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ぷるんぷるるん

女の子に気持ち良くいじめられるM男向け官能小説公開中。

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8.いつまでも彼女の声に魅せられて


 いつもより早い時間に目覚めた樫田は、昨日からのはっきりとしない、不穏なものを引きずっていた。
 事後の芽衣が独り言の様に零した台詞が原因だ。
 ――何やってるんだろう、私。と彼女は言っていた。
 
(俺ごときに下着まで使ってご褒美を与える必要はない、って事だろうか……それにしても……)

 煙の様に立ち込める、形の決まらない不安を振り払う様に、樫田は頬を叩いた。
 さっさと準備を済ませて、寮を後にした。
 
 学園に入り程なくして貝塚と出くわした。
 
「高津さんから聞いているわね?」

 何の事か分からずに樫田は首を傾げた。
 
「変ね。忘れていたのかしら。貴方の再教育は今日で終わりよ」

 突然の宣告に思わず樫田は呆けた様な声を漏らした。
 
「不満でもあるのかしら」

「いえ……そう言うわけでは……」

 再教育が終わりを告げる。
 それはつまり、芽衣との別れでもあった。
 樫田の思考が急激にぐるぐると回り始める。
 昨夜に芽衣が零した言葉の意味や、自身にとって彼女がどんな存在だったか。
 
「明日には寮からも出て行ってもらうわ」

 うわ言の様に返事をする。
 考えずにはいられない事は山の様にあった。
 再教育を受けていた事をしってもかつてのクラスメートは受け入れてくれるのか。
 男子寮に戻ったとして、自分がどんな目で見られるのか。
 逃げ出したい、と思わずにはいられなかった。
 
「高津さんのおかげで、ここまでまともになったのだから、きちんと礼を言っておくのよ」

 それだけ告げて、貝塚は去っていた。
 残された樫田は呆然とその背を見ながら、立ち尽くした。
 
(どうすれば良いんだ……)

 考えても答えは見つからないまま、一日が始まる。
 


 何一つ考えがまとまらない内に樫田は、放課後を向かえた。
 貝塚に言われた様に、芽衣には礼を言わなくてはと思っていたが、それも叶わなかった。
 遊びはもうおしまい、と言わんばかりに避けられていた。
 仕方なく、女子寮に戻り荷物の片付けを始めた。
 ダンボール箱に荷物を詰め込みながら、樫田は思う。
 悩みの種はいくつもあるが、一番の問題はなんだろうか、と。
 
(やっぱり……高津さんの事が気になるな……)

 どうして貝塚からの言伝を口にしなかったのか。
 今日一日、避けられていたのは何故なのか。
 気付けば、片付けを進めていた手が止まっている。
 
(……直接聴きに行ってみようか)

 そんな考えが浮かんだのは、それだけ樫田の胸に引っ掛かる所があるからだった。
 それでも、樫田は立ち上がらずに片付けを再開した。
 完成された上下関係を無視して自ら行動を起こすのは躊躇われた。
 
(本当にこれで良いのだろうか……)

 すぐ手を止めて、物思いに耽ってしまう。
 そんな事を何度か繰り返した後、ついに樫田は立ち上がった。
 
(……怒られるなら、それでも構わない)

 部屋を抜けて、芽衣の下へ向かう。
 心臓をバクバクさせながら扉をノックする。
 小さな足音が聞こえた後、芽衣が顔を見せた。
 
「驚いた。日中避けていたのに、樫田君が訪ねて来るなんてね」

「ご、ごめん……」

 樫田の頭は真っ白になっていた。
 出会った時から樫田は下位に居た。自らの意思で話を切り出すのは初めてだった。
 
「す、少し話したい事があるんだけど……」

 怪訝な眼差しを向けた後、芽衣は分かったと言って樫田を部屋に通した。
 樫田は落ち着かない様子でそわそわとしている。
 
「え、ええっと……再教育クラスは今日で終わりらしいから、お礼が言いたくて……」

「別にお礼を言われるほどでもない。私はそういうクラスに所属しているのだから」

 にべもない物言いに、樫田は黙って俯いた。
 ――俺はこんな事を言いに来たのだろうか。
 部屋を出て来た時、自分は何を思っていたのか。
 
「たっ、高津さん、あの……俺、寂しくて……高津さんと離れるのが……」

 樫田の声は徐々に小さくなっていった。
 最後の方は耳打ちでもしているのかと言う程だった。
 
「だったら何? 私に樫田君の性処理係でもやれって? ……何のメリットもないのに?」

 いつになく冷徹な物言いに樫田はたじろぐ。
 
(お、怒らせてしまったか、ど、どうしよう……)

 何とか和解の切り口をと、記憶の引き出しを漁った。
 樫田の口から放たれたのは彼に似合わない少し気取った台詞だった。
 芽衣が一瞬表情を変えた。
 記憶から引っ張り出して来たのは、芽衣に薦められた小説の一文だった。
 
「しゅ、趣味が共有出来る程度だけど……友達に……」

 言葉を区切って樫田は深く息を吸った。
 興奮と緊張で自分が何を喋っているのか理解出来なかった。
 こうなっては、心のままに言葉を紡ぐしかなかった。
 
「あ、あの俺、高津さんの事が好きです……!」

 何とか言い切った後、樫田は拒絶されるのが怖くて下を向いた。
 芽衣がどんな表情をしているか想像するのさえ躊躇われた。
 樫田の言葉を受けて、芽衣は「ふーん」と息を吐きながら、立ち上がった。
 顔を真っ赤にして俯く樫田の襟を掴んで立たせる。
 
「情けなくて弱虫で、変態の樫田君にしては、良く出来ました」

 樫田の股間に膝を食い込ませながら、芽衣が笑みを浮かべる。
 目線はじっと、樫田の瞳をみつめていた。
 芽衣の膝で責められ、股間が膨らんでいくのを樫田は感じていた。
 短い沈黙が二人を包む。
 何と言葉を返せば良いのか樫田は悩んでいたが、そんなものはすぐに吹っ飛んだ。
 互いの唇が重なる。短い口付けだった。
 芽衣は樫田の耳元に顔を寄せ、囁き掛けた。
 
「良いよ。これからも私が躾けてあげる。……個人的に、ね」

 これまでのどんな声よりも、艶っぽかった。
 喜びと興奮が全身を活性化させた。
 やばい。樫田がそう思った時には、手遅れだった。
 こみ上げる熱いものをせき止める事が出来なかった。
 びゅくっ、びゅるるっ。
 膝の上で脈打つ皮被りの男根に、芽衣が気付いた。
 
「ふふ。嬉しくてお漏らし? やっぱり私が管理してあげなきゃ駄目みたいだね」

 少しばかり嬉しそうな芽衣の顔を見ながら、樫田は呆然と頷くのだった。
 

おわり

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