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ぷるんぷるるん

女の子に気持ち良くいじめられるM男向け官能小説公開中。

邂逅、それから#後編

 鼓動を激しくさせながら、彼女を見上げる。
 真季はにこりと笑みを浮かべ、前屈みになった。鼻先が触れ合うほどの距離で言う。

「手や足は無し。もちろんセックスなんて論外。……そうじゃなくてね、貴方なら知ってるんでしょう? もっと愉しいこと。男の子はやらしいこと調べるのが得意でしょう?」

 そう言い終えた真季が、本井に向けて更に顔を寄せる。
 キスかと目を瞑る本井だが、軌道は右に逸れていった。耳元に火照った吐息が吹き込まれる。

「ひゃうう、ま、真季さん……」

「ふふ。さあ……早く言いなさい。何も無いなら、私は帰るわよ」

 本井は真っ赤な顔で視線を泳がせていたが、不意に立ち上がった。
 真季は、彼の身体の動作に合わせて、ぶるんっと揺れた肉棒に視線をやり、それからゆっくりと顔を見上げた。

「ま……真季さん……。お、お尻……」

「また叩けって言うの?」

 流石の本井も、それを言うのは躊躇われた。
 何せ排泄にまつわる器官だ。嫌悪感を抱かれてもおかしくない。それを露にされた場合、どんな顔をすれば良いか分からない。
 真季が口にした叩けば良いのかと言う問いには、何とか首を横に振った。
 レンタルショップでも見せた饒舌はすっかり鳴りを潜めていた。
 本井は更に顔を赤く、耳まで染めて、声を絞り出す。

「お、お尻の穴……こっ、肛門を弄ってくれませんか……」

「え……?」

 真季がきょとんとした表情を浮かべる。
 その反応に、本井はしくじったのかと苦いものを顔に滲ませた。

(真季さんは一体何を望んでいたんだ……!?)

 呼吸を荒くさせつつ、本井は彼女を見ていられずに目を瞑って、更に顔を背けた。
 気配だけで感じ取る。真季が立ち上がった。

(帰る、と来るか、汚い、と来るか、もしくはビンタでも飛んで来るのか……)

 苦々しいものを胸に広げつつある本井の顔を、真季が覗き込む。

「本井君」

 穏やかな声音だった。
 恐々と目を開くと、微笑を浮かべた真季の顔が映る。

「……貴方、とんでもない変態ね」

 そうは言うが、彼女も然して大差ない。
 何せ、変態だと本井を罵った舌の根も乾かぬ内――時間にして十数分後には――全裸の彼を膝に乗せて、嬉々とした表情を浮かべているのだ。
 
 二人はソファからベッドへと移動していた。
 右手は白く薄い膜に覆われていた。医療用のゴム手袋だ。
 素手のままの左手には、ローションのボトルが握られている。
 どちらも本井が用意したものだった。

「真季さん……準備は済んでますから、その……汚くは無いはずです」

 スパンキングを受けていた時と同じ体勢で本井が言った。

「ふふっ、どうして準備なんかしていたの? 貴方、もしかしてどっちもイケる口?」

「い、いえ……。そう言う趣味はありません。ただ……その……排泄後にすぐ弄ると、腹が緩くなってしまうんで……AVを借りに行く前にと思って……」

「ふうん、アナルを弄るのも大変なのね」

 そう述べた真季は、ゴム手袋に包まれた手で、本井の尻をむにむにと揉んでいた。彼女にアナル責めの知識は殆どない。そうした嗜好の持ち主が居ることを知っている程度だ。

「ま、真季さんに弄って貰えるなら、苦労も報われると言う物です」

「期待に沿えるかは分からないわよ」

 そう言って、尻を弄んでいた手にローションを塗りたくる。

「痛かったら、すぐに言いなさいよ。こんなことするの初めてなんだから」

「は、はい」

 本井は、真季の気遣いを喜びつつ、アナルへの刺激に期待を膨らませていた。
 真季の指先がひくつくアナルにあてがわれる。
 幾ら潤滑油が充分とは言え、入るのだろうか。そんな疑問を浮かべつつも
、真季は指を軽く押し込んだ。
 つぷっ……。
 排泄器官に異物を感知した本井の身体が小さく震えた。
 ぬぷぷぷ……。
 白い指が第二間接まで挿入された。

「凄い……入ってく……」

 きゅうと締め付けられる感覚を認めながら、真季は呟いた。

「はあっ、はあ……真季さん……」

 本井の声は、うっとりと湿っぽかった。
 まだまだ浅い挿入だ。物理的な刺激は薄い。それでも、頭の中にもやが掛かっていくような興奮に襲われていた。

「根元まで入れても……大丈夫かしら……?」

「う、うう、大丈夫です。全然、痛くはありませんから……」

 本井の答えを受けて、真季は更に奥深くへと指を進めた。
 ぬくぷぷっ……。
 十字に重なるような体勢上、挿入部をしっかり目視することは出来ないが、それでも充分に妙な光景だった。
 本井の尻の谷間に、自身の指が飲み込まれていくのだ。

「ふう、うっ、ああ……」

 本井はピクピクと震えつつ、熱っぽい息を吐いた。
 収縮する肛門に感じる、硬い指の存在。真季の細い指が腸内に挿入されている悦びに、本井は酔い痴れていた。

「……前立腺ってのが気持ち良いのよね?」

 そう口にしながら、その器官を探り当てんと指を折り曲げる。
 クリーンヒット――とはいかなかったが、腸壁を擦られ、じわりっと込み上げる快楽に本井は悶えた。
 腹の中で蠢く異物の刺激は堪らなく心地良かった。
 排泄器官を用いた自慰によって、性感帯として開発済みのそこは、酷く敏感だった。
 くに、くにっ。ぬちゅぬちゅっ。
 曲げ伸ばしと出し入れによる刺激。それを受ける度に、本井は喘ぎ声を上げた。
 美貌の女上司に指でアナルを犯される悦びに、身が焦がされていく。
 ゴム手袋に覆われた指は、やがてその器官を探り当てる。

「あうううっ……!」

 これまでとは色の違う嬌声に、真季は少し慌てた。

「だっ、大丈夫?」

「うっ……くふう……。大丈夫、大丈夫です……い、今、触られたところが、前立腺です……」

「……ここ、かしら?」

 そう問いながら、それに向かってトントンとノックするように指を当てる。
 ビクッビクンッ。本井は電流の走るような快感に、身を大きく震わせた。

「そっ、そうです、あ、あああぁ……真季さん……!」

 男の急所を探り出した真季は、愉しげにそこを弄んだ。
 遠慮がちだった指の動きは「もっと強くても大丈夫」との言葉を受けて、激しくなっていく。
 ぐりっ、ぐにっ、ぐぐぐ……。
 緩急のある圧迫刺激に次いで、ゆっくりと力強く押し込まれる。
 前立腺に広がる快楽は、ペニスにまで及んでいく。
 内からじわじわと迫り来る快感は雌のそれに似ているが故か、肉棒は縮こまってしまう。勃起に代わって悦びを示すのは、おびただしい量の我慢汁だった。
 本井は先にも気にしていた、衣服への付着を口にするが、真季は構わないと言った。

「それより……どうせならもっと、愉しませて貰おうかしら」

「もっ、う、うう……もっと……?」

 困惑した声を上げる本井に対して、真季が命じる。
 仰向けになりなさい、と。

「う……仰向け……ですか……」

「そうよ。辱められるのも好きなんでしょう?」

 確かにそうだが、と。本井は踏ん切りが付かない様子だ。
 今の体勢と違って、ペニスから表情まで全て見られてしまう。考えるだけで、頭に血が上っていくのを感じる。
 しかし、心地良い被虐感の中にあっては、断るなどと口にすることは出来ない。
 どうしようもなく、本井はただ真季の名を口にした。

「……このまま止めちゃう? それでも私は良いわよ」

 そう問いながらも、肛門に捻じ込んだ指をくにくにと淫靡に揺らす。
 指先の動きに合わせて湧き出る快感が、本井の理性を蝕んでいく。
 気持ち良く痺れていく前立腺が、更なる被虐をと、急き立てる。
 ちゅくっ、ぬちゅ。
 ローションが湿った音を立てる。
 それを耳にしながら、責められる悦びに身を委ねる。

「なっ、なります、仰向けに……!」

 堕ちた――とも言える本井の反応に、真季は深い笑みを浮かべた。

「だったら早くしなさい」

 真季が指を引き抜くと、本井は一つ身震いしてからのそのそと動き出した。
 彼は荒っぽい息を吐きながら、シーツに背を預けた。
 寝転んだ本井の閉じられた脚を軽く叩いて、真季が言う。

「そんな格好じゃ、指は入れられないわよ」

「そう……そうですよね……」

 羞恥を忘れるほどの興奮に衝き動かされて仰向けになったが、物理的な刺激が止んだ状況となれば、理性が働いてしまう。
 上司である美女の前で、全裸で股を広げて肛門を露にする。
 冷静に考えれば考えるほど、恥辱を感じずにはいられない。
 身体を小刻みに震わすばかりの本井に対して、真季は意地悪な笑みを向けて口を開く。

「ふふっ。恥ずかしいわよね。お尻に指を入れてくださいって、お願いするように脚を開くなんて」
 
 本井は反応に窮しながらも、小さく頷いた。
 笑みをますます深くして、真季が言う。

「でも……指でお尻の穴を虐められるのが好きな変態なんだから、仕方ないわよね」

「ううう……真季さん……」

 変態だと罵られているにも関わらず、鼓動が高鳴っていく。
 真季への好意が膨らんでいく。

「まっ、真季さん……俺の尻をもっと犯してください……」

 そう口にしながら、本井は震える脚を開いていった。

「ふふっ……この変態……」

 罵倒と言うよりは独り言のように呟いて、真季は露になったそこへ顔を近づけた。

「真季さん……そ、そんなにじっと見ないでください……!」

「貴方のここ、物欲しそうにひくひくしてるわよ?」

 男が女の羞恥を煽るに使うような台詞を受けて、本井は苦しげな表情で顔を背けた。

「それに……なによ、見るなって言うわりには、興奮してるじゃない」

 真季の目に映るペニスは、大きく膨らんでいた。
 その先端からは情欲の証がとろとろと溢れ出している。
 彼女が笑みを漏らす。その吐息が肥大した男根をくすぐり、本井は短く喘いだ。

「まあ良いわ。指、入れるわよ……?」

 真季は本井に向けて、白い手を掲げた後、ローションを追加で塗っていった。濡れ光る細い指を見つめる本井の目は劣情に潤んでいた。
 手の平を上に向けて、中指の先をそこにあてがう。

「ほら……入っていくわよ……」

「は……はいっ……」

 ぬくぷっ……ぬぷぷぷ……。
 二度目となると、遠慮はなかった。
 一気に根元まで挿入してから、大丈夫かと問う。

「はい、大丈夫……です」

 本井がそう答えると、真季はゆっくりと指を動かし始めた。
 ちゅくっ、ぬちゅ。
 湿った音を立てながら、前立腺に甘いものを響かせていく。

「うっ、あう……あああぁ……」

 蕩けるような呻き声を上げながら、本井は悶えるばかりだ。
 それを愉しげに見つめながら前立腺を責めていた真季だが、不意に指の動きを止めてゆっくりと後退させていった。
 引き抜かれる際の摩擦に腸壁や肛門が気持ち良く疼き、本井は間抜けな声を上げた。

「あふうっ……。真季さん……?」

「ん? ふふ……二本まとめて入りそうだなと思ってね」

「は……入ると思います……」

 事実、彼女のよりも太い自分の指が二本入るのだから、間違いない。
 本井が答えると、真季は嬉々として指を挿入した。

「あああっ……」

 人差し指と中指をまとめて捻じ込まれる。
 これまで以上に強い挿入感を得て、本井は恍惚として身を震わせた。
 
「すんなり入ったわね。どれだけ自分で弄ってるのかしら」

 嘲笑を漏らしつつ、真季は指に感じる圧迫感を愉しみながら、責めを再開する。二本の指先で前立腺をこりこりと撫でる。

「あっ、あああぁ……」

 内から響く重たい快楽に、本井は喘ぎを漏らし、小さく痙攣する。
 そうして内性器を弄ばれていると、男根は徐々に萎んでいった。
 それを見た真季が、アナルを貫く指を曲げ伸ばししつつ、空いている左手をそこへ伸ばした。
 ぺちぺちと軽く叩いて、本井へ問い掛ける。

「お尻を弄ってると、こっちは元気なくなるのね。……これじゃあいつまで経っても射精出来ないんじゃない?」

「あう、う、いえ……そ、その内出ます……」

「そうなの? 男の人の身体って不思議ね」

 などと言いながら、もう一度、意味もなくペニスを叩く。
 その刺激に萎えていた肉棒がむくむくと膨らみ出した。
 真季は手の平でそれを感じ取りながら、もしかして、と思考を過ぎらせた。

「お尻じゃなくて、これも叩かれたら気持ち良いの?」

「それは……わ、分かりません」

 考えても見なかった。
 尻を打たれるように、ペニスを虐げられる。その感覚は如何なるものか。
 不安と期待の両方を胸に広げつつある本井に対して、挑発的な笑みを浮かべる真季が言う。

「だったら、試してみる?」

 彼が頷くと、真季は左腕を振り上げた。
 肛門に挿入されたままの指が妖しく蠢く。
 ちゅくっ、ぬちゅっ。
 前立腺を激しく責め立てながら、真季の平手が怒張したペニスを打つ。

「あうううっ……!」

 本井は大きく身震いし、あられもない声を上げる。
 尻たぶへのビンタに比べて、幾分か手加減されていた。
 痛みは薄く、寧ろ心地良い痺れがペニスに走っていた。
 ぺちんっ、ぱちん。と真季は連続でビンタを放つ。
 もちろん、前立腺への責めも緩めることなく続けている。

「んくっ、うっ、あ、あああぁっ、はあっ、ああぁ!!」

 切羽詰った鳴き声を上げる本井。
 内と外からじわりじわりと快感が迫ってくる。
 男女の性行為として本来あるべき姿とはかけ離れた、倒錯的で変態的な行為の果てはすぐそこまで来ていた。
 真季の指を強く締め付ける肛門。ビンタを受けて我慢汁を撒き散らしながら揺れるペニスの根元に、睾丸がきゅっと密着する。

「あああっ、真季っ、真季さん……も、もうっ……!」

 本井はそう声を上げつつ、彼女の顔へと視線をやった。
 両手を激しく使っている為か、頬が赤らみ、薄っすらと汗が滲んでいる。その様子に堪らない色気を感じると、本井はいよいよ込み上げる熱い物を抑えられそうになかった。

「でっ、出る、出ます、ああ、ああぁぁっ!!」

 全身をガクガクと痙攣させながら、そう叫ぶ。
 真季はぎゅうう、と強く前立腺を圧迫しながら、ビンタと共に微笑んだ。

「良いわよ。出しなさい」

 ぺちんっ、と最後に一発加えられた衝撃が引き金となり、本井は果てた。
 ぶびゅくっ、びゅくっ! ぴゅっ!
 ペニスは怒り狂うが如く激しく律動し、白濁液を迸らせた。
 それは本井自身の顔面にまで至るほどの量と勢いがあった。
 彼の絶頂は凄まじいものだった。
 火照った息を吐く真季は、呆然とするしかなかった。
 ややあってから、静かに指を引き抜く。
 本井はまだ息を切らして胸を大きく上下させている。
 精液にまみれた彼を見下ろし、真季は思う。
 ――これはちょっと癖になるかも知れない。
 男を一方的に暴力と快楽で翻弄し、オーガズムへと追い込む。雌の体内ではなく、自らの身へと種子汁をぶちまけさせる。
 嗜虐の愉しさを空想ではなく、身を持って味わった真季は、それを思い返すかのように自身の手の平へと視線をやった。
 初夏の夜半を彩る虫の音が遠く響く中で、彼女は雌の部分が酷く熱を帯びているのを認めて、淫靡な笑みを浮かべた。


 おわり

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