 もちろん、給仕や会計の合間には、嘲笑や罵倒を受けたり、ペニスを悪戯に弄ばれたりはしていたが、彼は恥ずかしそうにするものの、それほど強い抵抗は示していなかった。
 
 衝撃的な光景を見たのは、彼の存在を知り、その店へ通うようになってから一週間が経った頃だ。
 その日の彼は、いつもと変わらぬ素振りで働いていたのだが、一組の男女が来店したのを機に、これまでに見た事が無い程に動きがぎこちなくなった。
 視線は常にそのカップルへ向けられており、客の注文を聞き逃したり、飲食物を皿ごと落としたりなど、何度か失敗を繰り返していた。
 私は、よほどタイプの女性だったのだろうかと考えた。
 カップルの女性は、確かに彼と歳が近いように見えるし、美人と言って差し支えのない顔立ちをしていた。男性の方は、彼とも、彼女とも、世代が違うように思えた。つまり、一回り年上に見えた。
 腕を組んで入店した彼らは、席に案内されてからもしばらくの間、何の注文もせずに乳繰り合っていた。人目もはばからずにキスをしたり、男が女の胸を揉んだりしていた。
(ははあ、彼のような見るからに奥手であるが故の女ひでりに陥っている若者には刺激が強すぎる…目に毒だったのだな)
 そんなことを思わせるような振る舞いをするカップルだったのだ。
 好みの女が人前で破廉恥一歩手前の行為に走る、その淫蕩さが彼を興奮させているのだろう。
 私はそう早のみこみをしていた。
 それからも彼とカップルを注視していたのだが、心ここにあらずの彼は相変らずで、カップルも依然として乳繰り合うばかりだ。
 私が注文した三杯目のコーヒーが運ばれて来た時だ。ここで展開が変わった。
 カップルが呼び鈴を鳴らし、それに応じたのが彼だった。
 彼は不自然に全身を小刻みに震わしながら、カップルの席へと向かった。その顔色は青ざめてるようにも、興奮の余り紅くなっているようにも見えた。
 カップルの下へ着くと、彼の震えは一層増した。ペニスはピンッと上を向いて、大きく律動しているのが私の席からでも確認出来た。
 男は注文を始めるも、すぐに中断して、やや大きな声を上げた。
 どうやら彼の態度が偉そうだと主張しているらしい。彼のどこが偉そうなのか私には皆目検討も付かないが、彼は大人しく男の主張を受け入れた。
 謙った様子で頭を下げた後、床に跪いて注文を取り始めた。
 女は不機嫌そうな顔をして黙っている。彼か、男か、どちらが彼女の気分を害した原因なのかは分からない。
 私は、視線を彼に向けた。理不尽な叱責を受けてなお、彼のペニスは萎えてはいなかった。それどころか、先よりもずっと怒張していた。
 腹へへばり付くようにしてペニスは硬く膨らんでいた。
 私の席からでは仔細に観察することは出来ないが、ペニスの先が濡れ光っているようにも見えた。
 カップルはそれぞれ一品の料理と飲みものを注文した様だった。
 震える声で彼が復唱している。
 彼が復唱を終えて、間違いがないかを問う。
 その時、黙っていた女が口を開いた。キスをして、と言ったように聞こえた。
 男はいやらしい笑みを浮かべて女を抱き寄せ、望まれた通りの行動に出た。
 湿った音がこちらにまで聞こえてくるような、熱烈な、言い換えれば下品なキスだった。
 彼はその様子に目を見開いている。身体の震えは激しくなっていく。興奮によって震えていると言うよりも痙攣を起こしているようだった。
 どうしたのだろうか、と目を見張っていると、彼はゆっくりと自身の下腹部へと手を伸ばした。
(まさか、扱くつもりなのか。どうして?)
 私は先述の通り、彼の様子を一週間観察してきた。カップルの女にも劣らぬ容姿の持ち主から、悪戯半分で手淫を受けている姿もみたことがある。きっと私が見ていないところでも似たような体験はしていたに違いない。つまり、彼にはそれなりの耐性があるはずなのだ。私はそう思っていた。
 はて、と興味深く成り行きを見守ることにした私だが、それは一瞬で終わった。
 彼はそのそそり立った男根を握るだけで果ててしまった。
 絶叫にも近い嬌声と共に、夥しい量の白濁液がペニスから迸った。
 テーブルの裏に大量にへばり付いて滴り落ちてこないところを見るに、余程に濃いのが出たのだろう。
 
 そこからは、うんざりする様な光景が続いた。
 男の怒声に女の悲鳴。駆け付けた店員に殴られる彼。自身が吐き出した劣情の証を全裸のままで拭き取る姿には、悲痛なものがあった。
 男はしばらく猛り狂っていたが、意外なことに女がそれをたしなめて、事態は収束した。
 私は裏へと引っ込んだ彼を少し待ったが、戻って来る様子がなかったので、コーヒーを飲み干して店を出た。
 帰宅するにはまだ早い。私はどうしても彼に話を聞いてみたかったので、店の裏口へと回って彼を待った。
 程なくして肩を落として、小さくなった彼が現れた。
 彼は服を着ていた。
 おかしなことだが、私は彼が裸になっているところしか見た事がなかったので、今の彼の姿に少々の違和を覚えてしまった。
 その事実――常識に照らし合わせた際には起こり得ない違和が生じたこと――に一人笑みを浮かべるが、彼を刺激してはいけない、と緩む頬を引き締めて、声を掛けた。
 彼はウェイターとして見せていた誠実さのままに私に接してくれた。
 二、三、言葉を交わした後に、本題を切り出す。
 どうしてあの時、射精してしまったのか、と。
 彼が困った顔を浮かべたので、私は件の早合点を述べた。
 好みのタイプだったのではないか、という推理だ。
 はい、と答えが返ってきて、私は自分の考えが正しかったことを喜んだが、彼が続けた言葉に驚かされた。
「彼女ですから」
 彼はそれだけ言って、私に頭を下げて歩き出してしまった。
 私は彼の背を見つめながら、少し考えた。
 彼が主体、つまり、性的嗜好とそれに伴う欲求を満たす為の“寝取らせ”だったのか、純然たる浮気の現場に遭遇したのか。
 あれこれと想像を膨らませることは出来るが、本当のところはどうやったって分からない。いや、私にとっては、それはどちらでも良いのか。
 この一週間は有意義であったし、先の光景はその締め括りに相応しいものだった。それでだけで良いだろう。
 やはり“人”とは愚かな生き物に違いない。


おわり

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16.彼女の頼みごと


 知奈の言葉はこう続いた。

「渉には、他にして欲しいことがあるんだけど……良いかな?」

 樫田が一瞬、全身を硬直させる。その後に激しく首を縦に振った。
 そんな反応を引き出したのは、知奈の何てことはない些細な技巧だった。
 彼女は問い掛けながら、自身のスカートの端を軽く捲っていたのだ。
 無論、射精直前まで追い詰められ、激しく興奮している樫田が脳裏に思い描くのは、スカートの内にある秘部の様子だった。付け加えるのなら、更にその割れ目に己の肉棒を挿入することまで一瞬の内に想像していた。
 淫らな空想に息を荒くさせる樫田に対し、知奈は淫靡に笑みながら、片足を上げた。

「ねえ? これからどうすると思う?」

「え? わ、分からない……」

「ふふっ……本当? あのね、これから私、下着を脱ぐつもりなの」

 知奈の言葉を聞いて、樫田は生唾をごくりと飲んだ。
 宣言した通り、彼女はスカートを穿いたままショーツを脱いだ。
 今度はそれを樫田の脚に通した。
 ショーツにはまだ彼女のぬくもりが残っていた。圧迫感も心地良く、樫田の吐息は荒くなる一方だ。
 はあ、はあ、と息を吐く彼の耳元で、知奈が囁く。

「ね、目を瞑って。このままじっとしていて……お願い……」

 何の意図があってのそうした頼みごとを口にしたのかは分からないが、樫田に断るという考えは無かった。
 同級生が二重人格であることには面食らったが、今の知奈は普段の彼女よりもずっと温情なのだ。このままされるがままになっていても悪い目には遭わないだろう。
 樫田はそうした希望を持って目を瞑ったが、すぐに間違っていたと気付かされる。
 手始めにアイマスクを掛けられた時点で期待は不安に変わった。それから、拘束が進むにつれて不安は大きくなっていった。
 腕は背中側でまとめられ、脚は棒枷によって閉じられなくなった。
 それから知奈に促されるままに床に伏す。手を使わない変則的な四つん這いの格好をさせられていた。
 ふふ、と知奈の笑い声が響く。
 声音は確かに柔らかだが、妖艶なものがそこに混じっていた。
 折檻のように樫田を嬲る昼の知奈とは違った気配、どこかねっとりとしているような危険な空気を感じて、樫田は堪らずに声を上げた。

「ち、知奈ちゃん……?」

「目隠し取ってあげるね」

 視界が開く。樫田の目の前には細く白い脚が伸びていた。

「こ、これは……?」

「ふふ。今日はね、渉の喘ぎ声を聞きながら眠りたいな、って思ったから……」

「え?」

 と、樫田は彼女が何を言っているのか一瞬分からない様子だった。
 ややして、これは放置プレイなのだろうかと考えた。
 丁度その時、彼の鼻先にスカートが落ちてきた。
 同時に頭上から声が響く。

「見ちゃ駄目だよ? 今の私、凄く恥ずかしい格好になってるから」

 樫田はその姿を見上げたい欲求に駆られつつも、何とか想像するに留めた。
 上半身には制服を纏ったまま、下半身だけを露出した美少女の姿――それを脳裏に思い描くとペニスが大きく脈を打った。


17.美少女の匂い

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15.包皮と唇


 やがて知奈の舌は亀頭のくびれまでまで伸ばされた。
 そこへ至ると、亀頭の外縁をぐるりとなぞるように大きく舌が回された。
 柔らかくぬるりとした触感がもたらした刺激に樫田はピクリと全身で跳ね上がった。
 彼の反応に、知奈はペニスを咥えたままで少し笑った。
 口淫の最中に浮かんだ彼女の愉しげな表情を見やって、樫田は一層劣情を深めた。
 彼は性に対して後ろ暗い印象を抱いている。今、目の前で行われている行為に対してもそうだ。だからこそ、やましさの中で浮かんだ笑顔に淫靡な魅力を感じてしまっていた。
 知奈はしばし笑みを浮かべたままで、裏筋の辺りをちろちろと小刻みに舐めていた。

「うっ……う、う……」

 舌先を僅かに震わすのみの知奈に対して、樫田は全身を大きく震わせている。表情も対照的だ。笑みと余裕のない堪え顔。彼らの差は更に開いていく。
 樫田の口から漏れ出す情けない声音は大きく甲高くなっていった。

「あっ、あああぁっ、うくっ……はあ、はあ、うくう……」

 彼の小さなペニスはこれ以上無い程に硬く尖り、我慢汁をだらだらと流し続けている。それを知奈がじゅるりと音を立てながら、吸い上げた。
 男根を吸われる刺激は、それだけでも十分な快感だった。更に尿道内の粘液を強制的に搾り取られる刺激が重なり、樫田は悲鳴にも近い喘ぎ声を上げた。
 知奈は最後に舌と唇で包皮を剥いてやってから、口を離した。
 ピンクに近い紅色の亀頭は唾液と我慢汁で濡れ光っている。
 ペニスとの間に糸引く涎を手の甲で拭ってから、知奈は言った。

「ふふっ。渉の感じてる姿って本当に可愛いね」

 刺激は去ったが、未だに舐め続けられているのでは? と感じるほどに余韻が強く残っている。
 甘い痺れが込み上げて止まない。
 樫田はペニスをビクビクと震わせながら、今しがたまでそれを咥え込んでいた知奈の口元を見やる。
 綺麗に弧を描いた血色の良い唇は、性器を連想させるように淫靡だった。
 樫田の視線に気付いた知奈は嬉しそうににこりと笑みを深めた後、口元を指してこう訊ねた。

「もしかして、ここに出しちゃいたかった?」

「うっ、はあっ、はっ、うう……それは……」

「素直に答えてごらん?」

「だ、出したかった……」

「ふふ。そんなに気持ち良くなっちゃったんだ? 可愛いね」

 知奈はそう言ってペニスに軽いキスをした。
 少しの間を置いて、「でも」と、切り出した彼女の声音は、先程までと違って威圧感が込められていた。


16.彼女の頼みごと


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14.口淫

 下半身を激しく痙攣させながら、あられもない声音を上げて快楽に身を捩る。そんな樫田の嬌態が嗜虐心を煽ったのか、知奈の責めはより激しくなっていく。
 陰のうに舌を這わすばかりではなく、口を窄めて睾丸を吸い上げる。じゅるる、と淫らに唾液の音を響かせて、口腔に生殖器の一端を収めた。
 そのまま舌を蠢かせて優しく刺激を与える。

「ん……んくっ……う、うああ……」

 睾丸を舐め転がされる。僅かな鈍い痛みとそれに伴う被虐感。はっきりとした性感ではなかったが、独特の気持ち良さが樫田の腰に広がっていた。
 刺激を与えられ続けるにつれて、快楽と興奮はより強くなっていく。理性を溶かす官能の熱に浮かされて、樫田は頭が朦朧とする様な心地に陥っていた。
 それ故にか、彼は言い慣れぬはずの呼称で知奈の名を口にした。

「ちっ、知奈ちゃん、も、もう……はあ、はあ……あうう……」

 その名が出た理由を考えるだけの思考力は残っていなかった。
 情けない声音を上げるばかりの樫田を見上げて、知奈は笑みを浮かべた。それは艶としていながらも、無邪気さを備えていた。悪戯を思いついた子供の様な笑顔。
 膝立ちになった彼女が狙いを付けたのは、今しがたまで舐めしゃぶっていた睾丸のすぐ上で、勃起しているペニスだった。包皮をすっぽりと頭に被った肉感に乏しい男根だが、その見た目にそぐわないと言える程に激しくいきり立っている。
 知奈はそれをぱくりと軽く咥え込んだ。
 ペニスが口腔の生温かく湿った触感を認めると、樫田は視線をそこへ向けた。彼の目が丸くなる。次いで、驚きとも喘ぎとも付かない声音を上げた。

「え、あっ、ああ、あああ……!」

 彼の驚愕も無理からぬことだった。男根を頬張っている知奈。彼女の内面は昼間の彼女とは別人に等しいが、外見に然したる変化はない。憧れと劣情を抱きながら、見上げるばかりであった美しい容貌が己の股間にあり、あまつさえペニスを口に含んでいるのだ。平然としている方がおかしい。

「あ、あ、あああ、知奈っ、知奈ちゃん……!?」

 狼狽する樫田の様子を上目に認めるも、知奈はその行為を中断しようとはしなかった。むしろ嬉々とした表情を浮かべてより深く男根を咥え込んだ。
 知奈は包皮を被ったままのペニスを何度かしゃぶり上げた。
 肉体的な快楽の度合いは、まだまだ軽いものであったが、樫田は知奈が己のペニスを口に含んでいる姿を目にしているだけで、気がどうにかなりそうな程の興奮を覚えていた。
 彼の情欲に呼応するようにして肉棒はどくんどくんと脈を打つ。知奈がそれを浅い所で咥え直した。
 包皮の入り口が舌先によってこじ開けられる。ゆっくりと焦らす様な動きで、舌はじわじわと包皮の中へと潜り込んでいく。
 

15.包皮と唇

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【雑記】消えなかった

新規に記事を書かないとブログトップに表示される広告が消えなかったので。

慌しいような、そうでもないような日々が続いていました。
小さい子のエネルギーってすげえ、だとか、動物って本当に癒される、だとか、集団の一部になるのも悪くない、だとか、そんなことを感じながら細々と生きてました。
日の当たる場所にいたようなもんです。健全。

合間を見ては少しずつ執筆も進めていましたが、あまりストックは出来てないので一気にバババーンと連載中の続きを掲載するだとかは出来ません。
ちょっと時間が取れたので、これからまた書いていこうか、というのが今の僕が立っている位置です。

またよろしくお願いしますね。

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