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ぷるんぷるるん

女の子に気持ち良くいじめられるM男向け官能小説公開中。

露出狂に遭遇した淫魔

 人に紛れ、OLとして生活を送る、一匹の淫魔がいた。
 彼女が仕事を終えて帰宅している最中の出来事だ。
 
 街灯の少ない、寂れた印象のある住宅街を歩いていた。
 彼女の靴の音だけが響く中、十字路に差し掛かった。
 車が通る気配がない事を認め、一歩踏み出した。
 その瞬間、彼女の前に躍り出た者が居た。
 小太りの中年男だった。
 身なりをきちんと整えた、清潔感のある男だったが、印象とかけ離れた行動に出た。
 ズボンをわずかに下げると、先端までを包皮に覆われた陰茎を露出したのだ。
 まだ勃起をしていないそれは、巨大な芋虫の様だった。
 彼女は一瞬、そちらに視線を向けたが、黙って歩き出した。
 中年男は、陰茎を見せ付ける様にしたまま、彼女の横に並んだ。
 美しく整った顔立ちに、スーツからすらりと伸びる美脚。
 おまけに大声を出すでも、逃げ出すわけでもないと来れば、露出狂が見逃さない訳がなかった。
 一つだけの誤算が無ければ、中年男はその欲望を満たせただろう。
 
 淫魔が相手と言うのが悪かった。
 獲物を追っているはずが、狩られる側に立ってしまっていた。
 淫魔は立ち止まると、ふっ、と男へ向けて息を吹き掛けた。
 男としての本能を、最大限まで引き出す、甘く淫靡な香りだった。
 女性に陰部や自慰を見せ付けるだけで満足するはずだった男は、急に湧き出た欲望に困惑した。

(今すぐこの女を押し倒して、ストッキングを引き裂き、下着を剥ぎ取り、ペニスをねじ込んで、犯したい)
 
 彼女から漂う、香水の匂いに中年男の陰茎はムクムクと勃起し始めた。
 はぁ、はぁ。
 息遣いが荒くなり、力がみなぎる。
 女を犯し、泣き喚かせる事の出来る器官――男根が誇らしくなってくる。
 コンプレックスの裏返しで露出を繰り返していた男だが、その片鱗すら無くなっていた。
 吐息に含ませた媚薬に、すっかりハマッた事を認めた淫魔は、最後の一押しに演技をした。
 少し怯えた素振りを見せたのだ。
 中年男の性衝動は最大限に達し、理性で抑えられるものではなくなった。
 抱きつくように、淫魔を押し倒した。
 地面にぶつかる衝撃は、淫魔が魔力で制御した。
 男には、不思議に思う余裕すらなかった。
 自身の下半身を完全に露出させると、彼女のスカートへ手を伸ばした。
 
「ふふふ、そう来なくちゃね。でも、貴方に勝ち目はないの」

 彼女の腰から黒々とした尻尾が伸びる。
 男の股下を抜け、肛門を捕らえると、亀頭に良く似た先端が、一気に貫いた。
 
「うぐっ、あぁぁっ!!」

 ぬるぬるとした粘液に覆われた尻尾の侵入は、苦痛ではなかった。
 一度もアナルを性感帯だと捉えた事のない男だったが、快楽が生じていた。
 
「うっ、ううぅ……!!」

 男は快楽よりも、目の前の美人OLを犯したい欲求に従った。
 邪魔な尻尾を肛門から抜き取ろうと、それを掴んで力んだ。
 高い弾力を持ち、粘液に覆われた尻尾を抜き取るのは、不可能だった。
 淫魔が尻尾の先から、次なる媚薬を注ぎ込む。
 
「うっうう……あぁっ……気持ち良いわぁ……」

 妖艶な声色で快楽を告げる女に、男は益々盛った。
 尻尾がどこにあろうと関係ない、と彼女へ手を伸ばした。
 組み伏せられているかに見えた彼女は、男の下をあっさりすり抜け、体勢を整えた。
 胸ポケットから取り出した小瓶を男に見せ付ける様に、振る。
 
「貴方に注いだ私の体液は、おちんちんをおまんこに変えちゃうの。止めるには、この解毒剤を飲むしかないわ」

 男が淫魔へと飛び掛った。
 言葉の意味を理解したからではない。
 単に、女に手玉に取られるのが、気に食わなかった。
 引っ叩き、屈服させ、子宮にたっぷり精子を注いで、孕ませてやる。
 乱暴に腕を振る中年男だが、淫魔にはかすりもしない。
 
「くっ、このっ! お前ら女は、ちんぽにひぃひぃ言ってりゃ良いんだよ!!」

 怒り狂い、喚き、全身に汗をかいて淫魔を追う男だが、ふいに動きが止まった。
 彼女がにやりと口元を歪めた。
 
「な、なんだ、これ……」

 元より脂肪が多く付いた胸だったが、明らかに膨らんでいた。
 慌てて下腹部に手を伸ばした。
 そこに有ったのは、ずっと小さくなった睾丸と、太く短く縮んだ陰茎だった。
 
「こっ、この野朗!!」

 中年男は、ようやく焦りを覚えた。
 早く解毒剤を奪わなければ、女にされてしまう。
 今しがた、ひぃひぃ言ってれば良いと、蔑んだ、その性に変えられてしまう。
 心と裏腹に、身体は思うようには動かなかった。
 膨らみ続ける乳房が重い。体毛が抜け落ちる腕に、力が入らない。
 縮んでいく陰茎が、ジンジンと疼いて、動きがぎこちなくなり始めた。
 
「はぁ……はぁ……そ、それを寄越せ……」

 ついに男は動きを止めた。
 大きく肩を上下させる度に、豊満な胸が揺れた。
 太ももには、汗以外の物が滴っていた。
 
「今さら止めても意味無いんじゃない?」

 男は絶望的な気持ちになりながら、性器に触れた。
 陰茎には、もはや長さはなく、太く縦に伸び、外陰唇の様相に変わっていた。
 睾丸と思しき物は、どこにもなかった。
 新たに作られた割れ目からは、ぬるぬるとした液体が止め処なく溢れている。
 
「た、頼む! 元に戻してくれ!」

 男は膝を付いて、頭を下げた。
 
「ずっと包茎がコンプレックスだったが、初めて男として自信が持てたんだ! もう露出なんてしない! 頼む!!」

 彼女は冷酷に告げる。
 
「自信を持たせたのは、私。だから、それを奪う権利も私にあるの」

 膝を付いたまま、わなわなと震える男に向けて、淫魔が微笑みかけた。
 
「元に戻す事は出来ないけど、止める事は出来るわ」

「も、もう、それでも良い! 頼む、解毒剤をくれっ!」

「ふふふ、でも、そんなおちんちんもどきで、セックス出来るかしら? 試してみる?」

 淫魔は電柱に手を着き、男に向かった腰を突き出した。
 スカートをめくり上げると、そこにあったはずのストッキングや下着はなかった。
 それどころでは無いと分かっていながら、男は生唾を飲んだ。
 白い臀部の向こうで、愛液が小さく光っていた。
 男は立ち上がると、彼女へ駆け寄り、腰を掴んだ。
 自身の腰を打ち付ける様に振るも、ぬちゃっ、ぬちゃっ、と音を立て、互いの性器が触れ合うのみだった。
 どう見ても挿入出来る形は保っていない陰茎だったが、男はそれを認めたくなかった。
 何度も何度も腰を振った。
 
「これじゃあ貝合わせにも、なってないわ」

 淫魔の言葉を受けて、男はカッと頭に血を昇らせた。
 腰を引くと、彼女の股へと手を伸ばした。
 
(ちんぽの挿入が出来ずとも、手で女を喘がせる事が出来れば、まだ俺は男だ……!)

 縋るような悪あがきは、手首を掴まれ、失敗に終わった。
 
「その細い腕で何をするつもりだったの?」

 男は何も言えなかった。
 
「こんなに、おっぱいぶるぶるさせて、男みたいな事しちゃ駄目よ」

 淫魔が胸を鷲づかみし、乱暴に揉むと、男は苦悶の表情を浮かべた。
 
「痛かった? でも大丈夫よ。適切な方法を取れば、男の身体より、ずっと気持ち良くなれるんだから」

 彼女は鞄を逆さにして、中身を揺さぶり落とした。
 バイブ、ローター、縄、様々な性具が散乱する。
 それは女を責め、喘がせる物だ。
 女になり始めている男にとって、それは恐ろしく見えた。
 責め立てられ、女としての快感を覚えてしまえば、二度と戻れなくなる気がしたのだ。
 男よりも、ずっと気持ち良くなれる、と言った淫魔の言葉が、大げさには思えなかった。
 中途半端な女性器から伝わる、感じた事のない甘い疼きが、それを証明していた。
 
「さ、たっぷりと喘ぎ声を聞かせてちょうだい」

 性具が宙を浮き、縄が独りでに男の身体に巻きつく。
 電柱を背に付け、縛り上げられた女の身体に、貪りつく様にして、性具が取り付いていった。
 
「あっ、あぁぁぁっ!!」

 乳首にローター、女性器とアナルには、バイブをくわえ込んだ。
 もはや、彼が男だった痕跡は、首から上にしかない。
 若く瑞々しい女の身体に、男の頭を持つ彼は、野太い声で女の様に喘いだ。
 
「あっ、あんっ、あぁぁーっ! い、いいっ、気持ち良いっ、あんっ、あぁんっ!!」

 女の快楽に喘ぐ男の声に、淫魔は酔いしれた。
 しばしそれに聞き入った後、化粧品を用いて男の身体に、猥褻な言葉を書き込んだ。
 額には『変態女男』下腹部には、『おちんぽください』と。
 淫魔は携帯を取り出し、その姿を写真に収めると、満ち足りた表情を浮かべた。
 淫らさと混沌こそが、彼女達、淫魔にとっての糧であった。
 沸き上がり続ける快楽に男は、狂い始めていた。
 
「ああぁぁぁっ、ちんぽ取られて気持ち良くなってる……あっあっ、あぁ……おまんこぉ、おまんこ気持ち良いぃ……」

「くすくす。おちんちん、取られて気持ち良くなっちゃったの?」

「あぁぁー……気持ち良いです……うっ、うう……あっ……」

「あら本当? これでも?」

 淫魔は男に魔法をかけて、一つの映像を見せた。
 それは、彼女自身が、屈強な男に股を開き、男根に喘いでいる姿だった。
 
「あっ、あぁぁー!! あーっ!!」

 どうにもならない現実と屈辱に、男は喚き散らした。
 淫魔はにこりと笑い、さよならを告げた。
 取り残された男の中で、屈辱が快楽へ変わり始める。
 膣内で蠢くバイブレーションが、伝える快感に負けたのだ。
 陰茎が無くなった事と、その快感は、密接に繋がっている。
 
「あぁ、おまんこ気持ち良いぃ……ちんぽ無くなって、気持ち良くなってるぅ……あぁ……」

 淫魔の存在は、世の中に知れ渡らない様、巧妙に隠蔽されている。
 昼は会社員、夜は露出狂の二重生活を送っていたこの男も、闇に消えるのだろう。
 哀れな男の喘ぎ声は、夜中響き渡っていた。
 
 
 おわり
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